【教材変更ってできる?】ピアノ嫌いになる前に…5歳娘のSOSとピアノ教室の先生への相談記録

こんにちは🎵

「ゆるピアノはじめました♬」では、ピアノを習い始めて1年ちょっとの娘と趣味として再スタートした私のピアノライフ、そして子育てと音楽の日々を、気楽なスタイルで発信しています。

今回は

  • 「ピアノの教材が子どもに合っていないかも…」
  • 「先生に相談するのって気が引けるなあ…」

と感じている方に、ぜひ読んでほしい内容です。

実はうちの娘も5歳のときに、「バイエルがいや!」「もうピアノやめたい」と言い出したことがありました。

でもよく話を聞いてみると、「ピアノ自体が嫌なのではなくて、バイエルが嫌」だったんです。

このことをきっかけに、勇気を出して先生に相談してみたら、教材を変えることができて、娘のやる気も回復しました。

この記事では、その体験をふまえて「ピアノ教材が合わないときの見極め方」や「先生との上手な相談の仕方」について、実体験をもとにやさしくお伝えしていきますね。

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ピアノ教材のミスマッチが子どもの「やる気低下」につながることも

ピアノを習っていると、「この教材、うちの子には難しすぎるのかも?」と思う瞬間がありますよね。

我が家の娘(当時5歳)は、3歳の春からピアノを始めて約1年半。

順調に進んでいた「こどものバイエル下巻」も70番台に突入したあたりから、急に表情が曇り始めました。

バイエル76番。

臨時記号に加えて跳躍や指使いも複雑で、小さな手にはなかなか難しい内容です。

ほかに使っていた「ぴあのぴあの④」や「ぴあのどりーむレパートリー④」と比べると、かなり負荷が高くて…。

毎週、「バイエルはやりたくない」「レッスン行きたくない」と言うようになり、ついには「ピアノ辞めたい」とまで。

でも話をよく聞いてみると、「ピアノが嫌なんじゃなくて、バイエルが嫌」という本音が出てきたんです。

バイエルが合わない子って実はけっこう多い?

「バイエル」は昔から使われてきた定番のピアノ教材です。

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しかし、音楽的な面白さや達成感よりも“練習の積み重ね”を重視する構成になっているので、特に小さな子どもにとっては「単調」「難しい」「つまらない」と感じやすいとも言われています。

挿絵もなく、ページがモノクロ、しかも曲にタイトルが付いていない、そして難しい。

まだ5歳の娘のモチベーションは、全然あがりません。

実際にSNSやママ友との会話でも、

  • 「うちもバイエルでつまずいた」
  • 「70番台に入ってから進まなくなった」

という声をよく聞きます。

ピアノ教室の先生に「教材を変更できますか?」と伝えるのはアリ?

私も最初は「そんなこと言っていいのかな…」と迷いました。

でも先生にとっても、生徒が楽しく続けることは一番大切なことのはず。

思い切って娘の様子を正直に伝えてみました。

すると、先生から「じゃあバイエルはしばらくお休みにして、好きな教材でレッスンを進めていきましょうか」と提案が!

具体的には、「ぴあのぴあの④」と「ぴあのどりーむレパートリー④」に加えて、「ぴあのぴあの⑤」や「オルガンピアノ」の追加も検討。

レッスン時間に余裕がある分、好きな曲を深めたり、新しい教材にワクワクしたりと、娘もまた笑顔で通えるようになりました。

教材変更=後退ではない!「合う教材」がいちばん伸びる

ここで一つ、声を大にして伝えたいのが、「教材を変えるのは、甘やかしでも、逃げでもない」ということです。

正直に言うと、私自身も最初は迷いました。

  • 「バイエルをやめるって、難しい楽譜から逃げることにならない?」
  • 「上達が遅くなっちゃうんじゃない?」
  • 「ピアノ学習の王道から外れちゃって大丈夫?」

と、心のどこかで思っていたからです。

上達がゆっくりペースになることを気にするのは親だけ

ちょうど娘と同じタイミングでピアノを始めたお友だちがいて、その子はバイエルも順調に進んでいる様子。

次の発表会では、弾く曲のレベルに差がついてくるかもしれません。

でも、ふと考えました。

もし発表会で「○○ちゃんの方が難しい曲を弾いてる」となったとしても、娘自身がそれを気にするかな?

「自分の曲が簡単で恥ずかしい」なんて、まだ幼稚園児の娘が思うだろうか?

答えは、たぶん「NO」。

気にしていたのは、私のほうだったんですよね。

楽しくピアノを続けられることの方が何倍も大切

結局、「上達してほしい」「ちゃんと弾けるようになってほしい」と思っていたのは親である私の期待であって、本人にとっては「楽しくピアノ教室に通えるか」「好きな曲が弾けるか」のほうが何倍も大切なこと。

無理に難しい教材を続けて、ピアノ自体が嫌いになってしまうよりも、「今の子どもに合った教材」で自信をつけていくほうが、結果的に伸びていくと感じました。

一歩引いて見てみると、「教材を変える=後退」ではなく、「ピアノを続けるための前向きな工夫」なんですよね。

子どもにとっても、親にとっても、ピアノが“楽しい習いごと”であり続けるために、柔軟に選択肢を持つことはとても大切だと思います。

ピアノ教室の先生に教材変更したいことを伝えるときのポイント

ピアノ教室の先生に、どう伝えたらいいのか悩んでいる方に、私が先生に相談したときのポイントをシェアしますね。

  1. 「やめたい理由」を冷静に伝える
     「バイエルになると練習の手が止まってしまう」「最近楽しそうじゃない」など、子どもの変化を具体的に伝えました。
  2. 他の教材で楽しそうな様子も伝える
     「ぴあのぴあのの曲は楽しそうに弾いている」など、どんな曲が合っていそうかもあわせて伝えました。
  3. 「続けさせたい」という親の気持ちを正直に
     「娘がピアノを嫌いになってほしくないんです」と素直な気持ちを伝えたことで、先生も親身になって考えてくださいました。

教材変更後の娘の様子

バイエルをお休みしてから、娘の表情がぱっと明るくなりました。

レッスンが終わったあと、「今日楽しかった!」と言うようになったんです。

やっぱり「ピアノって楽しいな」と感じられる時間が一番大切。

そして「この曲ひけたよ!」と自信をもつことで、次の意欲につながっていくんだなと実感しました。

合わない教材にこだわらなくて大丈夫。親子で相談しながら続けていこう

親としては「バイエルもやっておいたほうがいいのでは」と思ってしまいますよね。

でも、長い目で見れば「楽しさを感じて、ピアノを好きになってくれること」がいちばん大きな力になる気がします。

教材変更はピアノをやめるのではなく、「続けるための選択肢」のひとつ。

今つまずいている親子さんがいたら、

「大丈夫。教材は変えても、ピアノの楽しさは変わらないよ」

と伝えたいです。

まとめ

子どもが「ピアノやめたい」と言い出したとき、本当にやめたいのか、それとも「教材が合っていない」のかは慎重に見極めたいところです。

我が家のように「バイエルが嫌だっただけ」という場合も少なくありません。

先生との信頼関係があるなら、思い切って相談してみることは決して悪いことではないですよ。

大切なのは、「子どもがピアノを嫌いにならないように、楽しみながら続けられる環境を整えること」。

その一歩として、教材選びを見直してみてはいかがでしょうか。

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