- 「うちの子、ピアノは好きなんだけど、練習となると全然やらない…」
- 「“練習しなきゃ”って言った瞬間、やる気ゼロに…」
そんなお悩み、ありませんか?
特に未就学児〜小学校低学年のうちは、“練習”という言葉自体がプレッシャーになってしまうことも。
でも逆に言えば、遊びの延長のようにすれば、自分からピアノに向かうようになることもあるんです!
今回は、ピアノ練習が“遊びの時間”に変わる、幼児向けのおすすめ練習アイディアを5つご紹介します🎵
楽しみながらピアノが上達できるコツが詰まっていますよ!
目次
「ピアノビンゴ」でワクワク練習!

ピアノの練習をビンゴゲームに変えるアイディアです。
あらかじめ、マス目に練習内容やお題を入れておきます。
たとえば
- ドの音を3回弾く
- 片手ずつゆっくり弾く
- 強く・弱くで弾き分けてみる
- 歌いながら弾いてみる
- 目をつぶって1音だけ弾いて当てっこ!
など、簡単で楽しい課題を並べるのがコツです。
1日1マスずつでもOK、ビンゴが揃うたびに小さなごほうびを用意しても盛り上がります!
自分でマスを選べる仕組みにすると、
「今日はどれにしようかな?」
とワクワクしながらピアノに向かってくれるようになりますよ。
「ママ(パパ)先生ごっこ」で主導権チェンジ!

幼児は“ごっこ遊び”が大好き。
それを活かして、親が生徒役・子どもが先生役になる「先生ごっこ練習」をしてみましょう。
子どもに「今日のレッスンお願いします!」と頼んでみて、わざと間違えたり、音を外して「え〜?ちがった?」とリアクションすると、子どもは大喜び!
「もっとこうやって弾くんだよ」
と教えてくれることで、自然と音や弾き方を意識できるようになります。
この遊びは、ピアノの知識がなくても親が簡単に関われるのもメリットです。
“自分が教える”という体験が、子どもの自己肯定感にもつながります。
「ストーリー付き演奏」で音に物語を

「ただ弾く」だけでなく、演奏にストーリーをつけて遊ぶ方法です。
曲にあわせて、オリジナルのお話を作ってみましょう。
たとえば
- この曲は“雨が降ってきた”お話
- 最初はおばけが出てくるけど、だんだん仲良くなる物語
- 左手が“かみなりさん”、右手が“太陽くん”の会話
など、子どもと一緒に想像力をふくらませながら演奏してみてください。
- 「この音が風の音みたい!」
- 「ここは森の中を歩いてるところかな?」
など、曲に命が吹き込まれたように感じられると、自然と感情を込めて弾くようになります。
ピアノ=表現する楽器という感覚を、遊びの中で育てることができます。
関連記事はこちら▶子どものピアノ練習で表現力を意識し始めるのはいつから?今日からできる表現力の育て方
「タイムチャレンジ」でゲーム感覚!

同じ練習でも、タイマーを使うだけで子どもの集中力がぐんとアップします。
おすすめなのは、
- 「30秒チャレンジ」
- 「1分集中!」
などのタイムチャレンジ。
たとえば
- 30秒間で同じフレーズを何回ミスなく弾けるか
- 1分間だけ全集中して練習する(→成功したらハイタッチ!)
- タイマーが鳴ったらポーズ!「ピタッとストップゲーム」
など、短時間の練習に遊び要素を加えることで、「やる気スイッチ」が入りやすくなります。
特に集中が長く続かない年齢の子には、この“時間を区切る”方法がとても有効です。
「ぬりえ練習表」で毎日の積み重ねを可視化!

練習の記録を“ぬりえ”で残す仕組みも、幼児には効果的。
あらかじめピアノや動物などの可愛い塗り絵を準備しておき、練習が終わるたびに1マスずつ色を塗る、というものです。
毎日続けることで、「今日も色ぬるぞ〜!」と子どもが自主的にピアノに向かうようになります。
ポイントは、
- 完璧に弾けなくてもOK
- 1曲だけでもOK
- ピアノに向かったら“できた”にする!
というゆるさ。
練習そのものが目的ではなく、“継続する楽しさ”を体感することを重視してください。
ぬりえの進み具合が目に見えると、達成感もアップしますよ。
遊び×ピアノ=最強のやる気アップ!

子どもにとって、“遊び”と“学び”の境目はとてもあいまいです。
だからこそ、「練習=楽しい」「ピアノ=遊びの一部」と思えるようになれば、自分からどんどん弾くようになります。
今回紹介したアイディアは、どれも難しいテクニックや長時間の練習を必要としないものばかり。
親がちょっと工夫するだけで、ピアノの時間が“楽しいひととき”に変わります。
おさらい:幼児におすすめ!遊び感覚のピアノ練習アイディア5選
- ピアノビンゴ:ゲーム形式で達成感&選べる楽しさ
- 先生ごっこ:子どもが主役になって教える体験
- ストーリー演奏:音に物語をのせて感情表現UP
- タイムチャレンジ:短時間集中でゲーム感覚!
- ぬりえ練習表:達成感を“見える化”でやる気キープ
ピアノの練習は、「上達させること」だけが目的ではありません。
“音を楽しむ心”や“やってみたいと思う気持ち”を育てることが、何より大切です。
ぜひ、お子さんに合った遊び方を見つけて、一緒に楽しんでくださいね🎵