こんにちは🎵
このブログ「ゆるピアノはじめました♬」では、趣味としてピアノを再開した私と、ピアノ教室歴1年ちょっとの娘の日常を中心に、音楽と子育ての楽しさをゆるやかに綴っています。
「ピアノ、もうやめたい…」
子どもからそんな言葉が出たとき、親としてどうすればいいのか、すごく迷いますよね。
- 無理に続けさせるべき?
- それともスパッとやめるのが正解?
我が家でも、実際に娘が「ピアノやめたい」と言い出したことがあり、とても悩んだ経験があります。
今回はその体験をもとに、「ピアノを辞めるのはもったいない?」と感じたときの判断のヒントや、後悔しないための考え方についてお話ししていきます🎵
目次
5歳娘に「ピアノ辞めたい」と言われた日。親の心がぐらついた

【体験談】ピアノ歴1年4ヶ月の娘が口にした一言
娘がピアノを始めたのは3歳の春。
年少さんになったばかりの頃でした。
関連記事▶3歳&5歳の個人ピアノ教室体験レッスン!内容や料金、子どもの反応は?
最初は「鍵盤を触るのが楽しい!」「シールもらえた!」とニコニコしていたものの、1年半が経ち、バイエルの70番台に入った頃に、ぽつりと
「ピアノ、辞めたい」
と言ったのです。
正直、心の中がざわつきました。
「えっ、今⁉」
「70番台って、やっと曲らしくなってくるところなのに!」
「ここまで頑張ってきたのに、辞めるなんてもったいない…」
頭の中でそんな言葉がぐるぐると渦巻きました。
関連記事▶『こどものバイエル』70番台が難しい…娘から「ピアノ辞めたい」と言われた我が家の乗り越え方
習い事を辞めてきた過去がよぎる
実は娘、過去にもいくつかの習い事を経験しています。
ダンスは数ヶ月で辞め、サッカーも半年でリタイア。
水泳は短期教室だけでした。
関連記事▶子どもの習い事、ピアノだけで良い?我が家の習い事迷走時代とピアノだけのメリット・デメリット
その中で、ピアノは初めて「1年以上続いた」習い事。
だからこそ、親としては「やっと見つけた“続けられるもの”なんじゃないか」と期待してしまっていたのかもしれません。
でも…それって本当に、娘のためを思ってのことだったのでしょうか?
それとも、親のエゴ?
ピアノの習い事を辞めたくなる子どもたちの本音

ピアノを辞めたい理由は「つまらない」だけじゃない
子どもが「ピアノを辞めたい」と言い出す理由は、決して「もう興味がない」「つまらない」だけではありません。
よくある理由としては、
- 練習がうまくいかなくて自信をなくした
- 合格がもらえず、レッスンが楽しくなくなった
- 他の遊びや興味が増えて、時間が足りなくなった
- 先生や教室の雰囲気が合わない
- 親に「やらされてる」と感じている
など、心の奥にある“モヤモヤ”が、たまたま「辞めたい」という形で出てきていることもあります。
わが家の娘の場合は、ちょうど「難易度がぐっと上がったタイミング」と重なっていました。
一度立ち止まることも、大事な選択肢
「辞めたい」という言葉を子どもから聞くと、「続けなきゃダメ」と反射的に思ってしまうこともあります。
でも一度ピアノから距離を置いてみることで、本人の本当の気持ちに気づける場合もあります。
いっとき「辞めるつもり」で話を進めてみると、
「え、完全に辞めちゃうのはやだな…」
「じゃあ、ちょっとだけ休むのはダメ?」
と、本人の“本音”が見えてくることも。
ピアノを辞めるタイミング、「もったいない」と思わないのはいつ?

もし3年続いても「辞めるのはもったいない」と思うかも
娘の「辞めたい発言」を聞いたあと、私はふと自問しました。
「じゃあ、あと半年続けて2年経ったら?辞めてもいいの?」
「3年頑張って、ある程度弾けるようになったら?」
「その時でも、やっぱり辞めるのはもったいないって思うんじゃない?」
…たぶん、私は思ってしまうんです。
ピアノが続けば続くほど、「ここまで来たのに辞めるのはもったいない」と感じてしまう。
でも、それは本当に“もったいない”のでしょうか?
辞めることは「リセット」ではなく「卒業」
ある程度続けたあとに辞めるのは、「ゼロになる」わけではありません。
ピアノを通して身につけた
- 音感やリズム感
- 楽譜を読む力
- 集中力や努力する姿勢
- 音楽を楽しむ感性
…それらは、辞めたあともちゃんと残ります。
むしろ、「やりきった」と思える辞め方ができれば、それは「卒業」としてとても前向きなものになると思うのです。
親子で納得できる「ピアノの辞め時」をどう見つける?

「一緒にピアノを振り返る時間」を作る
ピアノの上達は、すぐに成果が見えにくいもの。
「この半年でこれだけできるようになったよ」
「最初はドしか弾けなかったのに、今は左手も動くようになったね」
と、これまでの成長を一緒に振り返ることで、「自分って頑張ってきたんだ」と気づけることもあります。
娘と一緒に、初めてレッスンで使った教本を振り返ったとき、目をキラキラさせながら「これ、なつかしい!」と弾いてくれました。
そんな姿を見て、「やっぱり音楽が好きなんだな」と実感できた瞬間でした。
「目標」を決めると心がブレにくい
たとえば、
- 「次の発表会まで続けてみよう」
- 「バイエルが終わったら一度考えよう」
- 「〇年生まではやってみる」
など、ひとつの区切りを決めておくと、親子ともに心が整理しやすくなります。
「ずっと続けてほしい」と思うのは親として自然な気持ちですが、子どもの気持ちを無視してしまうと、かえって“音楽嫌い”になってしまうことも。
「納得して辞める」ことができれば、またいつか「やっぱりやりたい」と戻ってきてくれるかもしれません。
関連記事▶子どもがピアノを練習しない!辞めるべきか迷った時の判断ポイント
まとめ:ピアノを辞めること=失敗じゃない

ピアノを辞めることを「失敗」や「挫折」と感じてしまう親御さんも少なくありません。
でも、音楽は人生のどこかで必ず役に立つもの。
習い事としては一旦やめたとしても、その経験は子どもの中にしっかり残ります。
「辞めるのはもったいない」
その気持ちは、愛情から生まれたものだからこそ、子どもとじっくり向き合って、一緒に「納得できる辞め方」を考えてみてくださいね。
最新情報はインスタで🎵
「ゆるピアノはじめました♬」では、これからもピアノを“楽しくゆるっと”続けるヒントや、親子で向き合う日々の気づきを発信していきます。
何か気になることや不安な点があれば、どうぞお気軽にお問い合わせフォームやInstagramのDMからお声かけください🎵
ブログの更新情報や、娘とのレッスンのこぼれ話は、Instagramでもお知らせしています☺
よかったらフォローしていただけるとうれしいです → @pianokids.jp