「ピアノ練習しなさい!」
そう言った瞬間、子どもの顔がムスッ…。
- “声をかけるたびに空気が悪くなる”
- “親子でピアノ時間がストレスに…”
こんな悩みを抱えていませんか?
でも、ちょっとした言葉の選び方で、子どもの気持ちは驚くほど変わります。
“練習しなさい”を卒業しても、子どもが自分からピアノに向かうようになる声かけはたくさんあるんです!
今回は、幼児~小学生の子に効果的な“やる気を引き出す声かけ7選”をご紹介します♪
目次
「〇〇の曲、聴きたいな〜♪」

まず試してほしいのが、「お願いスタイル」の声かけ。
「ピアノ練習して」
ではなく、
「ママ、あの曲大好きなんだ〜弾いてくれる?」
というように。
子どもは誰かに“求められること”に喜びを感じます。
おすすめの声掛け例
- 「あのキラキラした曲、もう一回聴かせてほしいな〜」
- 「パパにも聞かせてあげたいから、今度弾いてみて♪」
「弾く=喜ばれる」体験が、自然なやる気につながります。
「ピアノの前に座るだけでOK!」

ピアノを弾くまでのハードルを、ぐっと下げてあげる声かけです。
「まずは椅子に座るだけでいいよ〜」
と言われると、子どもは“とりあえずやってみようかな”と思えることがあります。
やってみたら、少しずつ指が動き出すかもしれません♪
声掛けのポイント
実際にピアノが弾けたかどうかよりも、「座ってみた」ことをしっかり褒めるのがコツ!
「これピアノで弾けるようになったらかっこいいかも!」

子どもの中に“ワクワクの種”をまく声かけです。
「練習しよう」
は押しつけに聞こえても、
- 「これ弾けたら、発表会でも人気出そう〜」
- 「この曲、ヒーローのテーマっぽいよね!」
など、“弾けた未来”を想像させると、前向きな気持ちになりやすいです。
「昨日より音がきれい!」
上手く弾けたかどうかではなく、“変化”に気づく声かけがとっても大事。
子どもは「見てくれてる!」と感じたとき、やる気がアップします。
おすすめの声掛け例
- 「今のドの音、すごく優しい音だったね〜」
- 「前よりテンポがなめらかになってる気がする!」
演奏の内容に具体的に触れることで、子どもの自己肯定感もアップします♪
「今日はどんなふうに弾く?」

“選ばせる”ことも大きなモチベーションになります。
「やる?やらない?」
ではなく、(あくまで練習するのは当然というように(笑))
- 「今日はどんな弾き方でいく?」
- 「全部弾く?それともサビだけ?」
など、選択肢を用意してあげる声かけが効果的。
子ども自身が“決める”と、自主的に動きやすくなります。
「ママ(パパ)と連弾してみる?」
ひとりで弾くのが気分じゃないときは、“一緒にやる”という選択肢を。
たとえピアノが弾けない親でも、リズムを取ったり1音だけ添えたり、「一緒に音を出す時間」があると、ピアノへの抵抗感がぐっと下がります。
「ママと一緒ならやる〜!」
という日が必ずありますよ♪
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「今日は〇〇分だけタイムチャレンジ!」

ピアノ練習の時間を区切るのも、とても有効。
「10分だけで終わるなら、ちょっとやってみようかな」
という気持ちになります。
おすすめの声掛け例
- 「“5分集中チャレンジ”、スタート!」
- 「タイマーが鳴るまでに1回通して弾けるかな?」
ゲーム感覚で取り入れると、練習というより“遊びのひとつ”に変わります。
「練習しなさい」と言わない方が、うまくいく
親が“やらせよう”と思えば思うほど、子どもは反発してしまうもの。
でもちょっと言い方を変えるだけで、子どもは自然と動き出す力を持っています。
声かけの目的は「練習させる」ことではなく、
「ピアノって楽しいかも」
と思わせてあげること。
“命令”を“対話”に変えることで、子どもの中からやる気が湧いてくるようになります。
まとめ:子どもが自分からピアノを弾きたくなる声かけ7選

- 「〇〇の曲、聴きたいな〜♪」(お願いスタイル)
- 「ピアノの前に座るだけでOK!」(ハードルを下げる)
- 「弾けたらかっこいいかも!」(ワクワクさせる)
- 「昨日より音がきれい!」(変化に気づく)
- 「今日はどうやって弾く?」(選ばせる)
- 「一緒にやってみようか?」(連弾で寄り添う)
- 「〇分だけチャレンジ!」(時間を区切って楽しく)
今日から「練習しなさい」は卒業!
子どもが笑顔でピアノに向かう時間を、一緒に作っていきましょう♪