バイエルが終わると、いよいよ“発表会らしい曲”に挑戦できる時期になりますよね。
「どんな曲がいいかな?」
「子どもが楽しんで弾ける曲って?」
と悩む方も多いはず。
特に初めての発表会やステップアップの機会には、華やかで聴き映えする曲を選んであげたいものです。
今回は、バイエル修了後の子どもたちにぴったりな、発表会で映える華やかな曲を厳選してご紹介します♪
ピアノ歴2~3年目のお子さんが無理なく挑戦できて、観客にも「おっ」と思ってもらえるような曲を中心に選びました。
ぜひ、曲選びの参考にしてみてくださいね!
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目次
- 1 エリーゼのために(ベートーヴェン)
- 2 トルコ行進曲(モーツァルト)
- 3 メヌエット ト長調(バッハ/ペツォールト)
- 4 人形の夢と目覚め(エステン)
- 5 きらきら星変奏曲(モーツァルト)
- 6 アラベスク 第1番(ブルグミュラー)
- 7 乙女の祈り(バダジェフスカ)
- 8 小犬のワルツ(ショパン)
- 9 ドリーの子守唄(フォーレ)
- 10 狩り(ブルグミュラー)
- 11 春の歌(メンデルスゾーン)
- 12 ソナチネ Op.36-1(クレメンティ)
- 13 こどもの情景より「トロイメライ」(シューマン)
- 14 アヴェ・マリア(グノー/バッハ)
- 15 花の歌(ランゲ)
- 16 ユーモレスク(ドヴォルザーク)
- 17 スケーターズ・ワルツ(ワルトトイフェル)
- 18 白鳥(サン=サーンス)
- 19 夢(ドビュッシー)
- 20 美女と野獣(ディズニー)
- 21 インディアンの踊り(ツェルニー)
- 22 月の光(ドビュッシー)
- 23 野ばらに寄す(マクダウェル)
- 24 戦場のメリークリスマス(坂本龍一)
- 25 風の通り道(久石譲)
- 26 虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)
- 27 主よ、人の望みの喜びよ(バッハ)
- 28 エンターテイナー(ジョプリン)
- 29 人生のメリーゴーランド(久石譲)
- 30 ノクターン 第2番 変ホ長調(ショパン)
- 31 まとめ
エリーゼのために(ベートーヴェン)

発表会の定番ともいえる人気曲!
有名な冒頭フレーズは、ピアノを習っていない人でも知っているほどの有名曲なので、舞台で弾けば観客の耳を引きつけること間違いなしです♪
前半部分はゆったりしたテンポで音も少なめなので、バイエル修了後でも十分チャレンジ可能。
ただし、途中からは右手の速い動きや跳躍もあるので、最初はゆっくり練習を。
「ちょっと背伸び」した選曲として、成長を感じられる一曲です。
トルコ行進曲(モーツァルト)
軽快で明るいメロディが特徴の人気曲。
「エリーゼのために」と並んで、憧れの曲として名前があがることも多いですよね。
舞台でこの曲が流れると、会場全体がパッと華やかになります♪
ただし、テンポが速く、指の動きも細かいので、バイエルを終えたばかりのお子さんにはちょっと難しめ。
でも、右手のメロディだけを取り出してアレンジされたバージョンや、簡略化された楽譜もたくさんあるので、レベルに合わせて選べばOK!
