「ピアノの発表会で演奏中に暗譜が飛んでしまったらどうしよう…」
そんな不安を持つ方は多いですよね。
実際、発表会本番という緊張の場面で、しっかり練習したはずの曲なのに突然記憶が飛んでしまうことは珍しくありません。
今回は、発表会本番で暗譜が飛んでしまったときの対処法と、事前に練習しておきたい予防策について紹介します。
ピアノ発表会での暗譜演奏を控えている方は、ぜひ参考にしてください♪
目次
ピアノ発表会で暗譜が飛んだときの対処法

すぐに止まらずに出来るだけ弾き続ける
せっかく暗譜で弾けるように練習を重ねても、発表会本番の緊張感ただよう中で普段通りの演奏をすることは難しいです。
もし演奏中に譜面を忘れてしまっても、すぐに演奏を止めずに左手だけでも続けることが大切です。
右手のメロディが一瞬抜けても伴奏が続いていれば、観客には違和感なく聴こえることもあります。
曲のどこかに飛んで演奏を続ける
右手も左手も完全に分からなくなってしまった場合は、思い出せる箇所まで飛んで弾き続けましょう。
曲の終盤や繰り返し部分を思い出せれば、演奏を再開しやすくなります。
片手で弾きながら落ち着く
両手が止まってしまった場合でも、左手の和音やベース音だけでも鳴らしながら冷静さを取り戻しましょう。
片手でも音が鳴っていることで、自然と流れを思い出せることがあります。
いったん止まって深呼吸する
どうしても思い出せない場合は、いったん深呼吸をして、ゆっくり思い出しましょう。
数秒の間なら、観客は「演出の一部かな?」と受け取ることもありますし、発表会で緊張することはよく分かっているので、冷静さを取り戻すことが大切です。
最後まで弾き切ることを意識する
途中で間違えてもその場で演奏をやめてしまうのではなく、最後まで弾き切ることが大切です。
観客は演奏の完成度よりも、最後まで弾き切る姿勢を評価してくれます。
ピアノ発表会本番で暗譜が飛ばないための事前対策

暗譜は「手の動き」と「耳」で覚える
指の動きだけで覚えると、緊張したときに混乱しやすくなります。
曲の構成を理解しながら耳でも覚えておくことで、万が一手が止まっても曲を思い出しやすくなります。
部分練習を徹底する
曲を最初から最後まで通して練習するだけでなく、特に不安な部分をピンポイントで繰り返し練習しましょう。
どこからでも弾き始められるようにしておくと、本番でも焦らずに済みます。
本番を想定した練習をする
発表会前には、人前で弾く練習を積むことが重要です。
家族や友達に聴いてもらったり録画して緊張感を持って弾くことで、本番に強くなれます。
イメージトレーニングを活用する
鍵盤がない状態でも、指の動きを頭の中で再現する「イメージトレーニング」は、暗譜の定着に役立ちます。
寝る前や移動中に、脳内で曲を再現してみましょう。
いくつかの「リカバリーポイント」を作っておく
曲の中で「もし忘れたらここに戻る」というポイントを決めておくと、暗譜が飛んだときでも落ち着いて再開できます。
関連記事はこちら▶ピアノ発表会は暗譜が必要?暗譜のメリット・デメリットと成功のポイントを解説
まとめ

ピアノの発表会で暗譜が飛んでしまうのは、誰にでも起こりうることです。
大切なのは「慌てずに落ち着いて対処すること」と「事前にしっかり対策をしておくこと」。
本番でのミスは避けられませんが、最後まで弾き切ることが一番大切です。
練習の積み重ねと本番での冷静な対応で、自信を持って演奏しましょう!