「楽譜を見る?鍵盤を見る?」ピアノ初心者がつまずく“視線の使い方”を解説!

こんにちは🎵

このブログ「ゆるピアノはじめました♬」では、子どもの頃に3年、大人になってから1年ピアノを再開した私と、ピアノ歴1年ちょっとの娘との日常を通じて、音楽の楽しさを子育ての視点からお届けしています。

「楽譜を見ながら弾けるようになってほしいのに、うちの子は手元ばっかり…」
「自分もつい鍵盤を見てしまって、譜読みが進まない…」

ピアノ初心者が必ずと言っていいほどぶつかるのが、“視線の使い方”の悩みです。

楽譜を見て弾く? 鍵盤を見て弾く? どっちが正解なの?

本記事では、初心者がつまずきやすい視線の使い方について、状況に応じたコツやありがちなミス、解決法をわかりやすく解説します!

ピアノ初心者の視線が定まらないと何が困るの?

初心者のころは「楽譜を見る」「鍵盤を見る」「指を動かす」など、同時に複数のことをしようとしてパニックになりがちです。

以下のような悩みがよく見られます。

  • 楽譜を見ている間に手が迷子になる
  • 手元ばかり見ていて譜読みが進まない
  • 視線が行ったり来たりして集中できない

特に視線の安定がないことで、演奏が止まったりリズムが乱れることも。

まずは「よくある3パターン」を見ていきましょう。

ピアノ初心者に多い視線の悩み3パターン

① 手元をずっと見ていて楽譜が読めない

特に子どもや初心者の大人に多く見られるのがこのタイプ。

楽譜に視線を移しても、すぐ鍵盤に戻ってしまい譜読みが進まないという悩みが出ます。

原因:

  • 鍵盤の場所がまだ不安で視覚に頼っている
  • 指の動きを確認しないとミスが怖い

対策:

  • 「簡単なフレーズから楽譜だけを見て弾く」練習を取り入れましょう。

② 楽譜だけ見ているが、ミスタッチが多い

逆に「鍵盤を見てはダメ」と思い込んでしまうと、こちらのパターンに。

鍵盤が見えないことで、手がずれてミスが増えるという問題が起こります。

原因:

  • 指や鍵盤の位置感覚がまだ未熟
  • 楽譜に気を取られすぎて音や手に意識がいかない

対策:

  • 「楽譜と手元を行き来しながら」少しずつ視線を安定させていきましょう。

③ 視線があちこち行って落ち着かない

「楽譜 → 鍵盤 → また楽譜…」を繰り返しているうちに集中が切れるパターン。

視線の基準がないことで演奏が途切れやすくなることが特徴です。

原因:

  • 視線のルールが決まっていない
  • 両方見ようと気が焦ってしまう

対策:

  • 「今日は楽譜中心」「この部分は鍵盤を見る」など、視線のルールを決めると安定します。

ピアノ演奏中に見るべきは楽譜?鍵盤?正解は…

結論としては、「状況に応じて変えてOK!」が正解です。

以下のように使い分けてみましょう。

🎼 楽譜を中心に見るべきとき

  • 曲が簡単で鍵盤にある程度慣れている
  • 譜読みが目的の練習中
  • 暗譜せずに譜面で弾くスタイルを目指したい

👉 「音符を追いながら、指を自然に動かせる状態」を目指しましょう。

🎹 鍵盤を見てもOKなとき

  • 初見で弾く曲などで不安が大きいとき
  • 跳躍・オクターブ移動など、目で確認したい場面
  • ポジション移動が大きいとき

👉 ミスタッチを防ぐための視線サポートは自然なことです。

ピアノ練習で視線の使い方を鍛えるコツ3つ

① 短いフレーズだけ楽譜を見る練習をしよう

「4小節だけ」など区切って、鍵盤を見ずに譜面だけで弾く練習から始めてみましょう。

視線の安定には、まず短い範囲での成功体験がカギです。

② 視線の位置をあらかじめ決める

演奏前に「この部分は楽譜を見る」「ここは鍵盤を見ていい」と決めておくと、視線がブレずに集中できます。

視線が安定することで、ミスやストレスが減る効果があります。

③ 音を聴くことで「目に頼らない感覚」が育つ

最終的には「目で見る」より「耳で聴く」力が大切。

音をよく聴くことで、指の感覚も育ち、鍵盤を見なくても弾ける力がついていきます。

子どものピアノ練習で保護者ができるサポートとは?

お子さんの練習中、こんな声かけや工夫が効果的です。

  • 「この4小節だけ、楽譜を見て弾いてみようか」
  • 「今の音、合ってた?耳でよく聴いてごらん」
  • 「見ずに弾けたらすごいね!」と挑戦心をくすぐる声かけ

また、「見ちゃダメ!」ではなく、楽譜を見る意義を楽しく伝えるよう意識すると、前向きに取り組めます。

まとめ|視線は“自由に使い分ける”のが正解!

「楽譜を見た方がいい? 鍵盤を見るのはダメ?」

という疑問に、正解はひとつではありません。

ピアノ演奏中の視線は“目的に応じて柔軟に使い分ける”ことが大事です。

  • 楽譜を読む力を育てながら
  • 鍵盤の位置感覚も磨きつつ
  • 状況に応じた視線のコントロールを意識する

焦らず少しずつ、“見る力・感じる力・聴く力”を育てていきましょう🎵

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