「この曲弾いてみたい!」というモチベーションにつながる、華やかさ満点の一曲です。
メヌエット ト長調(バッハ/ペツォールト)
優雅で可愛らしい雰囲気が魅力の、バロック時代の名曲。
シンプルな構成ながら品があり、発表会では“しっとり系”の選曲として人気があります。
メロディの美しさを表現するには、左右のバランスや音のつながりを丁寧に意識することが大切。
難しいテクニックは少なめなので、バイエル修了後のステップアップ曲としてぴったりです♪
「派手さよりも美しさを大切にしたい」
「クラシックらしい曲に挑戦したい」
そんな子におすすめの一曲です。
人形の夢と目覚め(エステン)

まるで物語を読むように、曲の中で情景がくるくると変わっていく一曲。
眠っていた人形が夢を見て、やがて目を覚ます…そんな可愛らしいストーリーを音で表現するのが魅力です。
曲は3部構成で、最初と最後はゆったり優しく、中間部では元気で華やかなメロディが登場。
表現の幅が広いので、「こんなにいろんな音が出せるようになったんだ!」と成長を感じられる曲でもあります。
ドラマチックだけど無理のない難易度なので、発表会映えを狙いたい子におすすめです♪
きらきら星変奏曲(モーツァルト)
おなじみの「きらきら星」のメロディが、次々と表情を変えて登場するモーツァルトの名作。
聴きなじみのあるテーマから始まるので、観客も楽しみながら聴ける一曲です♪
変奏ごとにリズムや音の動きが変化するため、飽きずに練習できるのもポイント。
すべてを通して演奏するのは大変でも、難易度に合わせていくつかの変奏だけを選ぶアレンジも可能なので、バイエル修了後でも無理なく挑戦できます。
「みんなが知っている曲を、自分らしく表現したい」
そんなお子さんにぴったりの、発表会映えする一曲です。
アラベスク 第1番(ブルグミュラー)
軽やかで流れるようなメロディが心地よく、弾いても聴いても楽しい一曲。
短めの曲ながら、左右の掛け合いやリズムの変化があり、子どもたちにも人気があります。
テクニック的にもバイエル修了後にちょうど良く、ブルグミュラーに入ったばかりの子にも安心しておすすめできる曲です。
きれいに弾くには、指の独立やスタッカート・レガートの使い分けなど、音の表情づけがポイント。
「初めてのブルグミュラー」
「初めての発表会」
にぴったりな、シンプルだけど華やかさのある一曲です♪
乙女の祈り(バダジェフスカ)
繊細で美しく、どこか切ない雰囲気が漂うロマン派の名曲。
やさしい祈りを捧げる乙女の姿が思い浮かぶような、幻想的なメロディが印象的です。
音数は多めですが同じパターンの繰り返しも多く、手の大きさや指の動きに無理がなければ、バイエル修了後でも挑戦しやすい曲です。
丁寧なペダリングや表現力が求められるので、「感情を込めて弾く」練習にもぴったり。
しっとりした雰囲気の中にしっかりと存在感があり、発表会でも一目置かれるような一曲です♪
小犬のワルツ(ショパン)

高速で転がるようなメロディが印象的な、ショパンの超有名曲!
くるくる回る小犬の姿を思わせる軽快なリズムと、上品なワルツの雰囲気が合わさった、華やかさ満点の一曲です。
原曲は上級者向けですが、バイエル修了レベル向けにアレンジされた楽譜もたくさんあるので、無理なく取り組めるバージョンを選べばOK!
スピード感や表現力も求められるので、チャレンジ精神旺盛なお子さんにぴったりです。
発表会のラストを飾るような、キラキラした存在感を放つ曲。
ちょっぴり背伸びをしたい時の“勝負曲”にもおすすめです♪
ドリーの子守唄(フォーレ)
やさしく包み込むようなメロディが心地よい、フォーレの名曲。
まるでお母さんが子どもにそっと語りかけているような、温かく穏やかな雰囲気に癒されます。
音数は少なめですが、ペダルや音のつながり、繊細な表現力が求められるので技術よりも“音の美しさ”を意識して演奏したい一曲。
シンプルだからこそ、弾き手の個性や感情がしっかり伝わります。
派手さはなくても
「静かに心に残るような演奏を目指したい」
そんな子にぴったりな、ちょっと大人っぽい一曲です♪
狩り(ブルグミュラー)
躍動感あふれるメロディが特徴的なブルグミュラーの「狩り」。
タイトル通り狩りに出かける冒険的な雰囲気が感じられ、勢いよく弾くことでまるで自分がその一部になったかのような楽しさがあります♪
アップテンポでリズムの切り替えが多いので、練習には少し工夫が必要ですが、バイエル修了後でも手が動かしやすく、無理なく弾けるレベルの楽譜もたくさんあります。
元気よくそして力強く弾くことを意識すれば、発表会でも華やかな一曲に仕上がりますよ!
