大人になってピアノを再開するとき「何の曲から弾けばいいの?」と悩むことはありませんか?
書店に行くと楽譜がたくさん売っているし、インターネットで検索すると膨大な数の楽譜が出てきて迷ってしまいますよね。
簡単すぎる曲はつまらないし、難しすぎる曲は練習のモチベーションが続かない。
私も20年ぶりにピアノを再開したとき、最初に選ぶ曲に迷いました。
実際に弾いてみると「意外といける!」と感じる曲もあれば、「これは難しい…」と思う曲もありました。
特に、子どもの頃にバイエル修了でピアノをやめた場合、どのレベルの曲なら弾けるのか、自信が持てないこともあるでしょう。
そこで今回は、バイエル修了レベルの私が大人になって最初に弾いた初級~中級の10曲を紹介します。
これからピアノを再開したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
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目次
エリーゼのために(ベートーヴェン)

楽曲紹介・難易度
ピアノ初心者から憧れられることの多い名曲。
バイエル修了レベルで挑戦するには、最初の部分は比較的弾きやすいですが、中盤の速いパッセージが少し難易度が上がります。
右手の動きに慣れながら、表現豊かに弾くことがポイントです。
実際に弾いた感想・エピソード
実は私、小学生の時にピアノを3年ほど習っていたのですが、最後の発表会で弾いた曲が「エリーゼのために」でした。
そのためピアノを20年ぶりに再開したとき、まっさきに暗譜で弾いてみました。
すると、冒頭部分のあの有名な箇所は、暗譜で弾けたのです♪
小学生のときに覚えた曲って、20年経っても忘れないんだなと衝撃的でした。
関連記事はこちら▶大人になってピアノを再開!今だからこそ分かる趣味としてのピアノの楽しさ
弾けない(覚えてない)部分はきちんと楽譜を見て練習し、記念すべき第一曲目になりました。
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【ピアノ楽譜】エリーゼのために/ベートーヴェン
トルコ行進曲(モーツァルト)

楽曲紹介・難易度
軽快なリズムと華やかなメロディが特徴のこの曲は、右手の細かい動きとスピードが求められるため、指の独立性が重要になります。
速いテンポで弾くのは難しいですが、ゆっくり練習すれば徐々に形になります。
実際に弾いた感想・エピソード
この曲は、原曲ではきちんと弾けていません。
中間に登場する右手オクターブ・左手装飾音符の部分が難しすぎて弾けず。
弾きやすくなるようにアレンジした楽譜を購入して弾きました。
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【ピアノ楽譜】トルコ行進曲/モーツァルト
きらきら星変奏曲(モーツァルト)

楽曲紹介・難易度
シンプルな「きらきら星」のメロディがさまざまなバリエーションで展開される曲。
フジテレビ系ドラマ「のだめカンタービレ」の挿入曲としても有名です。
最初のテーマは簡単ですが、変奏が進むにつれて難易度が上がるため、バイエル修了レベルでは弾きやすい部分を選んで取り組むのもおすすめです。
実際に弾いた感想・エピソード
「きらきら星変奏曲」はシンプルな主題から始まり、バリエーションごとに難易度が上がっていくのが楽しかったです。
特に速いパッセージや装飾音が入る部分は指がもつれそうになりつつも、弾けるようになると達成感がありました。
全体的に華やかで、弾いていて気分が上がる曲でした!
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【ピアノ楽譜】きらきら星の主題による変奏曲 K.265/モーツァルト
スーパーマリオBGM

楽曲紹介・難易度
スーパーマリオシリーズの有名なメロディをつなげたメドレー。
軽快なリズムが特徴で、ゲーム音楽ならではの遊び心が感じられます。
左手の伴奏パターンが独特なので、リズムを崩さずに弾くことがポイントになります。
実際に弾いた感想・エピソード
マリオの曲を子どもたちと楽しみたい一心で楽譜を買いました♪
▼関連記事はこちら
「ピアノソロ スーパーマリオシリーズ/スーパーベスト plus」楽譜レビュー!初級&中上級を徹底比較!どっちを買う?
とても楽しく練習に取り組むことができました♪
カービィのテーマ曲

