「音大」と「芸大」の違いとは?カリキュラムや学費・大学卒業後の進路を徹底比較

こんにちは🎵

こちらのブログ「ゆるピアノはじめました♬」では、子どもの頃にピアノ教室に通い、大人になってから再び趣味としてピアノを楽しんでいる私と、レッスン歴1年ちょっとの娘との毎日をつづっています。

子育ての視点から、音楽のある暮らしの楽しさをゆるやかにお届けしています。

「ピアノが好き」「音楽を続けたい」

そう思ってきた高校生やその保護者の方の中には、進路を考えるタイミングで

  • 「音大に行く?それとも芸大?」
  • 「そもそも何が違うの?」

と戸惑う方も多いのではないでしょうか。

今回は、音大と芸大の違いやそれぞれの特徴、向いているタイプなどを分かりやすくお伝えしていきます。

専門的な言葉はなるべく避けながらやさしく、でもしっかりお届けしますね。

「音大」と「芸大」の基本的な違いとは?

まず、「音大(音楽大学)」「芸大(芸術大学)」は、どちらも芸術分野を学ぶための高等教育機関ですが、フォーカスしている分野や学び方に違いがあります。

音大(音楽大学)

音楽に特化した大学で、クラシックを中心にピアノ・声楽・管弦打楽器・作曲・音楽教育など、音楽そのものを専門的に学ぶ場所です。

音楽の演奏技術や理論を徹底的に学び、将来的には演奏家や指導者、音楽教師、音楽療法士などを目指す人が多く通います。

芸大(芸術大学)

音楽だけでなく、美術・デザイン・演劇・映像など、より広い芸術分野をカバーしています。

芸大の中には音楽学部がある大学もあり、そこでは音楽を学ぶことができますが、環境や学び方は音大とは少し異なります。

たとえば、東京藝術大学は「芸大」の代表例で、音楽学部と美術学部を持つ総合的な芸術大学です。

音大と芸大のカリキュラムの違い:どんな勉強をするの?

音大のカリキュラム

  • 主専攻の実技レッスン(週1〜2回)
  • ソルフェージュや和声などの音楽理論
  • アンサンブルやオーケストラ
  • 音楽史、音楽教育学 など

まさに音楽漬けの4年間です。

練習時間が非常に多く、学内外での演奏機会も豊富です。

芸大の音楽学部のカリキュラム

  • 実技に加え、よりアカデミックなアプローチが重視される場合も
  • 分野によっては他の芸術分野(映像や舞台など)と連携する授業があることも

芸術全体の中で音楽を学ぶため、より「表現」や「芸術性」に重きを置いた内容になる傾向があります。

音大と芸大の学費の違い:どちらが高い?

音大の学費

私立音大の場合、年間200〜250万円程度が一般的です(入学金を除く)。

さらに、個人レッスン費用や楽器のメンテナンス、発表会の費用など、プラスでかかる費用も。

芸大の学費

国立芸大の場合は学費は他の国立大学と同様で比較的安く、年間60万円前後。

ただし競争率が高く、入試対策に時間とお金がかかることも。

卒業後の進路:音大・芸大出身者はどんな仕事に?

音大出身者の進路例

  • プロの演奏家(ソロ・伴奏・オーケストラなど)
  • ピアノ講師・音楽教室勤務
  • 学校の音楽教員
  • 音楽療法士
  • 音楽系企業(楽器メーカー、音楽出版社など)

芸大出身者の進路例(音楽系)

  • 演奏家・作曲家・編曲家
  • 舞台芸術・映像制作とのコラボレーター
  • アートマネジメント・舞台制作

芸大の音楽学部卒は、より「芸術的な表現者」や「作品を創る側」に進む傾向があり、音大出身者は「音楽を伝える」「教える」「演奏する」といった道が多く見られます。

音大?芸大?どちらに進むべき?

どちらが良い・悪いではなく、どんな未来を描きたいかが大切です。

音大が向いている人

  • 演奏技術を高めたい
  • 音楽を仕事にしたい(講師・教員など)
  • 音楽の道を“職業”として考えている

芸大が向いている人

  • 音楽+αの表現(演劇・映像など)にも興味がある
  • 芸術としての音楽を深く学びたい
  • 表現力や創造性を軸に活動したい

「音楽を“生き方”として捉えたいのか、“仕事”にしたいのか」

そんな視点から考えてみるのも一つの手です。

進路に迷ったときのアドバイス

どちらに進むか迷ったときは、実際にオープンキャンパスや学校説明会に足を運ぶのがおすすめです。

パンフレットだけでは分からない空気感や先生の雰囲気など、直に感じることで気づくこともたくさんあります。

また、音楽の進路に関しては、ピアノの先生や音楽教室の講師の方にも相談してみてください。

自分の得意分野や性格をよく知っている人からのアドバイスは、大きなヒントになります。

そして何より、自分が「この道に進んでみたい」と思える気持ちを大切にしてくださいね。

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