「元気に弾ける曲がいい!」
「ダイナミックに演奏したい!」
そんなお子さんにぴったりな、聴き映え抜群の曲です♪
春の歌(メンデルスゾーン)
春の訪れを感じさせるような、明るく爽やかなメロディが魅力の一曲。
軽快なリズムに乗って、まるで草花が芽吹くような、心躍る瞬間を表現できる曲です。
音楽自体は穏やかで、テクニック的にもバイエル修了後に挑戦しやすいレベル。
リズムの取り方や軽やかなタッチを意識することで、春らしい明るい雰囲気をしっかり出すことができます。
春の季節にぴったりな元気よく演奏できる一曲で、発表会のプログラムに花を添えてくれること間違いなしです♪
ソナチネ Op.36-1(クレメンティ)

軽やかなリズムと明るいメロディが特徴的なクレメンティのソナチネ。
まるで舞踏会に招かれたかのように、軽快なステップで進んでいく感覚が楽しいです。
構成がしっかりしており、バイエル修了後にぴったりのステップアップ曲。
特に第1楽章の「アレグロ」は、速いテンポと活発なリズム感が求められますが、練習を重ねるうちに曲全体のまとまり感を感じられるようになります。
発表会でも観客に楽しんでもらえる、堂々とした演奏ができる一曲です。
こどもの情景より「トロイメライ」(シューマン)
「トロイメライ」は、まるでおとぎ話の中に迷い込んだような夢の世界を感じさせる一曲。
シューマンが描く「こどもの情景」シリーズの中でも特に優しく、繊細なメロディが心に残ります。
穏やかなテンポでゆったりとしたリズムが心地よく、バイエル修了後に挑戦できる難易度なので、演奏しやすさと表現の幅を楽しみながら練習できます。
ただし曲の美しさを引き出すためには、ペダリングや音のつながり、強弱の付け方が重要なポイントになります。
聴き手にやさしさと穏やかさを届けるような、発表会でも心に残るような演奏ができる一曲です♪
アヴェ・マリア(グノー/バッハ)
「アヴェ・マリア」は、バッハの美しいメロディにグノーが歌詞をつけた、深い祈りの気持ちを込めた名曲です。
その優雅で荘厳な旋律は発表会でも圧倒的な存在感を放ち、聴く人の心に響きます。
穏やかなテンポで、演奏しながらもその美しさを感じることができ、バイエル修了後でも十分に挑戦できる曲です。
ただし、演奏するにはメロディの流れをきれいに保つためのペダリングや音のつながり、またダイナミクスの変化に気を配ることが大切です。
その落ち着いた雰囲気と深い感情を表現できれば、発表会の中でもひときわ印象に残る演奏になるでしょう♪
花の歌(ランゲ)
「花の歌」は、花が風に揺れるような優しいメロディが特徴的な一曲。
その軽やかで優雅な旋律は聴く人の心を癒し、まるで春風に乗って花が咲いていく様子を感じさせます。
シンプルでありながら、感情豊かな表現を求められる曲で、演奏者の指先から花が咲き誇るような優しさを感じられます。
練習では、メロディの歌い方やリズムの取り方を丁寧に練習することで、美しい演奏ができるようになります。
「華やかで穏やかな曲が弾きたい」
「発表会で聴き手を癒すような演奏をしたい」
というお子さんにぴったりな、温かみのある一曲です♪
ユーモレスク(ドヴォルザーク)

「ユーモレスク」は、その名の通り、ユーモラスで陽気な雰囲気が魅力的な一曲。
リズム感あふれる軽快なメロディと、心が弾むようなフレーズが楽しい、まさに発表会で盛り上がること間違いなしの曲です。
やや速めのテンポで、手の独立性やリズム感をしっかり練習する必要がありますが、バイエル修了後にちょうど良い挑戦の一曲。
楽しい気持ちを込めて演奏することが大切で、弾いていて思わず笑顔になるような、聴いている人も楽しい気分にさせてくれる曲です。
