はじめまして🎵
このブログ「ゆるピアノはじめました♬」では、子どもの頃に3年間ピアノ教室に通い、今は趣味で再スタートした私と、レッスン歴1年ちょっとの娘との日々をつづっています。
子育ての目線から、音楽の楽しさや気づきをゆるっとお届け中です。
さて今日は、親子連弾のリハーサルでミスった私の話。
ピアノ発表会の親子連弾に向けて、娘と一緒に楽しく練習していたはずだったのに…。
リハーサルでミスを連発したのは、なんと私。
子どもはちゃんと弾けているのに、親の私が足を引っ張ってしまい、正直かなり落ち込みました。
「このままじゃ本番が不安すぎる…!」
と焦り、本番までの数日間でとある練習法を取り入れてみたんです。
今回は、親子連弾で親がミスを連発した私が、本番直前にどんな練習をして乗り越えたかという体験談を、正直に書いてみようと思います。
目次
ピアノ発表会の親子連弾にチャレンジしたきっかけ

娘の通うピアノ教室では年に1回発表会が開催されるのですが、ソロ演奏と連弾演奏の両方が行われるプログラムになっています。
兄弟姉妹で習っている子どもは兄弟姉妹で連弾。
また、小学校高学年以降は同じピアノ教室のお友達と弾いているのですが、幼児~小学校低学年はなかなか相手の音を聞いて合わせるのが難しいという理由で、
- 先生と連弾
- 親子で連弾
のどちらかを選べるようになっていました。
せっかくの機会なのと、娘はピアノ教室最年少の4歳であり、
「親と一緒の方が安心できるかな?」
という思いで私が引き受けることに。
親がミスって失敗するわけにはいかない…!
大きな舞台で娘と並んでピアノを弾くのはこれが初めての機会で、楽譜をもらってからは私自身も一から練習を始めました。
ソロとは違い、連弾はプログラム上は「余興」扱いでしたが、やはり人前でピアノを弾くというだけで十分に緊張します。
「親である私がミスをして、せっかくの娘の晴れ舞台を台無しにしたくない…!」
という思いから、正直、娘の100倍くらい練習していたつもりでした(笑)
けれど。
このときはまだ、本番前のリハーサルで自分が思いもしなかった失敗をすることになるなんて、まったく想像していませんでした。
リハーサルで親が大失敗…そのときの状況

発表会前のリハーサルは、本番のおよそ1週間前に本番と同じホールで行われました。
関連記事はこちら▶ピアノ発表会のリハーサルは必要?参加するメリットと本番への活かし方
いよいよ私たち親子の出番。
ドキドキしながらピアノの前に座ったのですが、出だしの一音でいきなり先生からストップが入りました。
「お母さんの音が大きすぎる。子どもがメインで弾く部分だから、セコンドのお母さんはもっと控えめに、伴奏に徹してあげてください。主役は子どもです。」
まさかの指摘に、頭の中が真っ白に。
娘のパートを支えるつもりが、出しゃばってしまっていたようで、恥ずかしさと焦りでプチパニックに陥ってしまいました。
大きく音を外した後に1音も弾けず…
なんとか弾き直しが始まりましたが、気持ちが落ち着かないまま演奏を続けていたせいか、曲の後半3分の1あたりで大きく音を外すという痛恨のミス。
そのまま自分のパートをどこから再開すればいいか分からなくなり、手が止まってしまいました。
最終的には娘ひとりが最後まで弾き切ってくれたのですが、私は横でただ手を置いているだけ。
申し訳なさと情けなさで、顔から火が出そうな気分でした。
リハーサル後、娘は何も責めることなくニコッと笑ってくれましたが、
「やっぱり私には無理だったのかも…」
という気持ちが湧いてきて、正直、落ち込みました。
ピアノ発表会の本番直前に取り入れた「練習方法」

