子どもにピアノを習わせていると、
「子どもがピアノを全然練習しない…」
「やる気がないなら辞めさせるべき?」
と悩むこと、ありますよね。
せっかく始めたのに無理に続けさせるのもどうかと思うし、かといってすぐに辞めさせるのももったいない…。
そこで今回は、子どもがピアノを練習しないときに、辞めるべきかどうか判断するポイント をご紹介します。
目次
まずはピアノを練習しない理由を探る

子どもがピアノの練習をしない理由はさまざま。
いきなり「やる気がないなら辞めよう」と決めるのではなく、まずは原因を見極めることが大切です。
よくある理由と対策
ピアノの練習曲が難しくてつまらない
→ 曲を簡単なものに変えたり、好きな曲を弾かせてみる
怒られるのが嫌で練習したくない
→ 声かけを変えてみる(「ちゃんと弾いて!」ではなく「一緒に弾いてみよう♪」など)
スケジュールがキツくて疲れている
→ 練習時間を短くしたり、他の習い事とのバランスを見直す
単に気分が乗らない
→ 無理に練習を強制せずしばらく様子を見る
まずは、子どもが練習しない理由をじっくり観察してみましょう。
ピアノが本当に嫌いなのか確認する

実は、「子どもがピアノを練習しない=ピアノが嫌い」とは限りません。
- レッスンには楽しそうに行く
- 先生の話はちゃんと聞いている
- たまに弾くと楽しそう
このような様子が見られるなら、単に「練習が嫌なだけ」でピアノ自体は嫌いではない可能性が高いです。
やっと弾けるようになったと思ったらもっと難しい曲が出てくるピアノ練習、とっても大変ですものね。
逆に、
- レッスンも行きたがらない
- ピアノの音が嫌い
- ピアノを弾くのが嫌・弾かせると泣く
といった場合は、本当にピアノが合っていない可能性もあります。
どのくらいの期間「練習しない」状態が続いているか?

ピアノを続けていると、一時的にやる気がなくなることはよくあります。
私自身も小学生の時に自分の希望で始めたピアノでしたが、ピアノ練習のやる気が出ない時期がありました。
ピアノ教室ってクリアできない課題曲はクリアするまで永遠と宿題として出されるんですよね。
練習しないから弾けるようにならないのは当たり前なのですが、楽譜に貯まっていく「△」の数が増えるにつれて、ますますゲンナリしていたものです。
お子様がずっとピアノを練習しないまま何ヶ月も経っている場合は、辞めることを視野に入れてもよいかもしれません。
練習しない期間と辞めるタイミングの目安
目安としては、
1週間〜1ヶ月くらい
→ 一時的なスランプかも?様子を見る
3ヶ月以上
→ ピアノを続けるかどうか親子で話し合うタイミング
半年〜1年
→ ほとんど弾かないなら辞める選択もあり
子どもの気持ちが変わることもあるので、すぐに決断せず少し長い目で見守ることも大事です。
親が子どものピアノ練習にどこまで関われるか考える

特にお子様が小さいうちのピアノ練習は、親のサポートが欠かせません。
- 一緒にピアノ練習を見てあげられるか?
- 練習を習慣化できる環境を作れるか?
- 忙しくて放置しがちになっていないか?
など考えてみてください。
親の負担が大きすぎる場合は、親子ともに続けるのがしんどくなりますよね。
「親の関与が必要だけど負担が大きすぎる」
と感じたら、レッスン頻度を減らす・楽しむことを優先するなど工夫してみましょう。
関連記事はこちら▶ピアノの習い事は親が大変?親の負担を軽らすための実践的アドバイス
無理に続ける必要はない!でも辞める時は慎重に

「ピアノが好きではない」「練習が苦痛すぎる」となれば、辞めるのもアリです。
ただし、辞める前に以下の点をチェックしましょう。
一時的なスランプではないか?
→ ちょっと気分が落ちているだけなら、もう少し様子を見る
ピアノ以外の選択肢はあるか?
→ 音楽は好きだけどピアノが合わないなら、他の楽器を試してみるのも◎
「辞めると決めたら二度と弾けない」と思わせていないか?
→ 「またやりたくなったら始めてもいいんだよ」と伝えておく
我が家の息子は幼稚園年長の時にピアノを辞めてしまったのですが、辞めた後の方がむしろピアノを好きになっているようです。
関連記事はこちら▶男の子のピアノの習い事は親のエゴ?辞めたい主な理由と辞める判断基準&実際に辞めた体験談
バイエルなどの知らない曲を弾くよりも、自分の弾きたい時に好きな曲を弾く方が楽しいのは当たり前。
「ピアノを辞める」=「ピアノとの関わりがなくなる」わけでは決してありません。
辞めるとしても、前向きな気持ちで辞めることができれば親子ともに嬉しいですね。
まとめ

子どもがピアノの練習をしない時、親は「せっかく続けてきたのに」「もったいない」と思ってしまいますよね。
でも一番大切なのは子どもがピアノ練習をどう感じているかです。
ポイントは、
- 練習が嫌なだけなら工夫して続けてみる
- 本当にピアノが合っていないなら辞める選択もOK
- 辞める時も「またいつかやってみてもいい」と伝えておく
です。
ピアノを続けるにせよ辞めるにせよ、「ピアノを習ってよかった!」と思える経験にできるといいですね♪