元気よく、少しコミカルな感じで演奏すれば、発表会でも注目の的になれる一曲です♪
スケーターズ・ワルツ(ワルトトイフェル)
「スケーターズ・ワルツ」は、氷の上を軽やかに滑るスケーターたちを描いたような、楽しくダイナミックなワルツ。
ワルツのリズムに乗せて、回転するようなメロディが次々と登場し、聴いているとまるで氷上の舞踏会に誘われているような気分になります。
テンポは速めで、曲中に変化の多いリズムが特徴的。
バイエル修了後に挑戦するのにぴったりの難易度で、軽やかでありながらしっかりしたテクニックが求められます。
しかし練習を積めば、元気よくまた華やかに演奏できるようになり、発表会で注目の一曲になりますよ!
楽しさと技術が両立した、発表会にぴったりの魅力的な曲です♪
白鳥(サン=サーンス)
「白鳥」はサン=サーンスの「動物の謝肉祭」からの一曲で、その名の通り白鳥が優雅に泳ぐ様子を描いた美しい旋律が魅力的です。
穏やかでありながらも、深い感情を込めて演奏することが求められるこの曲は、発表会で聴く人を魅了すること間違いなしです。
テクニック的には、優れた指使いやペダリングが求められるため、バイエル修了後に挑戦するにはちょうど良い曲。
音をきれいに繋げ、柔らかいタッチで演奏することで、白鳥の優雅さをしっかりと表現できます。
曲全体が静かに流れる中で、ひとつひとつのフレーズを丁寧に演奏すると、聴く人の心に深く残る演奏ができるでしょう。
発表会で落ち着いた雰囲気を作りたい時にぴったりな、心に響く一曲です♪
夢(ドビュッシー)
「夢」は、ドビュッシーらしい幻想的で夢見るような雰囲気が漂う一曲。
まるで幻想的な世界へと誘われるようなメロディと、軽やかで流れるようなフレーズが特徴的で、聴いている人を夢の中へと連れて行ってくれるような感覚に包まれます。
演奏者には細やかなタッチやペダル使いが求められ、リズムやダイナミクスをしっかりとコントロールすることが大切です。
少し難易度は上がりますが、バイエル修了後に十分挑戦できるレベルで、演奏を通じて自分の内面を表現できるようになります。
その幻想的な美しさを表現できれば、発表会で非常に印象深い演奏ができることでしょう♪
美女と野獣(ディズニー)

「美女と野獣」はディズニー映画『美女と野獣』のテーマ曲で、その優雅でドラマティックなメロディが聴く人を魅了します。
映画のストーリーに沿って、愛と成長の物語が音楽を通じて表現されており、発表会でも感動的な演奏ができる曲です。
この曲は美しい旋律と感情豊かな表現が鍵となるため、バイエル修了後に挑戦するには少しテクニックが必要ですが、練習を重ねることで、力強くも繊細な演奏ができるようになります。
映画の世界観を思い出しながら、メロディの一つ一つに感情を込めて演奏すれば、聴く人にもその感動が伝わりますよ。
「心に残る演奏をしたい」
「感動的な曲を弾きたい」
というお子さんにぴったりな、華やかで美しい一曲です♪
インディアンの踊り(ツェルニー)
「インディアンの踊り」は、ツェルニーが描くエネルギッシュでダイナミックな一曲。
曲全体に力強いリズムと活気に満ちたメロディが特徴で、まるでインディアンたちが踊りながら旅をしているかのような、躍動感あふれる雰囲気を感じさせます。
速いテンポでの演奏が求められるため、テクニックやリズム感のトレーニングに最適な曲です。
バイエル修了後に挑戦するにはちょうど良い難易度で、指の独立性や音のキレの良さを鍛えることができます。
曲の後半にはますますテンポが速くなる部分もあり、演奏者のスピード感とエネルギーが問われますが、その分達成感も大きい一曲です。
