「ピアノを習い始めてしばらく経つけど、うちの子はどのくらいのレベルなんだろう?」
「初級と中級って何が違うの?」
ピアノを習っていると、こうした疑問を持つことがあるかもしれません。
特に、教材が変わるタイミングや発表会の曲選びの際に、今のレベルがどこに位置するのか気になる親御さんも多いはず。
この記事では、ピアノの初級と中級の違い、レベルの目安、そして中級へステップアップするためのコツを詳しく解説します!
目次
ピアノの初級と中級の違いとは?

ピアノのレベル分けには明確な基準があるわけではありません。
しかし、一般的には以下のような特徴があります。
初級の特徴
- 両手で簡単な曲が弾ける(主に片手ずつ練習し、両手を合わせる)
- 基本的なリズム(四分音符、八分音符など)が理解できる
- 簡単な和音(C、F、Gなど)が弾ける
- ハ長調(Cメジャー)など、シャープやフラットの少ない調で演奏
- バイエル後半、ピアノひけるよジュニア1〜2、ぴあのどりーむ4〜5程度のレベル
中級の特徴
- 両手で複雑なリズムを弾き分けられる(左手が伴奏らしくなる)
- 16分音符や付点のリズムが出てくる
- 黒鍵を使う曲が増え、調号の多い曲が弾ける
- スラーやスタッカートを意識した表現ができる
- ツェルニー100番、ブルグミュラー25の練習曲レベル
初級と中級の大きな違いは「楽譜の難易度」だけでなく、表現力や安定感が求められるかどうかです。
ピアノが初級から中級へ進む目安は?

子どもが「初級を卒業して中級に進んだ」と判断できるのは、以下のようなポイントができるようになったときです。
伴奏をしっかり弾けるようになった時
初級の頃は、左手は単音や簡単な和音が中心ですが、中級になるとアルペジオや伴奏のリズムが複雑になります。
左手の動きがしっかりしてきたら、中級へのステップアップのサイン!
曲の流れを止めずに弾けるようになった時
初級のうちは、間違えるたびに止まってしまうことが多いですが、中級になると、多少のミスがあっても流れを止めずに弾き続ける力がついてきます。
音楽的な表現ができるようになった時
- メロディーを歌うように弾ける
- フレーズのまとまりを意識できる
- 強弱をつけて、曲の雰囲気を表現できる
これらができるようになると、中級レベルに近づいているといえます。
初級から中級に進むためのステップアップのコツ

では、子どもがスムーズに中級レベルへ進むためには、どんなことを意識すればよいのでしょうか?
いろいろな曲に挑戦する
初級レベルの曲ばかり弾いていると、なかなか中級には進めません。
時には、少し難しめの曲に挑戦することで、新しいテクニックを身につけることができます。
ブルグミュラーやツェルニー100番など、初級〜中級の橋渡しになる曲を練習するのもおすすめ!
指の動きを意識する
初級では「とにかく鍵盤を押す」ことが中心ですが、中級では「指の形」や「タッチの強弱」も重要になります。
指を寝かせず丸く保つ
- 鍵盤を押すだけでなく、弾く(打鍵)意識を持つ
- 力を入れすぎず、リラックスした状態で弾く
指の使い方を意識するだけで、ぐっと上達します!
1曲を仕上げる経験を積む
初級の頃は、「弾けるようになったら終わり」ということが多いですが、中級では「表現を考えながら仕上げる」ことが求められます。
発表会やミニコンサートなどで、人前で披露する経験を積むのも良い方法です!
まとめ

ピアノの初級と中級の違いは、単に「弾ける音が増える」だけではなく、表現力や演奏の安定感が大きなポイントになります。
まとめると、
初級:
- 基本のリズム
- 簡単な和音
- 単純なメロディーが弾ける
中級:
- 左手がしっかり弾ける
- 流れを止めずに弾ける
- 表現ができる
ということですね♪
中級レベルに進むためにはいろいろな曲に挑戦し、表現力を意識することが大切!
親のサポート次第で、子どもは楽しくステップアップできます。
「うちの子は今どのレベルかな?」と気になったときの参考にしてみてくださいね♪