スーパーマリオの音楽は、ゲームをプレイしたことがある人でもそうでなくても、ほとんどの人が耳にしたことがある名曲ばかりです。
そんなスーパーマリオシリーズの曲をピアノソロで楽しめる楽譜として、
- ピアノソロ 初級 やさしくひける スーパーマリオシリーズ/スーパーベスト plus
- ピアノソロ 中上級 スーパーマリオシリーズ/スーパーベスト plus
の2種類が販売されています。
初心者向けの「初級」と、より演奏のしがいがある「中上級」の2種類があるため、どちらを選ぶか迷う人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、実際に初級と中上級の楽譜を持っている筆者が、それぞれの特徴や違いを比較しながら、「どっちを買うべきか?」のポイントを紹介します。
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目次
「ピアノソロ スーパーマリオシリーズ/スーパーベスト plus」楽譜の概要

この楽譜は、任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」シリーズの楽曲をピアノソロで演奏できるようにアレンジされたものです。
- 発行元:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス
- 収録曲:スーパーマリオの代表曲が40曲収録
- 難易度:初級/中上級
▼初級がこちら
▼中上級がこちら
楽譜の見た目が似ているので、購入する際はご注意くださいね。
さて、両方ともマリオゲームのピアノソロ曲が掲載されていますが、初級と中上級ではアレンジや演奏のしやすさに大きな違いがあります。
次の項目で詳しく比較していきます。
初級と中上級の違いを比較!どっちを選ぶ?

我が家は子どもたち用に初級、私が弾く用に中上級を購入しました。
実際に弾いてみた感想をもとに、初級と中上級の違いを5つのポイントで比較していきます。
難易度の違い
初級
右手は単音のメロディ中心で、左手は単音や簡単な和音が多めです。
初心者や子どもでも取り組みやすい難易度になっています。
中上級
両手をしっかり使い、和音やオクターブも登場します。
ピアノ経験者向けの本格的な難易度になっています。
マリオの地上BGMの冒頭部分の楽譜で比較
たとえばマリオの地上BGMとして有名な
「ミミ・ミ・ドミ・ソ・ソ ♪ ド・ソ・ミ・ラ・シ・シ♭ラ」の冒頭部分。
初級編の右手パートは1か所だけ和音で他の音符は単音です。
一方の中上級は右手の全てが和音になっています。
和音が苦手な方は、初級を選ぶのがおすすめです。
アレンジの違いによる音の厚み
初級
初級は原曲の雰囲気を活かしながら、シンプルに単音メインで弾けるようになっています
子どもは十分楽しんでいましたが、メロディ中心のため少し物足りなく感じることがあります。
中上級
中級は和音やリズムの工夫がされていて、原曲の再現度が高いです。
左手の動きが豊富で難しくなっている分、より演奏としての完成度も高くなっています。
弾きごたえと楽しさ
初級
初心者や子どもでも短時間でサクッと弾けるので、気軽に楽しむことができます。
中上級
ある程度の練習が必要ですが、しっかりと弾きごたえがあります。
指番号の有無
初級
初級の楽譜には指番号が丁寧に記載されているので、弾き方が分からない時でも指番号通りにゆっくり練習すれば弾けるようになります。
中上級
一方の中上級には指番号の掲載がありませんので、ピアノ未経験の方は弾きにくいと思います。
価格
初級
3,080円
中上級
3,190円
値段は初級と中上級でほとんど一緒ですね♪
実際に2つの楽譜でそれぞれ弾いてみた感想

▲画像は中上級の表紙です♪
「譜めくりがいらない」と表紙にあるように、見開き3ページの曲でも楽譜の途中でページをめくることが無いように工夫されています。
しっかり開くので、楽譜クリップも必要ありません♪
(著作権の関係で楽譜部分はぼかしています。)
▼譜めくり・楽譜クリップ不要

