ピアノ発表会の緊張でミス連発…本番に強くなる子どものメンタルトレーニング

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「ゆるピアノはじめました♬」では、娘と一緒にピアノを楽しんでいる私が、親子で音楽と向き合う日々を、子育て目線でゆるっと綴っています。

ピアノ教室歴1年ちょっとの娘とのレッスンエピソードや、趣味として再開した私自身のピアノライフもお届け中です。

ピアノの発表会やコンクールの本番で、練習ではできていたのに緊張してミスを連発してしまう…。

「間違えたらどうしよう…」

と不安になって、頭が真っ白になってしまったり、手が震えてうまく弾けなかったり。

こうした“緊張による失敗”は、特に子どもにとって避けがたいもの。

でも、ちょっとしたメンタルトレーニングを取り入れることで、本番に強い心を育てることができるんです!

今回は、ピアノ本番で緊張に負けないために、家庭でできるメンタルサポート法や、子ども向けの練習アイデアをご紹介します。

なぜ緊張するとミスをしやすくなるの?

まずは、緊張がミスにつながる原因を簡単に整理しておきましょう。

脳が“防衛モード”になるから

人は緊張すると、「戦うか逃げるか」という防衛反応が働き、脳の働きが一部制限されます。

それにより、集中力や判断力が一時的に落ちてしまうのです。

手や体に力が入りすぎて動きがぎこちなくなるから

緊張すると、体全体に力が入り、普段通りの動きができなくなります。

ピアノ演奏においては、これが特に指の動きやペダル操作のミスにつながります。

「失敗したらどうしよう」と考えるほど失敗しやすくなる悪循環

不安を感じると、「間違えちゃいけない」と強く思いすぎてしまい、逆にプレッシャーになってしまいます。

ネガティブな思考は、ミスの引き金になるのです。

関連記事▶「舞台に棲む魔物」ってなに?ピアノを通して学ぶ“本番の怖さ”と“それを超える力”

本番に強くなる!子ども向けメンタルトレーニング5選

【言葉がけ】「失敗してもいいよ」と伝える

子どもは

  • 「うまくやらなきゃ」
  • 「失敗しちゃダメ」

と思うほど緊張します。

まずは親が

  • 「失敗してもいいよ」
  • 「楽しんで弾こうね」

と伝えることが、緊張をやわらげる一番の近道です。

「うまく弾くこと」ではなく「音楽を楽しむこと」に意識を向ける声かけが大切です。

関連記事▶ピアノ発表会で緊張してしまう子どもにできることは?親ができるサポートまとめ

【イメージトレーニング】本番を頭の中で何度も体験させる

緊張する子どもには、「本番の流れをイメージする」トレーニングが効果的です。

  • ステージに上がる
  • おじぎをする
  • 最初の音を出して弾き始める
  • 最後の音を弾いておじぎをする

これを頭の中で何度もシミュレーションさせてみましょう。

おうちで実際に動きをまねしてもOK!

本番の「見通し」が持てると、安心感がグッと増します。

【プレ本番練習】家族や友だちの前で“本番風”に演奏する

本番で緊張するのは、「見られている」状況に慣れていないから。

そこで、身近な人の前で演奏する練習を取り入れましょう。

  • 家族の前で1回だけ演奏する
  • 動画を撮る(カメラの前も緊張感あり!)
  • おじぎから演奏、最後のおじぎまで通してやる

このような「一発勝負」の練習をすることで、本番に強くなっていきます。

【ルーティンを作る】“いつも通り”を再現する

プロのピアニストやスポーツ選手も取り入れているのが「ルーティン」。

本番前にやることを毎回同じにしておくと、気持ちが落ち着きます。

たとえば

  • ステージに上がったら、深呼吸をひとつ
  • 指を軽く伸ばしてから鍵盤に手を置く
  • 心の中で「1、2、3、4…」とカウントしてから弾き始める

毎回同じ“スタートの形”を作っておくと、緊張していても体が自然に動いてくれます。

【メンタルを強くする言葉】“おまじないフレーズ”を作る

自分の気持ちを落ち着かせる言葉を、子どもと一緒に考えておくのもおすすめです。

たとえば

  • 「大丈夫、大丈夫」
  • 「私はできる!」
  • 「音楽を届けるんだ」
  • 「今日は楽しむ日!」

緊張しそうになったときに自分だけのおまじないフレーズを唱えると、不思議と安心できるものです。

ピアノ本番直前で緊張する子どもへの声掛けのポイント

本番前は、子どもが一番不安を感じているタイミングです。

そんなときに、親がどう声をかけるかはとても重要です。

✖ 言ってはいけないNGワード

  • 「間違えないようにね」
  • 「ちゃんとやってよ」
  • 「失敗したら恥ずかしいよ」

🎵 代わりに言ってほしい言葉

  • 「いつも通りでいいよ」
  • 「がんばってきたのを見てるから大丈夫」
  • 「失敗しても応援してるよ」
  • 「今日は音楽を楽しんでね♪」

親の言葉は、子どもの心にダイレクトに響きます。

安心感を与える一言が、本番の力になります。

関連記事▶ピアノ発表会で暗譜が飛んだらどうする?本番での対処方法と事前に練習できる予防策

まとめ|緊張を受け入れて“本番を味方”にしよう

緊張でミスをしてしまうのは、子どもに限らず誰でも経験すること。

でも、「緊張=悪いこと」ではありません

緊張は

  • 「うまくやりたい」
  • 「がんばりたい」

という気持ちのあらわれ。

その気持ちをうまく力に変えるための準備こそが、今回ご紹介したメンタルトレーニングです。

子どもに必要なのは「緊張しない力」ではなく、緊張していても“いつも通り”を出せる心の土台。

親子で楽しみながら、少しずつ「本番に強い心」を育てていきましょう!

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