ピアノ教室で本格的にピアノを習い始める年齢として、3歳スタートは早いかもしれません。
でも実はこの年齢だからこそ、大きな成長が期待できる時期でもあります。
実際に娘が通い始めてみると、3歳年少の子どもでもピアノの楽しさは理解できるし、子どもの吸収力の早さに驚くことも。
我が家の3歳児が1年間のピアノレッスンでどんな成長を遂げたのか、そしてその過程で実際に使った教本を詳しくご紹介します。
これからお子さんにピアノを習わせたいと考えている方にも、ぜひ参考にしていただける内容です♪
目次
幼稚園年少の春からピアノ教室のレッスン開始

娘がピアノを習い始めたのは、幼稚園入園と同時でした。
3月のうちに複数の体験レッスンに参加してピアノ教室を決定し、4月から自宅近くの個人ピアノ教室のレッスンを受けることに。
ペースは週1回40分です。
入会してすぐは指の力が弱すぎた3歳児
体験レッスンでは娘の人生で初めて大きなグランドピアノを目にし、実際に弾かせてもらったところ、娘の指の力が弱すぎて音が鳴りませんでした(笑)
同時に体験レッスンに参加した5歳息子は弾けていたので、
「3歳にピアノ教室はまだ早いのかな?」
とも思いました。
しかし、ピアノ教室の先生の提案でアップライトピアノを弾かせてもらったところ、こちらは3歳娘でも弾くことができたので、指の力が付くまではアップライトピアノでレッスンをしてもらうことになりました。
受け入れてくれた先生に感謝です。
関連記事はこちら▶3歳からピアノは早い?娘がピアノを始めたきっかけと親が気をつけたこと
ちなみに家では電子ピアノで練習をしています。
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ピアノ1ヶ月目:ピアノに触れる楽しさを知る

ピアノ1か月目で使用したピアノ教本
ピアノ教室の初回で先生が3歳娘に用意してくれたピアノ教材は全部で3冊でした。
- ぴあのくらぶ①
- ドレミランド幼児版ONE(ワン)
- ぴあのぴあの①
いかにも幼児向けのピアノ教本!という内容で、カラフルな絵が描いてあったり、ピアノ楽しい♪という雰囲気がにじみ出ています。
ちなみに5歳年長息子が初回に用意してもらった教材は
- ぴあのくらぶ①
- こどものバイエル上巻
- ぴあのぴあの②
だったので、ピアノ初心者という点では同じでも年齢によってピアノ教材が変わるんだと印象的でした。
ピアノ=楽しいものという意識を育てることが大切
ピアノを始めたばかりの頃はまず「ピアノ=楽しいもの」という意識を持ってもらうことが大事だとピアノ教室の先生が言っていたのが印象的でした。
「自宅練習は毎日した方が良いのはもちろんですが、嫌がるようだったら無理強いしなくて大丈夫です」
と先生がおっしゃってくれたこともあり、娘がピアノに触る時間は1日0~5分程度。
次のレッスンまでの1週間のうち、週末の2回しかピアノに触れていない週も全然ありました。
それでも教材の難易度が低いので、レッスンはサクサクと進んでいきます。
レッスン内容はドレミの位置を覚えたり、ドレミに対応した指番号で弾くことがメインでした。
この時期は、とにかく「やりたい!」という気持ちを育てることが最優先な1か月目だと感じました。
また、娘は幼稚園に入園してすぐだったこともあり、できるだけ娘に負担がかからないように気を配っていました。
ピアノ3ヶ月目:簡単な曲にチャレンジ!

ピアノ3か月目で使用したピアノ教本
ピアノを習い始めて3か月が経つころには、レッスン初回で購入したピアノ教本はほぼクリアしていました。
(なお、娘は夏産まれでこの時期に4歳になっており、以降は4歳の挑戦になります。)
ピアノレッスン3か月目に4歳娘が使用していた教材は、
- ぴあのくらぶ②
- 幼児のピアノ入門こどもはピアニスト1
- ぴあのぴあの②
です。
「ぴあのくらぶ①」と「ぴあのぴあの①」がそれぞれ②にレベルアップして、ドレミランド幼児版ONEを弾き終えた結果、こどもはピアニストという教材をおすすめしてもらいました。
この時点で、まだ「こどものバイエル上巻」はもらえません。
教材選びは先生にお任せしていたので、4歳娘にとって最適な教材を選んでくれていたのだと思います。
簡単なメロディを両手で弾けるように!
3ヶ月が経つ頃には、ドレミの位置を少しずつ覚えて、片手で簡単な曲が弾けるようになってきました。
右手で「チューリップ」などの簡単なメロディを弾くことができます。
この頃から、練習を毎日の日課にするよう心がけました。(といっても、無理のない範囲で!)
ピアノ6ヶ月目:両手演奏に挑戦!

