子どもと一緒にピアノを弾く親子連弾は、親子のコミュニケーションが深まる素敵な時間になります。
しかし、「自分のピアノレベルで弾けるのか?」と不安に思う親も多いでしょう。
実は、親のレベルに合わせた曲選びや工夫次第で、初心者の親でも十分に楽しむことができます。
本記事では、親のレベル別のおすすめの曲と親子連弾練習のコツを紹介します。
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目次
親子連弾は親のレベルに合わせて楽しめる!

お子様が小さい場合やピアノを習い始めの場合によく見られるのが、ピアノ発表会での親子連弾です。
子どもも親と一緒に発表会に出ることで安心できるし、一緒に練習を積み重ねることで親子の絆をより深めることができます。
さらに親子連弾によってピアノ教室の先生の負担も減るので、先生にとっても親子連弾は良いことづくし。
そんなことから「親子連弾してみませんか?」と勧められる親御さんも多いと思います。
でも、
親子連弾に出るのに必要な親のレベルってどのくらいなんだろう?
と悩んでしまいますよね。
結論から言うと、たとえピアノ未経験の初心者でも大丈夫です!
親がピアノ初心者の場合の親子連弾

ピアノ経験がほとんどない場合でも、簡単な伴奏パートがある連弾曲を選べば大丈夫です。
おすすめの曲
「星に願いを」
「星に願いを」は、ディズニー映画『ピノキオ』の主題歌として愛される、美しく幻想的なメロディーが魅力の曲です。
穏やかな流れの中に感情が込められており、ゆったりとしたテンポで丁寧に弾くと雰囲気が引き立ちます。
和音を柔らかく奏でながら、メロディーを優しく歌うように演奏すると、美しい響きを楽しめます。
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「美女と野獣」
「美女と野獣」は、ディズニー映画『美女と野獣』の象徴的なバラードで、温かくロマンティックな雰囲気が魅力の曲です。
ゆったりと流れるメロディーに、優雅で切ないハーモニーが重なり、感情豊かに演奏できます。
強弱の変化を意識しながら、メロディーを大切に弾くことで、物語の美しさを表現できます。
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「イッツ・ア・スモールワールド〜小さな世界〜」
「イッツ・ア・スモールワールド〜小さな世界〜」は、ディズニーランドの人気アトラクションのテーマソングとして知られる、明るく親しみやすい曲です。
シンプルなメロディーが特徴で、小さな子どもから大人まで楽しく演奏できます。
メロディーと伴奏のバランスを意識しながら弾くと、より美しく仕上がります。
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【ピアノ楽譜】イッツ・ア・スモールワールド〜小さな世界〜
関連記事はこちら▶ピアノ発表会の親子連弾は初心者同士でも大丈夫?選曲・練習のコツと本番で失敗しないポイント
ピアノ初心者向け・親子連弾の練習のコツ

連弾は2人で協力しながら演奏する楽しさが魅力ですが、息を合わせるのが難しいこともあります。
初心者でもスムーズに弾けるよう、以下のポイントを意識してみましょう。
まずは片手だけで練習する
いきなり両手で弾くのではなく、右手や左手だけでメロディーや伴奏の動きを覚えましょう。
自分のパートに慣れると、連弾しやすくなります。
子どもと一緒にゆっくり弾く
最初はテンポを落として、音をしっかり揃えながら弾きましょう。
慣れてきたら少しずつテンポを上げていくと、スムーズに演奏できます。
目や呼吸で合図をする
「せーの!」と声をかけたり、目を合わせたりしてタイミングを揃えると、ズレにくくなります。
特に最初の音を合わせることが大切です。
音を大きくしすぎない
どちらかの音が大きすぎると、バランスが悪くなります。
やはり大人の方が指の力が強いため、大きな音で弾いてしまいがちです。
お子様の音を聞きながら、優しく弾くことを意識しましょう。
楽しく弾くことを大切にする
間違えても焦らず、お互いに声をかけながら練習すると、楽しく演奏できます。
まずは「一緒に音を出すこと」を楽しみましょう!
連弾は2人で作る音楽だからこそ、成功したときの達成感も大きいもの。
気楽にチャレンジして、素敵なアンサンブルを楽しんでください♪
関連記事はこちら▶ピアノ初心者の親必見!親子連弾を楽しむための基礎練習法
親がピアノ経験者の場合の親子連弾