発表会で聴く人を圧倒するような、迫力ある演奏を目指せる元気な一曲です♪
月の光(ドビュッシー)
「月の光」は、ドビュッシーのピアノ曲の中でも最も有名で、幻想的で神秘的な美しさが特徴的な一曲。
その穏やかで流れるようなメロディは、まるで月の光が静かに夜の世界を照らしているかのような、落ち着いた雰囲気を醸し出します。
演奏者には柔らかく繊細なタッチや、ペダリングを駆使して音をうまく繋げる技術が求められます。
緩やかなテンポで静かに流れるような演奏が大切で、少し難易度は高いですが、練習を積むことで幻想的な世界を表現することができます。
発表会で心に残るような、穏やかで美しい演奏をしたいお子さんにぴったりな一曲です♪
野ばらに寄す(マクダウェル)
「野ばらに寄す」は、アメリカの作曲家マクダウェルによる美しいピアノ曲で、優雅で静かな情景が広がるようなメロディが特徴です。
その柔らかく流れるような旋律は、まるで風に揺れる野ばらの花のように、優しく心に響きます。
演奏者には、感情豊かな表現力と丁寧な音作りが求められます。
しっとりとした雰囲気を大切にしながら、メロディを歌うように演奏すると、その美しさが一層引き立ちます。
曲の進行に合わせて、穏やかで柔らかなタッチを意識することで、聴く人を夢の世界に引き込むような演奏ができるでしょう。
穏やかで優雅な曲が弾きたいお子さんにぴったりな、心に残る一曲です♪
戦場のメリークリスマス(坂本龍一)

「戦場のメリークリスマス」は、坂本龍一が映画『戦場のメリークリスマス』のために作曲した名曲で、その静謐で力強いメロディが心に深く残ります。
映画のテーマに合わせ、戦争の悲劇とともに人間の尊厳を描いた曲であり、深い感情と緊張感を表現するのにぴったりな一曲です。
曲全体に漂う優雅さと緩急をつけた演奏が求められ、テクニック的には情熱的でありながらも繊細なタッチを意識することが大切です。
特に和音やペダリングに気をつけて、メロディを滑らかに演奏することがポイントです。
発表会では聴く人に深い印象を与えることができる、重厚で感動的な演奏ができる曲です♪
風の通り道(久石譲)
「風の通り道」は、久石譲によって作曲された名曲で、映画『風の谷のナウシカ』のサウンドトラックの一部としても知られています。
この曲は、風が吹き抜けるような軽やかさと自然の美しさを感じさせるメロディが特徴で、まるで風の通り道を駆け抜けるような爽やかな感覚を与えてくれます。
演奏者には柔らかく軽やかなタッチでメロディを奏でることが求められます。
テンポが速くなる部分では、リズムをしっかりと保ちながら滑らかな演奏をすることが大切です。
穏やかな中にもエネルギーを感じさせる部分があり、その変化を表現することで、より感動的な演奏ができるでしょう。
発表会では優しさと力強さを兼ね備えた演奏ができる、心に残る美しい一曲です♪
虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)
「虹の彼方に(Over the Rainbow)」は、映画『オズの魔法使い』の中で、ドロシーが夢と希望を歌う象徴的な名曲です。
そのメロディは、夢見るような優しさと幻想的な美しさが特徴で、聴く人に深い感動を与える力を持っています。
曲は夢の世界へと誘うような優雅さがあり、希望を胸に秘めた心温まる雰囲気が広がります。
演奏者には繊細で穏やかなタッチを意識し、メロディに込められた夢と希望を表現することが求められます。
曲の進行と共に、静けさの中にも心に響く感動を表現することで、発表会で感動的な演奏ができるでしょう。