ピアノ6か月目で使用したピアノ教本
ピアノを習い始めて半年も経過すると、それなりに指の動きがスムーズになってきます。
使用していたピアノ教材は、
- こどものバイエル上巻
- ぴあのぴあの③
- 幼児のピアノ入門こどもはピアニスト1
です。
ようやく!ついに!
4歳年少娘が「こどものバイエル上巻」を学習しはじめました。
年長息子の初回レッスンに追いついたということでしょうか(笑)
やっぱり子どもの2歳差の成長の壁は大きいです。
私自身が子どもの時にバイエルで練習していたのもあり、なんとなく「ピアノ練習=バイエル」と思っていたので、少し嬉しかったです。
「ぴあのぴあの②」をクリアして③に進化し、「こどもはピアニスト」は弾き終わっていないので継続です。
簡単な両手奏が可能に!
ピアノ教室で習い始めて半年が経つと、簡単な両手奏が出来ます。
右手は四分音符がメインで手を動かさずに弾ける範囲(ドレミファソなど)、左手は全音符や二分音符がメインです。
左手の和音(ドとソの同時弾きなど)も少しずつ登場します。
両手奏は最初こそ難しかったものの、少しずつ慣れていくと「できた!」の達成感が増えて、娘のやる気アップにつながりました。
ピアノ9ヶ月目:発表会に向けての準備スタート

ピアノ9か月目で使用したピアノ教本
- こどものバイエル上巻
- ぴあのぴあの③
- 幼児のピアノ入門こどもはピアニスト1
ピアノ教室で習い始めて9か月が経過しました。
40曲以上が掲載されている「こどものバイエル上巻」は順調にクリアしているものの、まだ終えてはいません。
他の2冊も引き続き継続で、この頃から教材を買う頻度が少し落ちてホッとしました(笑)
初めてのピアノ発表会への参加が決定!
3歳(年少)の4月に習い始めて9か月後の年明け1月。
ピアノ発表会への参加が決定しました。
娘が習い事で通っているピアノ教室は毎年ゴールデンウィークに発表会を開催しているため、娘が入会した4月時点ですでにプログラムが作り終えており、最初の年は出ることができませんでした。
小学生の子どもたちは発表会の半年前(12月)に発表会用の曲を決めて練習が始まるようです。
娘を含めた幼児さんたちはあまり早くに練習を始めても飽きてしまうこともあり、発表会の曲が決定したのは3か月前(2月)のことでした。
ソロで3曲・親子連弾で1曲の合計4曲です。
- 簡単な曲をしっかり仕上げる
- 暗譜にチャレンジ
- 人前で緊張しないための練習(おうちで家族の前で弾く)
など、いつものピアノ練習とは少し違う雰囲気に娘はやる気満々!
発表会を目標にしたことで娘の集中力がアップし、練習へのモチベーションも上がったように思います。
1年後:ピアノ練習が毎日の習慣に!

ピアノ1年経過時点で使用したピアノ教本
- こどものバイエル下巻
- ぴあのぴあの④
- ぴあのドリームレパートリー3
画像は娘が実際に使用していた教材たちです。
ピアノを始めて1年が経過したころ、「こどものバイエル上巻」は弾き終えて下巻に入りました。
関連記事はこちら▶こどものバイエル上巻を4歳でスタート!クリアするまでの期間&難しかったポイントをレビュー
他の教材もそうですが、難易度が少しづつ難しくなってきました。
また、「ぴあのぴあの④」では付点四分音符が登場し、リズム感が必要になってきます。
弾ける曲のレベルが上がったことにより、「ジングルベル」や「ロンドン橋」などの娘が知っている曲が登場するので嬉しそうでした。
ピアノ経験者の私は初見で弾けるレベルの曲ですが、全く未経験の夫より4歳娘の方が上手に弾けます。
4歳の小さな子どもでも1年間ピアノ続けることで大人以上の力を発揮できることに驚きました。
娘もとっても嬉しそうで「お父さん教えてあげるね♪」とピアノがどんどん楽しくなっているようです。
ピアノ練習が毎日の習慣に!
時にはサボりながらピアノ練習を1年間続けたことで、ピアノは娘の生活の一部になりました。
ドレミの位置ももう分かるし、ドレミファソラシドをカタカナで書くことだって出来ます。
一人で練習できる日も増え、自分で楽譜を取り出しては練習しています。
私から口を出されるのが嫌だと感じたときは、電子ピアノ付属のヘッドホンを付けて練習していたりもします。
1回5〜10分と短い時間ではありますが、毎日練習することが当たり前になり、「今日練習した?」と聞く日は無くなりました。
まだまだ難しい曲は弾けませんが、「ピアノって楽しい!」という気持ちが続いていることが何より大事だと感じています。
まとめ:3歳からピアノを始めてよかったこと

娘が3歳年少から1年間ピアノを続けてみて気づいたこと・起こった変化は、
- ピアノを弾くことが日常になった
- 3歳スタートでもそこそこ弾けるようになる
- 親子で一緒に楽しめる時間が増えた
です。
「3歳からピアノは早いかな?」と迷っている方へ。
最初はおもちゃのように遊ぶ感覚でもOKです♪
ピアノに触れる時間を作ることで自然と音楽が好きになり、長く楽しめる習い事になっていくかもしれません。
わが家の体験が、少しでも参考になれば嬉しいです♪