メヌエット(バッハ/ペツォールト)はバイエル何番程度で弾ける?難易度を徹底解説【体験談】

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このブログ「ゆるピアノはじめました♬」では、趣味としてピアノを楽しんでいる私とピアノ教室歴1年と少しの娘の日常、そして音楽の楽しさを子育て目線でお届けしています。

ピアノを習っていると、ある日ふと教材の中に登場する有名なクラシック曲「メヌエット」。

「レーソラシドレソソ〜」と始まる、あのどこかで耳にしたことのあるメロディです。

しかし、実際に楽譜を開いた親御さんやピアノ初心者が抱きがちなのが、

「このメヌエットってバイエル何番に載っているの?」
「難易度はどのくらいなの?」

という疑問です。

さらに「メヌエット」という曲名はクラシック音楽にたくさん存在し、混乱しやすいのも特徴。

この記事では、特に有名な 「メヌエット ト長調(BWV Anh.114)」 を取り上げ、

  • バイエルでの掲載位置
  • バイエル何番程度の難易度か
  • 子どもが実際に弾いてみた感想

を丁寧に解説していきます。

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メヌエットとは?

まずは「メヌエット」という曲について整理しておきましょう。

「メヌエット(Minuet)」とは、元々はフランスの宮廷舞曲で、3拍子で優雅に踊るダンス音楽でした。

クラシック時代には多くの作曲家がこの形式で曲を書いており、モーツァルト、ベートーヴェン、バッハなど、名だたる音楽家が作品を残しています。

そのため、「メヌエット」という題名の曲は何十曲、場合によっては何百曲と存在するのです。

つまり「メヌエット」とだけ言うと、どの作曲家のどの曲を指しているのかが分からなくなってしまうのですね。

今回の記事で取り上げる「メヌエット」は、長らく J.S.バッハ作曲 とされてきましたが、現在では クリスティアン・ペツォールト作曲 と判明している有名曲。

バイエル教材や子ども向けピアノ教材で取り上げられる「レーソラシドレソソ〜」の旋律を持つ曲がこれにあたります。

発表会や教室でもよく取り上げられる、ピアノ学習者にとって登竜門のような存在です。

メヌエットはバイエル何番に掲載されている?

気になる「メヌエットはバイエルの何番くらいの難易度か?」という点について。

結論から言えば、娘が使っている教材では音楽之友社「こどものバイエル下巻」の77番と78番の間に掲載 されています。

つまり、バイエルの正式な課題番号としてはカウントされておらず、いわば「補足曲」として位置づけられているのです。

なぜこういう形になっているかというと、バイエルは元々練習曲集として作られた教材ですが、メヌエットのような有名なクラシック曲を途中に挟むことで、子どもたちが「知ってる曲だ!」とモチベーションを上げやすくなるからです。

そのため「メヌエットってバイエル何番程度の実力で弾ける?」と質問されたときには、

  • バイエルにおける正式な番号はない
  • 70番~80番程度の難易度

と答えるのが正確です。

ピアノを学んでいる子どもが、バイエルの後半にさしかかった頃に必ず出会う、特別な1曲と言えるでしょう。

メヌエットの難易度は実際どのくらい?

では、実際に感じる難易度はどの程度なのでしょうか。

一般的には、バイエル後半(70番台後半〜80番台)に相当する難易度 と言われます。

難しいポイントは以下の通りです。

  • 曲の長さがそれまでの課題より長い
  • 左右の手をしっかり使って弾く必要がある
  • 装飾音符が出てくる

この「装飾音符」は子どもにとって初めての体験となることが多く、ここで一気に難しく感じる子も少なくありません。

一方で、メロディはとても親しみやすく、子ども自身も「聞いたことがある!」とモチベーションを高めやすい曲です。

つまり、バイエル的な練習課題の延長というよりも、「実際の音楽作品に挑戦する」ステップとして用意されている曲だと言えます。

娘(5歳)の体験談:バイエル77番のあとに出会ったメヌエット

我が家の娘は、ピアノを始めて1年半、年中の5歳のときにこのメヌエットと出会いました。

それまで「こどものバイエル下巻」を少しずつ進めており、ちょうど 77番を終えたところ で、この曲が登場しました。

ちなみに娘は、76番を弾いた後でバイエルの難しさに一度挫折していますので、気になる方はぜひ別記事(『こどものバイエル』70番台が難しい…娘から「ピアノ辞めたい」と言われた我が家の乗り越え方)もチェックしてみてくださいね。

メヌエットの楽譜を見たとき、親の私がまず感じたのは、

  • 曲が長い!
  • 装飾音符が出てくる!
  • 77番の次の曲にしては急に難しそう!

