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このブログ「ゆるピアノはじめました♬」では、趣味でピアノを楽しんでいる私と、ピアノ歴1年ちょっとの娘との日常を中心に、音楽を子育て目線で綴っています。
肩の力を抜きつつ、ピアノを“長く楽しく続けるヒント”をお届けしています。
自宅にあるのは電子ピアノだけど、レッスン先や発表会ではグランドピアノを弾く。
そんなとき「電子ピアノで練習する際の音量ってどのくらいにしたらいいの?」と迷う方は多いのではないでしょうか。
私自身も娘の発表会の連弾練習で、グランドピアノの大きな音量に圧倒され、思わず手を止めてしまった経験があります。
今回はそんな体験をもとに、「電子ピアノの音量設定のおすすめ」について、メリット・デメリットや具体的な調整の目安をまとめました。
目次
電子ピアノとグランドピアノの音量の違いに驚いた体験談

普段、我が家ではマンション住まいということもあり、電子ピアノの音量を最大の4分の1から3分の1程度に設定しています。
周りに迷惑をかけずに弾けるのは電子ピアノの大きな魅力ですよね。
ところが娘の発表会に向けて、親子連弾の練習でグランドピアノに触れた瞬間、その音量の迫力にびっくり!
指を鍵盤に置いた瞬間、音が部屋いっぱいに広がり、つい弾く手を止めてしまったほどでした。
電子ピアノでの練習に慣れすぎていたため、音の厚みや響き方の違いに戸惑ったのです。
この経験から「もっと自宅の電子ピアノの音量を上げて練習すべきなのでは?」という疑問が湧いてきました。
電子ピアノの音量設定はどのくらいがベスト?

電子ピアノの機種によっての違いがあるのは承知の上で、結論から言うと、電子ピアノの音量は中音量〜やや大きめに設定するのがおすすめです。
理由は以下の通りです。
- グランドピアノやアップライトピアノの実際の音量に近づけることができる
- 弾いたときの響きを身体で感じやすくなる
- 発表会やレッスンで大きな音量に戸惑うことを防げる
ただし、家庭環境(マンション・一戸建て・防音の有無)によって調整は必要です。
具体的には、最大音量の50%〜70%を目安に設定すると、実際のピアノに近いバランスで練習できます。
電子ピアノの音量を上げて練習するメリット・デメリット

メリット
- 本番に近い環境で練習できる:発表会やレッスンで音にびっくりしなくなる
- 表現力がつく:弱音・強音の幅を意識できるようになる
- 響きを体感できる:音の広がり方を意識しながら演奏できる
デメリット
- 近隣や家族に音が響く:夜間や早朝は難しい
- 長時間だと疲れやすい:大きな音は耳に負担がかかることも
- 音質に限界がある:電子ピアノのスピーカーではグランドの響きを完全に再現できない
電子ピアノの音量を上げることで得られるのは「本番に慣れる」という大きな安心感です。
強弱をつけやすくなるので、演奏に立体感も出てきます。
ただし、その分家族や近所に音が響きやすくなり、環境によっては気を使う場面も増えるでしょう。
また、電子ピアノはグランドピアノのように“空間全体に広がる響き”を完全に再現できるわけではありません。
音量を上げると迫力は増しますが、グランドの響きを期待しすぎると「何か違う」と感じることもあります。
つまり、音量を上げるのはとても有効な練習法ですが、使いどころを工夫することが大切なのです。
電子ピアノの音量を下げて練習するメリット・デメリット

メリット
- いつでも練習できる:夜でも家族に迷惑をかけにくい
- 集中しやすい:小さな音量は音の粒を聴き分けやすい
- 耳の負担が少ない:特に子どもには安心
デメリット
- 本番との差が大きい:いざグランドピアノに触れると戸惑う
- ダイナミクスが付けにくい:強弱の幅をつけづらい
- 演奏が小さくまとまりがち:迫力不足になることも
音量を下げて練習する最大のメリットは「気兼ねなく弾けること」です。
小さな音であれば早朝や夜間でも練習でき、特に集合住宅では安心感があります。
また、控えめな音量は一音一音を丁寧に聴くきっかけにもなり、音の粒をそろえる練習に向いています。
ただし、グランドピアノの大きな音を想定した表現力を育てるには不向きで、本番で音の迫力に圧倒されやすいというデメリットも。
普段は小さめ音量で落ち着いて練習し、発表会前などには大きめ音量に切り替える、といったメリハリをつけるとバランスが取りやすいでしょう。
シーン別おすすめの電子ピアノ音量設定

普段の練習(マンションや集合住宅)
最大音量の30〜40%程度。
家族や隣人に配慮しつつ、十分に音が聴こえるレベル。
発表会前や本番を意識した練習
最大音量の50〜70%程度。
なるべくグランドピアノに近い感覚を味わうため、昼間など音が気にならない時間に調整するのがおすすめ。
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子どもの基礎練習
やや小さめ(20〜40%程度)。
音量が大きいとミスタッチを気にしすぎる場合があるため、落ち着いて鍵盤に慣れるためには小さめが安心。
よくある質問(FAQ)

Q1:電子ピアノの音量を上げると耳に悪くないですか?
A:極端に大きな音で長時間練習すると耳に負担がかかることがあります。
特に子どもは大人より耳が敏感なので、50〜60%程度を目安に調整し、必要に応じて休憩を取りましょう。
Q2:ヘッドホンで練習する場合はどうしたらいい?
A:ヘッドホンは音の細部を聴き取りやすいですが、長時間は耳に疲れが出やすいです。
音量は「はっきり聴こえるけど大きすぎない」と感じる程度に。
スピーカーと併用するとバランス感覚が身につきます。
Q3:電子ピアノで音量を上げてもグランドピアノの響きは再現できる?
A:残念ながら完全に同じにはなりません。
ただ、音量を上げることで「音の圧」を体感できるので、本番との差を少しでも埋めることができます。
可能であれば、時々アップライトやグランドで弾く機会を作るのもおすすめです。
まとめ

電子ピアノの音量設定は、普段はやや小さめ、発表会や本番を意識するなら大きめとシーンに応じて調整するのがおすすめです。
普段から50%前後で練習しておくと、グランドピアノに触れたときのギャップを減らせます。
私自身も娘と一緒に試行錯誤しながら音量を工夫し、「弾きやすさ」と「現実的な環境配慮」のバランスを取るようにしています。
大切なのは、無理なく楽しく練習を続けられる環境を整えること。
あなたのご家庭に合った音量を見つけてみてくださいね。
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