こんにちは♬
このブログ「ゆるピアノはじめました♬」では、日々の育児とともにピアノを楽しんでいる私と、ピアノ歴1年ちょっとの娘の成長を、音楽のある暮らしとして発信しています。
先日、久しぶりにベートーヴェンの「エリーゼのために」を弾いていたら、4歳の娘に「ねぇ、エリーゼって何?」と聞かれました。
確かに、子どもにとっては“ブルボンのお菓子”の名前みたいなもの。
改めて考えると、私自身も詳しく知らなかったので調べてみることに。
この記事では、そんな素朴な疑問「エリーゼって誰?」への答えを中心に、「エリーゼのために」を演奏したい人に向けて、曲の背景や難易度、演奏のコツまで、やさしく丁寧にお伝えしていきます。
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目次
「エリーゼのために」ってどんな曲?

ベートーヴェンが作曲した有名な小品
「エリーゼのために」は、クラシックの作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1810年に作曲したとされるピアノ曲です。
冒頭の「ミレ♯ミレ♯ミシレドラ」という繰り返しが特徴的で、誰もが一度は耳にしたことがあるメロディではないでしょうか。
原題は「Für Elise(フュル・エリーゼ)」。
ドイツ語で「エリーゼへ」という意味です。
短くて覚えやすいメロディながら、表情豊かな演奏ができることから発表会の定番曲としても人気です。
エリーゼって誰?
私も娘に聞かれて初めて「そういえば誰だろう」と思ったのですが、実はこの“エリーゼ”が誰だったのかについてはいくつかの説があり、はっきりとはわかっていないんです。
もっとも有力な説は、ベートーヴェンが好意を寄せていた女性「テレーゼ・マルファッティ」のことではないかというもの。
写譜時の読み違いで「テレーゼ」が「エリーゼ」になったという説があります。
他にも歌手のエリザベート・レッケルだったという説も。
つまり、「エリーゼって誰?」という問いには、
“実は正体不明。でも、ベートーヴェンが大切な誰かのために書いた愛のこもった曲”
というのが、いちばん正しい答えなのかもしれません。
小学生の頃、私が「エリーゼのために」を発表会で弾いた思い出

私が「エリーゼのために」に出会ったのは小学生のとき。
ピアノを習い始めて3年目、最後の発表会でこの曲を選びました。
正直、当時の私にはかなり難しかったです。
中間部の速いパッセージに苦戦して、何度も先生に「手首が固いよ」と言われたことを覚えています。
それでも、この曲が好きで毎日練習しました。
演奏が終わった後、会場から拍手をもらった瞬間のことは今でも忘れられません。
最近、娘の前で久しぶりに弾いたときも、やっぱりこの曲には特別な気持ちがこみ上げてきました。
子どもの前で弾く「エリーゼのために」は、あの頃とはまた違う感動があります。
「エリーゼのために」の難易度は?

初級〜中級レベルの境界線にある
「エリーゼのために」は、一見やさしそうに聞こえるのですが、実際に弾いてみると
- 速い音階のパッセージ(中間部)
- 左手の跳躍
- 表現力が求められるフレーズ
など、意外とテクニックが必要な箇所があります。
ピアノ経験がある大人なら、練習を重ねれば十分に弾けるようになる曲です。
一方で、ピアノを始めたばかりのお子さんが発表会で弾くには、ある程度のレベルが必要です。
目安としては、ブルグミュラー25程度を終えたくらいから挑戦できる印象です。
関連記事▶ピアノ楽譜の難易度を比較!初級・中級・上級の違いとは?
弾けるようになるまでの練習期間
私の場合、子どもの頃は3か月ほどみっちり練習して弾けるようになりました。
大人になって再挑戦したときは、1日30分の練習で少しずつ指が思い出してきて、1週間後には通して弾けるように。
「エリーゼのために」は、
部分練習→つなげて通す練習→表現をつける練習
という順序で段階的に取り組むのがコツです。
関連記事▶ピアノに表現力がないと感じたら?音に気持ちをのせるためのヒントと練習方法
「エリーゼのために」を弾くための練習ポイント

ポイント1:右手のメロディを丁寧に
冒頭のメロディは誰もが知っているからこそ、丁寧に、感情をこめて弾くことが大切です。
音の強弱や間の取り方にも気を配りましょう。
ペダルを使うときは、音が濁らないように注意が必要です。
ポイント2:中間部の速いパッセージはゆっくり練習から
中間部の速い部分は、最初からテンポ通りに弾こうとせず、片手ずつゆっくり練習するのがおすすめです。
手首の柔らかさがカギ。
無理に力を入れず、リラックスして弾くよう意識しましょう。
ポイント3:左手の跳躍は目と耳でカバー
左手の跳躍部分は、目で鍵盤の位置をしっかり確認しながら、音を外さないように何度も練習しましょう。
慣れてくると、耳で距離感がつかめるようになります。
「エリーゼのために」は親子で楽しめる名曲

ピアノを習っているお子さんにとって、「エリーゼのために」は憧れの曲の一つ。
わが家でも、娘が「ママみたいにこれ弾けるようになりたい!」と言ってくれて、うれしい気持ちになりました。
親が先に練習して弾けるようになると、お子さんのやる気もぐっと上がります。
今では、娘と一緒に「ここはどう弾いたらいいかな?」と相談しながらピアノ時間を楽しんでいます。
まとめ:「エリーゼのために」は今も昔も特別な一曲

「エリーゼって誰?」という素朴な疑問から始まった今回の記事。
調べてみると、エリーゼの正体には謎があるけれど、だからこそ多くの人の心に響くのかもしれません。
「エリーゼのために」は、演奏すればするほど味わいが増す名曲です。
ぜひ、大人のあなたも、発表会を目指すお子さんも、この曲にチャレンジしてみてください。
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