「ピアノ教室歴3年+趣味で2年」のレベルでどこまで弾ける?
ちなみに筆者のピアノレベルは、ピアノ教室約3年と趣味で2年ほどです。
ピアノ教室はバイエル終了程度で辞めて、発表会では「エリーゼのために」を弾くくらいのレベルです。
その後大人になって趣味としてピアノを独学で再開し、娘の「子どものバイエル」の先生パートを練習して連弾できるくらいです。
初級の上の方、中級に届かないくらいのレベルかな?と自分では思っています(笑)
関連記事はこちら▶大人になってピアノを再開!今だからこそ分かる趣味としてのピアノの楽しさ
初級を弾いてみた感想
実際に両方の楽譜を弾いてみると、初級はすぐに弾ける楽しさがありました。
右手のメロディを追うだけでマリオの世界観を感じられるため、ピアノ初心者でも無理なく楽しめます。
ただし、シンプルな分だけ音の厚みが足りず、演奏の充実感は少なめです。
ちなみにピアノを習い始めて半年程度の3歳と5歳のこどもも右手のメロディだけ練習していましたが、部分的に弾けるようになりました。
「プレイヤーダウン~ゲームオーバー」というマリオの残基が無くなってゲームオーバーになるシーンで流れるBGMが気に入ったようで、ケラケラ笑いながら弾いています。
子どもや初心者でも無理なく楽しめるのが初級の楽譜のポイントです♪
中上級を弾いてみた感想
一方、中上級の楽譜は両手をしっかり使うアレンジなので弾いている感が強く、原曲の雰囲気を存分に楽しめます。
演奏技術が求められるためある程度ピアノ経験がある人向けですが、完成したときの達成感は大きいし、ピアノ発表会やストリートピアノでも映えると思います。
とは言え、この楽譜は決して上級者向けでは無いと感じました。
中上級と記載がありますが、中級として販売しても良いのでは?と思ってしまうレベルです。
あくまで個人の感想ですが、上級の楽譜を探している方にはおすすめしません。
バイエル卒業程度の筆者でも練習すれば弾くことが出来たので、せいぜい中級程度のレベルかなと思います。
どっちを買うべき?おすすめの選び方
ということで、どちらを買うか悩んでいる人におすすめの選び方としては、
- ピアノ初心者の人 → 初級
- 子どもと一緒に弾きたい人 → 初級
- 簡単にサクッとマリオの曲を弾きたい人 → 初級
- ある程度ピアノ経験があってしっかり弾きたい人 → 中上級
- 発表会で映える楽譜を探している人 → 中上級
- 伴奏も含めて豪華に弾きたい人 → 中上級
- 中級は弾けるけど上級は弾けない人 → 中上級(大丈夫!弾けます♪)
どちらも楽しみたい人は、我が家みたいに両方買うのもアリですね♪
ちなみに私は「スーパーマリオブラザーズ」の曲をいくつか組み合わせてメドレーっぽく弾くことを楽しんでいるのですが、
- 地上BGM
- 地下BGM
- 水中BGM
- 無敵BGM
- TIME UP 警告ファンファーレ
は中上級の楽譜で弾いて、
- コースクリア・ファンファーレ
- ワールドクリアファンファーレ
は初級の楽譜で弾いています(テンポ150での和音連打が出来なかったため)。
我が家みたいに両方買って親子で楽しんだり、曲の難易度によって楽譜を変えるのもおすすめです♪
まとめ

スーパーマリオシリーズの楽譜はゲーム音楽が好きな人にとってもそうでなくても、とても魅力的な一冊です。
- 初級は初心者向けで、気軽に楽しめるアレンジ
- 中上級は本格的な演奏ができ、より原曲の雰囲気を再現
- 目的やレベルに応じて最適な方を選ぶのがおすすめ
「どっちを買おうか迷っている」という人は、自分のピアノレベルや目的を考えて選んでみてください。
マリオの名曲をピアノで楽しみましょう!
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