ピアノを始めたばかりの小さな子どもにとって、足台(補助台)は正しい姿勢を保つために欠かせないアイテムです。
でもある程度成長してくると、「そろそろ足台って必要ないのかな?」と迷うこともありますよね。
今回は、足台が必要な期間の目安や卒業の判断ポイントについて詳しくお話しします。
お子さんの成長に合わせたピアノ練習環境づくりの参考にしてください。
目次
足台はなぜ必要なのかを改めて確認

足が床につかない状態でピアノの椅子に座ると、無意識に姿勢が崩れたり、バランスをとるために身体に余計な力が入ったりします。
足台があることで、
- 足裏で体重を支えることができる
- 骨盤が立ち、背筋が伸びる
- 腕や手に自然と力が入りやすくなる
- 長時間の練習でも疲れにくい
といったメリットが得られ、安定した演奏に近づけます。
逆に言えば、足台を使わずに不安定な姿勢が続くと、クセのある弾き方が定着してしまうリスクもあるのです。
関連記事はこちら▶子どものピアノ練習に足台は必要?姿勢を守るおすすめ補助台も紹介!
足台の使用はいつまで?

明確に「何歳まで」とは言えませんが、椅子に正しい姿勢で座って足の裏が自然に床に着くようになったら、足台を卒業することができます。
おおよその目安としては:
- 身長が120〜125cm以上
- 小学校中学年(3〜4年生)頃
- 足台なしで座っても足が浮かず、ブラブラしない
このあたりが足台を卒業する一つの目安になります。
ただし、これはあくまで参考であり、子どもの成長スピードや体格には個人差があります。
年齢よりも姿勢の安定感を優先して判断しましょう。
足台を卒業するタイミングの見極め方

以下のようなポイントをチェックすると、足台の必要性を見極めやすくなります。
足がしっかり床につくか
椅子に座ったときに、かかとを含めた足の裏全体が床に自然に接しているかをチェック。
つま先だけがかろうじて届いている状態では、まだ早いかもしれません。
足をブラブラさせていないか
ピアノを集中して弾いているときも、足が浮いてブラブラしていないかを観察してみてください。
無意識に足を動かしている場合は、まだ不安定な証拠です。
長時間でも正しい姿勢をキープできているか
20〜30分の練習中に背中が丸まってきたり、椅子の上で体勢を崩しがちであれば、足台を使い続けたほうが安心です。
卒業を焦らなくても大丈夫
「年齢的にそろそろ…」
と気にして足台を外してしまうと、姿勢が崩れやすくなり、逆に演奏の伸びが止まってしまうことも。
無理に卒業する必要はありません。
むしろ、安定して正しい姿勢で弾けるようになるまでしっかり足台を使い続けることが、上達への近道です。
足台卒業後に気をつけたいこと

足台を外した後も、お子さんの姿勢には引き続き気を配ってあげましょう。
- 椅子の高さが合っているか
- 足の裏が浮かず、安定しているか
- 骨盤がまっすぐな状態で座れているか
ピアノ椅子も高さ調整ができるタイプを使っている場合は、成長に合わせて微調整していくとよいですね。
まとめ
足台は、小さな子どもにとってピアノ演奏を支える「見えない土台」のような存在です。
いつまで使うかに正解はありませんが、
- 足裏が床につかない
- 姿勢が安定しない
- 練習中に足を動かすことが多い
という状態であれば、まだまだ足台は必要なタイミングかもしれません。
お子さんの体格や演奏時の様子をよく観察して、安心して集中できる練習環境を整えてあげてくださいね🎵
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