楽曲紹介・難易度
星のカービィシリーズのテーマ曲。
元気のあるメロディが特徴です。
実際に弾いた感想・エピソード
2024年4月にカービィの楽譜が販売された時に楽譜を買い、子どもたちと一緒に楽しみながら練習しました。
初級・中級の曲が収録されており、中級の「ただいまカービィ」は私のレベルでは激ムズだと感じたのですが、3か月以上練習してなんとか弾けるようになりました。
難しいと感じる曲でも、練習すればなんとかなるものだと自信が付いて良かったです。
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「ピアノで楽しむ 星のカービィ ~ゲーム音楽セレクション~」楽譜レビュー
Energy Flow(坂本龍一)

楽曲紹介・難易度
坂本龍一の代表的なピアノ曲のひとつ。
シンプルでありながら美しい旋律が印象的で、感情を込めやすい一曲です。
ペダルの使い方が重要になるため、響きを意識しながら練習するとより美しく演奏できます。
実際に弾いた感想・エピソード
「Energy Flow」は、シンプルなメロディーが流れるように響いて、とても癒される曲でした。
強弱のニュアンスやペダルの使い方で雰囲気が大きく変わるので、繊細な表現が求められると感じました。
弾き終えた後、心がふわっと落ち着くような不思議な余韻が残る一曲です。
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【ピアノ楽譜】energy flow/坂本 龍一
カノン(パッヘルベル)

楽曲紹介・難易度
結婚式などでもよく演奏される、親しみやすいバロック音楽。
シンプルなメロディが繰り返されるので初級者でも取り組みやすいですが、流れるような伴奏の動きをスムーズにするために丁寧な練習が必要です。
実際に弾いた感想・エピソード
カノンはもともとピアノのための曲ではないため原曲が存在せず、難易度は楽譜のアレンジ次第ということになります。
私が選んだ楽譜は左手が単調なものだったので、好きな右手のメロデイ部分の練習がさくさく進んで楽しかったです♪
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【ピアノ楽譜】カノン/Johann Pachelbel
ソナタ第15番(モーツァルト)

楽曲紹介・難易度
「ピアノソナタ第15番 ハ長調 K.545」の第1楽章は、モーツァルトのソナタの中でも比較的弾きやすい部類に入ります。
軽やかなタッチと明るいメロディが特徴で、ハ長調のため音階練習としても最適です。
実際に弾いた感想・エピソード
電子ピアノのデモ曲として内蔵されており、娘が気に入って曲に合わせて踊っていたので、頑張って練習してみました。
明るく軽やかなメロディーが心地よく、弾いていて楽しい曲でした。
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【ピアノ楽譜】ピアノソナタ 第15番 ハ長調 第1楽章/モーツァルト
エンターテイナー(ジョプリン)

楽曲紹介・難易度
ラグタイムの名曲として知られる楽しい曲。
リズムのノリが重要で、左手の跳躍が特徴的なため、伴奏の動きに慣れることが鍵になります。
ジャズの要素も感じられるので、リズミカルに弾くと雰囲気が出ます。
実際に弾いた感想・エピソード
「エンターテイナー」は軽快なリズムと跳ねるようなメロディーが楽しく、弾いていて気分が上がる曲でした。
左手のリズムが独特で最初は少し難しく感じましたが、慣れると心地よいスイング感を楽しめました。
ジャズ風のノリを意識すると、より魅力的に仕上がる一曲だと思います。
練習していてとっても楽しい曲です♪
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【ピアノ楽譜】エンターテイナー/スコット・ジョプリン
アメイジング・グレイス

楽曲紹介・難易度
シンプルながらも心に響くメロディが魅力の名曲。
ゆったりとしたテンポなので、初心者でも弾きやすいですが、音のつながりやペダルの使い方を意識すると、より豊かな表現が可能になります。
実際に弾いた感想・エピソード
「アメイジング・グレイス」はシンプルで美しい旋律が心に響き、弾いていてとても癒される曲でした。
ゆったりとしたテンポの中で、音の響きやペダルの使い方を工夫すると、より感情がこもると感じました。
静かに奏でることで、深い祈りのような雰囲気が生まれる一曲です。
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【ピアノ楽譜】アメージング・グレース/イギリス民謡
まとめ

バイエル修了レベルでピアノを再開すると、
「この曲、昔憧れていたけど難しいかな?」
と不安になることもあるかもしれません。
しかし意外と弾ける曲も多く、少しずつ指が思い出してくる感覚を楽しめるのが、大人になってピアノを再開する魅力のひとつです。
今回紹介した10曲の中に、気になる曲はありましたか?
好きな曲を選んで、無理のないペースでピアノを楽しんでいきましょう!