こんにちは🎵
「ゆるピアノはじめました♬」では、ピアノが趣味の私と、ピアノ歴1年ちょっとの娘との日々を、子育てならではの視点でお届けしています。
子どものピアノ発表会。
ステージの上で一生懸命に演奏するわが子の姿に、思わず胸が熱くなったという方も多いのではないでしょうか。
そして演奏が終わったあと、つい「間違えちゃったね」と口にしてしまった…
そんな経験がある方も。
実は、発表会後の“声かけ”は、子どもの今後のやる気や自己肯定感に大きく影響します。
この記事では、ピアノ発表会の感想を子どもにどう伝えるかについて、「成長を促す褒め方」と「上手な振り返り方」をお伝えします🎵
目次
ピアノ発表会後の“最初のひとこと”が未来を変える?

ピアノ発表会が終わった直後、子どもはさまざまな感情を抱えています。
- 緊張から解放されてホッとしている
- 演奏のミスを気にして落ち込んでいる
- 上手に弾けて嬉しい!と喜んでいる
そんな時、大人がどんな言葉をかけるかで、子どもの心の向きが大きく変わります。
ここで大切なのは、「結果よりも、取り組みや努力を認める」こと。
たとえば……
- 「最後まで堂々と弾けて、すごくかっこよかったよ」
- 「毎日練習がんばってたもんね、その成果がちゃんと出てたよ」
というように、「〇〇ができた」よりも「〇〇してきたね」と過程に注目した言葉がけがおすすめです。
「褒める」だけじゃない感想を伝えるときの3つのポイント

子どもの気持ちをまず聞く
発表会直後、親はつい感想を言いたくなりますが、まずは子ども自身の感想を聞くのがベスト。
- 「どうだった?」
- 「緊張した?」
- 「楽しかった?」
- 「どこがうまくいったと思う?」
といった質問から始めて、子どもの気持ちを引き出してあげましょう。
そうすることで「親は自分の気持ちを大事にしてくれるんだ」という信頼感につながります。
感動をストレートに伝える
親が感動したポイントを、そのまま素直に伝えるのもとても効果的です。
- 「〇〇ちゃんの音色、きれいで涙が出そうになったよ」
- 「ドレス姿、まるでプリンセスみたいだった!」
- 「舞台に立っているだけで、ママは誇らしかったよ」
こうした言葉は、子どもにとってかけがえのない自己肯定感の土台になります。
「できたこと」に目を向ける
つい「間違えたところ」に目が行ってしまいがちですが、発表会後は「できたところ探し」をしましょう。
たとえば…
- 指使いがスムーズだった
- 自分でお辞儀ができた
- 最後まで止まらずに弾けた
- 音が前よりも豊かになった
些細なことでもOK!
「こんなに成長したね」とフィードバックしてあげると、子どもは自分を認められる喜びを感じます。
ピアノ発表会のあとに“振り返りタイム”を作ろう

感想を伝えたら、後日あらためて「振り返りタイム」を設けるのもおすすめです。
ピアノの先生もレッスン内でそうした時間をとってくださる場合が多いですが、家庭でも簡単にできます。
以下のような流れで、親子でふりかえってみましょう🎵
ステップ1:よかったところを3つ出す
「今回はここがよかった!」
というポイントを、子どもと一緒に3つ挙げてみましょう。
例えば…
- 練習よりも強弱が上手につけられた
- 最後まで止まらずに弾けた
- 一番苦手だったところを乗り越えた
このときも「正確に弾けたかどうか」だけでなく、表現や挑戦した姿勢にも注目してあげると◎。
ステップ2:次にやりたいことを聞く
- 「次はどんな曲にチャレンジしたい?」
- 「また発表会に出たい?」
など、未来につながる話をするのもおすすめです。
もしうまくいかなかった部分があっても、
- 「今度はそこをもっと練習したら、もっと素敵になりそうだね」
- 「難しいところにチャレンジしたから、また成長できるね」
と前向きにとらえてあげましょう。
NGな声かけ例とポジティブな言いかえ

子どもの成長を思うがゆえに、ついこんな言葉をかけていませんか?
NGな声かけ | ポジティブな言いかえ |
「あそこ、間違えたね」 | 「あの部分、最後まで弾けてよかったね」 |
「もっと練習しておけばよかったのに」 | 「今回はたくさん練習してたから、自信になったね」 |
「○○ちゃんの方が上手だったね」 | 「○○ちゃんの演奏も素敵だったね。あなたのここもよかったよ」 |
親の言葉は、思っている以上に子どもの心に残ります。
少し視点を変えるだけで、子どものやる気をぐっと引き出せますよ🎵
まとめ|“褒める”は、愛を伝える魔法のことば

ピアノ発表会は、ただの「音楽の発表」ではありません。
子どもが挑戦し、努力し、成長した「ひとつの物語」です。
だからこそ、発表会のあとの感想は「上手・下手」ではなく、「頑張ってきた姿を見てどう感じたか」を伝えてあげましょう。
そして、できれば発表会の写真や動画を見ながら、もう一度「がんばったね」と褒めてあげてください。
褒めることは、愛を伝える魔法のことば。
その言葉の力で、子どもはまた次のステージへ、一歩を踏み出すことでしょう。
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