特にリズムの緩急をうまく使い、柔らかな音色でメロディを奏でることが重要です。
心温まるメロディで聴く人を魅了することができる、夢のような美しい一曲です♪
主よ、人の望みの喜びよ(バッハ)
「主よ、人の望みの喜びよ」は、バッハのコラール作品の中でも特に有名で、荘厳で力強いメロディが特徴的な一曲です。
この曲は信仰と希望を表現した美しい宗教的な作品で、心の奥深くに響き渡ります。
曲全体に流れる厳かな雰囲気の中に、明るく力強い希望のメッセージが込められており、演奏者にはその深い精神性をしっかりと表現することが求められます。
特に両手で奏でる豊かなハーモニーと、リズムの安定感を大切にしながら音の響きに集中することが重要です。
技術的には複雑なパッセージや和音の処理が要求されますが、その難易度に挑戦することで、演奏者はさらに音楽性を深めることができます。
発表会で演奏すれば、その荘厳で感動的な演奏が聴衆の心に深く刻まれることでしょう。
荘厳で心に残る一曲を目指すお子さんにぴったりな、精神的な充実感を与えてくれる名曲です♪
エンターテイナー(ジョプリン)

「エンターテイナー」は、アメリカの作曲家スコット・ジョプリンによって作曲された、ラグタイムの名曲で、軽快でリズミカルなメロディが特徴です。
そのユーモラスで躍動感あふれるリズムは、まさにエンターテイメントそのもので聴く人に楽しい気分をもたらします。
演奏者にはしっかりとしたリズム感と軽やかな指使いが求められます。
ラグタイム特有のリズムのズレ(オフビート)を意識し、リズムがしっかりと決まるように練習することがポイントです。
また、メロディと伴奏をうまく分けて演奏し、明るく弾むようなタッチを心がけるとより生き生きとした演奏ができます。
発表会で聴く人を笑顔にできる楽しく軽やかな一曲で、演奏すれば会場の雰囲気も明るくなります♪
人生のメリーゴーランド(久石譲)
「人生のメリーゴーランド」は、映画『ハウルの動く城』の主題歌として有名で、優しく幻想的でありながらも力強い旋律が特徴的な一曲です。
そのメロディは、まるでメリーゴーランドのようにゆったりとした円を描くように進んでいき、時折ドラマティックな盛り上がりを見せることで、聴く人に強い印象を与えます。
演奏者には、柔らかなタッチと穏やかなリズム感が求められます。
特にメロディの表現には感情を込めて、映画の世界観を思い描きながら演奏することが大切です。
また、曲が進むにつれてだんだんとテンポが速くなる部分もあるので、その変化を滑らかに表現することが演奏のポイントになります。
発表会で演奏すると、幻想的で心温まる雰囲気を作り出すことができ、聴衆を映画の世界に引き込むような演奏ができるでしょう。
ノクターン 第2番 変ホ長調(ショパン)
ショパンのノクターン第2番は美しく抒情的なメロディで有名で、まさに「夜の歌」のような雰囲気を持つ曲です。
穏やかで流れるような旋律に加えて、繊細な表現力が求められるため、演奏者の内面的な感情を反映させることができる一曲です。
発表会で聴く人々の心に響く、深い余韻を残すことができるでしょう。
まとめ

バイエル修了後はテクニックの幅も広がり、いろいろな曲にチャレンジできる楽しい時期。
発表会という特別なステージで、お子さんが「弾けた!」と自信を持てるような曲を選んであげたいですね。
今回ご紹介した曲の中から、お子さんの性格や好みに合う一曲が見つかれば嬉しいです♪
無理なく弾けて、ちょっと背伸びもできる。
そんな“ちょうどいい”曲で、素敵な発表会になりますように。
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