続いては、親が経験者の場合です。
「子どもの頃に少し習っていた」という親なら、少しレベルアップした曲も挑戦できます。
おすすめの曲
「輝く未来」
「輝く未来」は、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の感動的なデュエット曲で、美しく幻想的なメロディーが魅力です。
穏やかで流れるようなフレーズが特徴で、柔らかく丁寧に弾くことで曲の雰囲気を引き立てられます。
メロディーを滑らかにつなげながら伴奏をバランスよく弾くと、美しい響きを楽しめます。
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レット・イット・ゴー〜ありのままで〜
「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」は、ディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌で、力強くドラマチックなメロディーが特徴の曲です。
静かに始まりながらも次第に盛り上がる展開が魅力で、強弱を意識して弾くと感情が伝わりやすくなります。
メロディーをはっきりと歌うように弾きながら伴奏をしっかり支えることで、壮大な雰囲気を表現できます。
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「情熱大陸」
「情熱大陸」は、葉加瀬太郎による情熱的でエネルギッシュなインストゥルメンタル曲で、力強いリズムと流れるようなメロディーが魅力です。
独特のグルーヴ感を大切にしながら、メリハリのあるダイナミックな演奏を意識すると、より印象的に仕上がります。
メロディーをなめらかに弾きつつリズムをしっかりキープすることで、曲の躍動感を引き出せます。
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「エンターテイナー」
「エンターテイナー」は、スコット・ジョプリン作曲の軽快で楽しいラグタイムの名曲で、特徴的なリズムと明るいメロディーが魅力です。
跳ねるようなフレーズと、独特な伴奏パターンをバランスよく弾くことがポイントになります。
テンポを安定させながらリズムの躍動感を大切に演奏すると、曲の軽快な雰囲気をより楽しめます。
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ピアノ経験者向け・親子連弾の練習のコツ

連弾は一人で弾くのとは違い、相手との息を合わせることが重要です。
以下のポイントを意識して練習すると、よりスムーズに演奏できます。
まずは個別にしっかり練習する
自分のパートを確実に弾けるようにしておくと、合わさったときに余裕を持って演奏できます。
特にリズムや強弱の変化を意識しましょう。
子どもの音をよく聞く
自分の演奏だけに集中せず、子どもの音をよく聞くことで、自然なアンサンブルが生まれます。
特に、出だしやフレーズの終わりでタイミングをそろえるのがポイントです。
アイコンタクトや呼吸でタイミングを合わせる
演奏前や曲の切り替えのタイミングでは、目を合わせたり、呼吸を揃えたりするとスムーズに始められます。
ペダルの役割を確認する
主に低音パート(セコンド)がペダルを担当することが多いので、どのタイミングで踏むか事前に打ち合わせておきましょう。
テンポを安定させる
片方が速くなりすぎたり遅くなったりするとバラバラになってしまうため、最初はメトロノームを使って安定したテンポで練習するのがおすすめです。
連弾は、音楽の一体感を感じられる楽しい演奏スタイルです。
お互いにコミュニケーションを取りながら、息の合った演奏を目指しましょう!
親がピアノ上級者の場合の親子連弾

