子どもに習い事をさせるとき、「ピアノって高いイメージがあるけど、コスパはいいの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
実際、ピアノは楽器の購入費やレッスン料がかかるため、費用面でハードルが高い習い事のひとつです。
しかし、長期的に見ると「続けやすい」「一生もののスキルになる」などのメリットもあります。
この記事ではピアノの習い事としてのコスパについて、他の習い事と比較しながら詳しく解説します。
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習い事の平均費用はどれくらい?ピアノと他の習い事の比較

まずは、代表的な子どもの習い事の月謝の相場を比較してみましょう。
記載している項目は、【習い事】 月謝の目安 (その他の費用)です。
- 【ピアノ】6,000~10,000円(楽器代、教材費、発表会費用など)
- 【スイミング】6,000~9,000円(水着、ゴーグル、進級テスト費用など)
- 【英会話】7,000~15,000円(教材費、留学費用など)
- 【サッカー・野球】5,000~10,000円(ユニフォーム、道具代、遠征費など)
- 【バレエ】7,000~15,000円(レオタード、発表会費用など)
このようにピアノの月謝は、他の習い事と比べても特別高いわけではありません。
むしろスイミングやサッカーなどと同じくらいの水準で、子どもに人気の習い事の中では比較的安い方だと思います。
ただし、楽器の購入や発表会などの追加費用がかかる点が特徴です。
関連記事はこちらピアノの習い事にかかる総費用は?子どもが続けた場合のリアル総額と6つの節約方法
初期費用がかかるピアノ、でも長期的に見るとお得?

ピアノを習う場合、レッスン費とは別に楽器の費用が必要になります。
- 電子ピアノ … 3万円~10万円
- アップライトピアノ … 30万円~100万円
- グランドピアノ … 100万円以上
このように、ピアノの習い事は最初に楽器代がかかるため、ピアノは「始めるときの費用が高い」と思われがちです。
しかし、ピアノの良いところは一度楽器を買えば長く使えるという点です。
たとえば、スイミングやバレエ、サッカーなどは成長に応じて用具を買い替える必要があります。
我が家の息子はサッカーを習っており、娘のピアノに比べると月謝は少し安いのですが、半年に1回程度の割合で1万円ほどのトレーニングシューズを買い替える必要があり、1か月あたりの支出で見るとあまり変わりません。
ピアノは適切な楽器を選べば数十年使えるため、長い目で見るとコスパが良いと言えます。
関連記事はこちら電子ピアノvsアップライトピアノどっちを買うべき?特徴・価格・資産価値からコスパを徹底比較!
習い事の継続率は?ピアノは長く続けることが出来る習い事

子どもが習い事を始めても、途中で辞めてしまったらそれまでの費用が無駄だと感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
せっかく習い事を始めるなら、長く続けて上達してほしいですよね。
その点、ピアノは長く続けやすい習い事のひとつです。
ピアノの継続率はほかの習い事より高い
他の習い事と比べた場合の継続率の目安は以下の通りです。
【習い事】継続年数の目安
- ピアノ:5~10年
- スイミング:3~5年
- 英会話:2~5年
- サッカー・野球:3~6年
- バレエ:5~10年
スイミングや英会話は、小学校低学年で辞めてしまうケースが多く、サッカーや野球は体力や時間の問題で中学進学時に辞めることが多いです。
一方ピアノは一度身についたら大人になっても楽しめるため、長く続けやすい傾向があります。
また、他の習い事は成長とともに辞めるタイミングが来ますが、ピアノは「大人になっても趣味として続けられる」という点で、コスパの良い習い事と言えます。
楽器さえあれば家の中で1人で楽しめるという点が大きいですね。
関連記事はこちら大人になってピアノを再開!今だからこそ分かる趣味としてのピアノの楽しさ
ピアノの習い事は将来的に役立つ?

ピアノを習うメリットは、コスパの面だけではありません。
- 学校の音楽の授業で有利になる
- リズム感や表現力が鍛えられる
- 受験や就職でアピールポイントになる
- 大人になっても趣味として続けられる
ピアノを習っていると、学校の音楽の授業が得意になったり、合唱の伴奏を任されたりすることもあります。
さらに最近では「ピアノ経験者は集中力が高い」と評価され、就職活動の履歴書に書く人も増えています。
将来的に「お金をかけたのに無駄になった…」というリスクが少ないのも、ピアノの魅力のひとつです。
関連記事はこちらピアノは知育に効果あり?子どもの脳を育てるメリットと子どもが楽しく続けるコツ
結局、ピアノはコスパがいい習い事なのか?

ここまでの内容をまとめると、以下のようになります。
ピアノのコスパがいいと感じる理由
- 月謝は他の習い事と大きく変わらない
- 一度楽器を買えば長く使える
- 長期間続けやすい
- 大人になっても趣味として活かせる
ピアノのコスパが悪いと感じる理由
- 初期費用がかかる
- 発表会費用などの追加出費がある
結論として、短期間で辞めるならコスパは悪いが、長く続けるならかなりコスパが良い習い事だと言えます。
ピアノのコスパを良くするためのポイント
ピアノを習わせる場合、できるだけコストを抑える方法もあります。
- 電子ピアノのレンタルを活用する → 初期費用を抑えられる
- オンラインレッスンを活用する → 月謝を安くできる
- 自治体の支援制度を利用する → 地域によっては補助が出ることも
「ピアノはお金がかかるから…」と迷っている人も、工夫次第でコスパを良くすることができます。
関連記事はこちらピアノの習い事にかかる総費用は?子どもが続けた場合のリアル総額と6つの節約方法
まとめ

- 初期費用はかかるが、月謝は他の習い事と大きく変わらない
- 長期間続けられるので、コスパは高い
- 大人になっても役立つスキルが身につく
ピアノは、一生もののスキルが得られる習い事のひとつです。
短期間で辞めてしまうと割高に感じるかもしれませんが、長く続ければ続けるほどコスパが良くなると言えるでしょう。
子どもの興味や家庭の予算に合わせて、最適な方法でピアノを習わせてみてくださいね。