- 「ピアノ教本って1冊あればいいの?それとも何冊も使った方がいい?」
- 「同時に使うと混乱しない?」
大人になってからピアノを独学で始めると、教本の選び方や冊数に悩む方はとても多いです。
特に最近は「大人向け」「初心者用」「やさしいクラシック」など、教本の種類が豊富で選ぶのが一苦労ですよね。
この記事では、ピアノ歴3年・独学経験のある筆者が「教本は何冊使うべきか?」を分かりやすく解説します。
さらに、複数の教本を併用するメリットと注意点、おすすめの組み合わせ例も紹介するので、今後の練習計画にぜひ役立ててください🎹
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目次
結論:ピアノ教本は「1〜3冊」が理想

まず結論からお伝えすると、大人の独学者が使う教本の理想的な冊数は…
目的別に「1〜3冊」併用がベスト!
なぜかというと、ピアノの上達には大きく以下の3つの柱があるからです:
教本のタイプ | 主な目的 | 例 |
---|---|---|
基礎教本 | 楽譜の読み方・指づかい・リズム | 入門書/初心者講座など |
練習曲集 | 指のトレーニング/技術の習得 | ハノン/ツェルニー初歩 |
曲集 | 実際に楽しむレパートリー | クラシックやポップスなど |
この3つをバランスよく取り入れると、ただ「弾けるようになる」だけでなく、
- 楽譜が読める
- 指が動く
- 曲を楽しめる
ようになります。
ピアノ学習において複数の教本を使うメリット

メリット①:飽きにくく、モチベーションが保てる
1冊だけの楽譜集だと、練習が単調になりがち。
- 「今日はこの曲」
- 「明日はトレーニング」
と気分を変えて練習できると、自然と練習が習慣化します。
メリット②:偏ったスキルにならない
曲集だけだと指のトレーニングが足りず、速い曲に対応できません。
反対にハノンなどの練習曲集だけでは楽しさが足りず、モチベーションが落ちます。
それぞれの弱点を補い合えるのが、教本の複数使いの強みです。
メリット③:その日の気分や時間に合わせて選べる
- 忙しい日は:5分だけ「ハノン」
- ゆっくりできる日は:1曲まるごと「クラシック」
- 集中できない日は:軽めの練習曲
というように、ライフスタイルに合わせて柔軟に練習ができるのも、大人ならではのメリットですね。
ピアノ教本併用の注意点:無理な進め方はNG

❌ あれもこれもと手を出しすぎない
一度に5冊も6冊も並行すると、どれも中途半端で挫折しがち。
最初は2冊くらいからスタートし、必要に応じて増やすのが◎
❌ レベルの違いすぎる本を混ぜない
「入門教本」(簡単)と「原曲そのままのクラシック名曲集」(難しい)など、レベル差が大きすぎると挫折の原因になります。
✅ 同じくらいの難易度か、少しチャレンジできるくらいの構成が理想です。
【おすすめ】大人の独学者向け教本の組み合わせ例

🧩 組み合わせ①:完全初心者向け
- 『大人のためのピアノ悠々塾 入門編 / ヤマハ』(基礎教本)
- 『おとなのハノン〜指の動きをよくするピアノ・トレーニング・ブック / ドレミ楽譜出版社』(指トレ)
- 『やさしいピアノ・ソロ クラシック名曲50選 シンコーミュージック』(曲集)
→ 音符・指番号から丁寧に解説されていて、無理なく楽しく進められる!
🧩 組み合わせ②:少し弾けるようになってきた人向け
- 『ピアノ 楽譜 | おとなのための 楽しいピアノスタディ 1』(初級〜中級)
- 『全音ピアノライブラリー ツェルニー 100番練習曲 Op.139 全音楽譜出版社』(練習曲)
- 『クラシック名曲100選(Vol.3) (ピアノ・ソロ) [ 全音楽譜出版社出版部 ]』(レパートリー)
→ 技術・読譜・表現をバランスよく学べるルートです。
教本を使うコツ|大人の独学で挫折しないために

🎯 「完璧を目指さない」のが続けるコツ
教本の最後の1曲がどうしても弾けない…
そんなときは、無理せず次に進んでもOK!
「8割わかった」「楽しく弾けた」くらいで次に進むのが、挫折しないポイントです。
🕰 「短時間×毎日」の習慣が最強
複数の教本を使うなら、毎日10〜15分ずつ、目的を変えて練習すると効率アップ。
たとえば、
- 月水金:指のトレーニング
- 火木土:曲集から1曲
- 日曜:自由に好きな曲を弾く
など、自分なりのスケジュールを作ってみてください。
まとめ|ピアノ教本は“目的別”に使い分けよう

- 大人の独学には、目的別に1〜3冊の教本を併用するのが理想的
- 飽きずに続けやすく、技術もバランスよく伸ばせる
- ただし、やりすぎ・難しすぎには注意!
教本選びに迷ったら、まずは今回ご紹介した中から1冊、または2冊を選んでみてくださいね👇