親御さんのピアノ経験が豊富な場合は、よりダイナミックな連弾が楽しめます。
おすすめの曲
「となりのトトロメドレー」
「となりのトトロメドレー」は、スタジオジブリの映画『となりのトトロ』に登場する人気の曲を集めたメドレーで、映画のほっこりとした雰囲気が感じられる楽しいピアノ曲です。
メドレーには「となりのトトロ」や「風の通り道」など、映画を象徴する名曲が並び、親しみやすいメロディーが特徴です。
曲ごとの温かみを大切にしながら、リズムやアーティキュレーションに変化をつけることで、トトロの世界を音楽で表現することができます。
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【ピアノ楽譜】となりのトトロメドレー
「トルコ行進曲」
「トルコ行進曲」は、モーツァルト作曲のピアノソナタ第11番 K.331 の第3楽章で、軽快で躍動感あふれるメロディーが特徴の人気曲です。
オスマン帝国の軍楽隊の音楽をイメージしており、歯切れの良いリズムと華やかな装飾音が印象的です。
指の回転をスムーズにしながら軽やかで明るいタッチを意識すると、モーツァルトらしい華麗な演奏が楽しめます。
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【ピアノ楽譜】トルコ行進曲
「ゴリウォーグのケークウォーク」
「ゴリウォーグのケークウォーク」は、ドビュッシー作曲の『子供の領分』に収められた楽しいピアノ曲で、陽気でユーモラスなリズムが特徴です。
軽快なケークウォークのリズムと、途中に登場する美しい旋律の対比が魅力的です。
跳ねるようなリズム感を意識しながら、細かいアクセントや表情の変化をつけると、曲の個性が際立ちます。
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【ピアノ楽譜】ゴリウォーグのケークウォーク
「きらきら星変奏曲」
「きらきら星変奏曲」は、モーツァルト作曲の華やかなピアノ独奏曲で、有名な「きらきら星」のメロディーをもとにした12の変奏で構成されています。
シンプルな主題から始まり、技巧的なパッセージや多彩なリズムが加わることで、曲が次第に華やかに展開していきます。
それぞれの変奏の特徴を意識しながら、メリハリのある演奏を心がけると、よりモーツァルトらしい軽やかで生き生きとした表現が楽しめます。
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ピアノ上級者向け・親子連弾の練習のコツ

親子連弾は、音楽を一緒に楽しむ素晴らしい機会ですが、子どものレベルによってはペースを合わせるのが難しいこともあります。
上級者である親がサポートしながら、無理なく楽しく練習できるよう工夫しましょう。
子どものレベルに合わせた楽譜を選ぶ
子どもが無理なく弾けるアレンジを選び、親が難しい部分をカバーする形にすると、演奏がスムーズになります。
シンプルな伴奏でも音楽の楽しさは十分伝わります。
子どものリズムを優先する
上級者の親が主導すると、つい子どもをリードしすぎてしまいますが、まずは子どものリズムに合わせて弾く意識を持ちましょう。
テンポが揺れても、親が柔軟に対応すると安心感が生まれます。
ミスを指摘しすぎず、成功体験を増やす
間違いを細かく指摘するよりも、「今のフレーズ、上手に弾けたね!」とポジティブな声かけを大切にしましょう。
親子連弾は「楽しく続けること」が一番の目的です。
一緒に歌ったり、手拍子したりしてリズムをつかむ
楽譜を読むのに精一杯になりがちな子どもには、いきなり弾くのではなくメロディーを歌ったりリズムを手拍子したりして、体で音楽を感じる練習を取り入れるのがおすすめです。
本番を意識した練習も取り入れる
慣れてきたら「今日はお客さんの前で発表会ごっこしよう!」と、家族の前で披露する機会を作ると、やる気がアップします。
失敗しても笑い合える雰囲気を大切にしましょう。
親子連弾は、ただ演奏するだけでなく、コミュニケーションを深める貴重な時間です。
子どもが音楽を楽しめるよう寄り添いながら、一緒に素敵な演奏を作っていきましょう!
まとめ

親子連弾は、親のレベルに合わせた曲選びと練習方法を工夫すれば、初心者から上級者まで楽しむことができます。
無理せず、親子で一緒に音楽を楽しむ気持ちが大切です。
ぜひ、お子さんとピアノ連弾にチャレンジしてみてください!