ということでした。

正直、弾けるようになるまで時間がかかるのでは…と不安に思いましたが、娘の反応は全く逆。

「この曲、聞いたことある!」と目を輝かせ、やる気満々で練習を始めたのです。

最初はもちろんたどたどしく、片手ずつを繰り返して何度も練習する形でしたが、本人のやる気のおかげで最後まで通せるようになりました。

このとき実感したのは、「知っている曲を弾ける喜びは、難しさを超える」ということ。

子どもにとってモチベーションが最大の力になるのだと感じました。

メヌエットが子どもの発表会や練習曲として人気な理由

メヌエットは、バイエルの教材以外でもよく取り上げられる定番曲です。

人気の理由は…

  • 誰もが耳にしたことのある有名な旋律
  • 難易度が「ちょっと背伸び」くらいで挑戦しやすい
  • 発表会で映える華やかさがある

ピアノを始めて1〜2年ほど経った子どもにとって、「自分も有名な曲を弾けるんだ!」という達成感を得られる絶好のタイミング。

実際に我が家でも、娘がこの曲に挑戦してから「もっと弾けるようになりたい!」とさらにピアノへの意欲が高まったのを感じました。

関連記事▶バイエル修了程度はどのくらいのレベル?弾ける曲の目安と次におすすめの教材を解説

メヌエットを弾くときの練習のコツ

バイエル下巻に登場するメヌエットは、それまでの課題より長く、装飾音符も出てくるため「難しい!」と感じる子も多いです。

そこで、取り組みやすくするための練習のコツを紹介します。

装飾音符は最初は省いてOK

装飾音符(小さく書かれている速い音符)は、初めての子にとっては負担になりがち。

最初は省いてシンプルに弾き、慣れてきてから付け足すとスムーズに仕上がります。

片手練習をしっかりやる

左右をいきなり合わせようとすると崩れやすいです。

まずは右手メロディをしっかり歌うように練習し、次に左手伴奏を「和音の流れ」として掴んでから合わせましょう。

フレーズの切れ目を意識する

メヌエットは舞曲(踊りの音楽)なので、ただ弾くのではなく「3拍子の流れ」を意識してフレーズごとに息をつけると、曲らしさが出ます。

弾けなくても止まらずに進む

子どもは間違えるとすぐ止まってしまいがちですが、メロディ全体を通すことが大切。

多少間違えても最後まで弾き切る経験が上達につながります。

こうした練習法を意識するだけで、「弾けない…」から「最後まで通せた!」へと進みやすくなります。

よくある質問:メヌエットとバイエル

Q1. メヌエットは正式にバイエルの何番ですか?

A. 正式な番号はありません。

「こどものバイエル下巻」の77番と78番の間に「特別曲」として掲載されています。

Q2. 難易度はどのくらいですか?

A. バイエルでいえば70番台後半〜80番台に相当。

装飾音符や曲の長さで少しレベルアップした課題です。

Q3. 大人の初心者でも弾けますか?

A. はい。

指使いがスムーズにできれば、大人でも取り組みやすい曲です。

子どもの教材に載っていますが、大人のレッスンでもよく使われます。

Q4. 発表会で弾いても大丈夫?

A. とても人気があります。

ピアノを始めて1〜2年ほどの子どもにとってちょうど良い難易度で、華やかな雰囲気があるので発表会でも映える曲です。

Q5. 他の教材にも載っていますか?

A. はい。

バスティンやグローバーといった海外のピアノ教材でも登場し、「ぴあのどりーむ⑤」 にも登場します。

子どもから大人まで幅広く愛される定番曲です。

まとめ

  • 「メヌエット(BWV Anh.114)」は こどものバイエル下巻の77番と78番の間 に掲載されている
  • 正式なバイエル番号はないが、難易度は70番台後半〜80番台程度
  • 曲の長さや装飾音符で難しく感じるが、有名な曲なので子どものモチベーションが高まりやすい
  • 発表会でも人気のある定番曲

メヌエットは、ピアノを始めて1〜2年の子どもが「知ってる曲を弾けた!」と喜べるタイミングで登場する、特別な一曲です。

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