リハーサルでの大失敗を受けて、
「このままでは本番もまた同じことを繰り返すかもしれない…」
という不安に押しつぶされそうになりました。
でも、ここで逃げたら後悔する!と思い直し、そこから本番までの数日間、練習方法をガラッと見直すことに。
娘のパートを録音して途中から入る練習を開始!
まず取り組んだのは、娘のパートを録音し、それに合わせて自分が途中から入る練習。
本番でミスをしても立て直せるように、途中からでもすぐに入れるようにするための練習を重点的に行いました。
今までの連弾の練習では通しで弾くことが多かったのですが、「部分練習」の大切さをこのとき改めて実感。
正直、リハーサルを行うまでは、
「私がミスをするわけがない」
と心のどこかで思っていたんですよね。
4歳が弾く曲ということもあり楽譜自体が簡単かつテンポがゆっくりなのと、たくさん練習した自負もあるため、家では「娘がミスをしたときにどう立て直すか」という練習をしていたほどです(笑)
でも、本番という緊張感に弱いのはおそらく娘より私の方。
幼稚園で発表会や運動会を行っている娘とは違い、専業主婦の私は人前に出る機会なんてほとんどありません。
年に2回ある保護者会での自己紹介ですら、緊張して上手に喋ることができないレベルです。
そのため、本番でミスをすることを前提とした練習に切り替えました。
楽譜に書き込みも追加
さらに、これまでは娘のパートに先生だけが楽譜に書き込みをしていたのですが、自分のパートにも書き込んでみました。
もう本番まで1週間を切っているため娘のピアノレッスンは1回も無いので、楽譜を先生に見られることもないという思いで、思い切って書き込んでみたのです。
- 「間違えたらここから入る」→ 該当箇所に「V」マーク
- 「この休符を意識する」→ 休符を〇で囲む
- 「最後は rit でゆっくり終わらせる」→ ritの文字を蛍光ペンでマーク
など、自分なりに分かりやすいマークをすることで、気持ちがぐっとラクになったんです。
「娘の演奏を支える」意識で音量バランスを調整
音量のバランスについても、親子連弾の録音を何度も聴きながら、
- 「ここは目立たないように」
- 「ここはちょっとだけ伸びやかに」
など、細かく調整。
娘と息を合わせるというよりも、「娘の演奏を陰からそっと支える」という意識に切り替えることで、演奏そのものが安定してきたように感じました。
ピアノ発表会本番当日の様子と親子連弾の結果

ついに迎えた本番当日。
舞台袖に立つだけで心臓がバクバクするような緊張感の中、娘と一緒にピアノの前に座りました。
リハーサルでの大失敗が頭をよぎりつつも、あのときに取り入れた練習方法を思い出し、
「大丈夫、大丈夫」
と自分に言い聞かせながら、深呼吸。
娘も緊張していたはずですが、こちらをチラッと見てにこっと笑ってくれたことで、少しだけ気持ちが軽くなりました。
大きなミスなく最後まで弾き切ることに成功
演奏が始まると、完璧とは言えないながらも、大きなミスなく最後まで弾き切ることができました。
途中で「あ、今ちょっと音がズレたかも?」という瞬間もありましたが、そんなときも顔を見合わせて笑って、すぐに持ち直せたのが親子連弾ならではの温かさだなと感じました。
演奏後、娘は「ちょっと失敗しちゃったけど楽しかった!」と笑顔で言ってくれました。
その表情は自信にあふれていて、なんだかとても誇らしげで。
私自身も、「間違えないように弾くこと」だけが目的ではなく、「一緒に音楽を楽しむこと」がこんなにも大切だったんだと気づかされた瞬間でした。
まとめ:失敗から学んだことと親子連弾の魅力

リハーサルでの大失敗、本番直前の焦りや不安…。
それでもあの日、娘と一緒にステージに立って音を奏でたことは、間違いなく私の宝物になりました。
親子連弾はただ一緒に弾くだけのものではなく、気持ちを合わせて同じ目標に向かって頑張る時間そのものがかけがえのない思い出。
小さな手で一生懸命に鍵盤を押さえ、私の音を聴きながら弾いてくれた娘の姿が、今も心に焼きついています。
「失敗したらどうしよう」
と思っていたあの頃の私に伝えたいのは、失敗があっても、それを一緒に乗り越える時間が何より尊いということ。
本番で少しつまずいたとしても、親子で顔を見合わせて笑って、また前を向ける。
そんなあたたかい経験ができるのが、親子連弾の魅力なのだと実感しました。
この日のことは、きっと私にとっても一生忘れられない思い出になるでしょう。
そして何より、「楽しかった!」と笑顔で言ってくれた娘の言葉が、私のすべての努力を報いてくれました。
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