ピアノ練習で目が疲れるのはなぜ?原因と解消法【初心者・中級者でもできる効果的な対策】

こんにちは🎹

このブログ「ゆるピアノはじめました♬」では、趣味としてピアノをのんびり楽しんでいる私と、ピアノ教室に通い始めて1年ほどの娘の日常を、子育ての視点を交えながら綴っています。

ピアノを弾いていると「肩が凝る」「指が痛い」という話はよく耳にしますが、実は意外と多いのが「ピアノを弾くと目が疲れる」というお悩みです。

私自身も新しい曲を練習しているときに、目の疲れや軽いめまいを感じることがあります。

今回は「ピアノで目が疲れるのはなぜなのか?」という疑問に寄り添いながら、その原因と対策をまとめていきます。

私の体験談も交えてお話しするので、「もしかして自分だけ?」と不安になっていた方にも、少し安心してもらえたらうれしいです。

※記事内に広告が含まれています。

ピアノを弾いていると目が疲れるのはよくあること?

私の体験談:ノクターンの練習で目がぐったり

最近、ショパンの有名なノクターンを練習していたときのことです。

跳躍が多く、右手も左手も鍵盤を大きく移動する場面が続きました。

↑上級者の方にとってノクターンは小さな移動かもしれませんが、中級レベルの私にとっては大きな移動でした。

練習を始めたばかりで暗譜なんてとんでもない、どうしても楽譜を確認しながら弾く必要があります。

すると、楽譜と鍵盤を交互に見ているうちに、目の奥がじーんと疲れてきて、軽いめまいのような感覚まで…。

結局、途中で休憩を挟まなければならないほどでした。

これは決して私だけではなく、多くの人が経験していることなんです。

ピアノ練習中に目の疲れを感じた時【私の場合】

私の場合は、目の疲れを感じたら無理して続けず、一度ピアノから離れてソファで横になります。

10分ほど目を休めるとスッと楽になることもあれば、そのまま「今日はもういいかな」と練習を切り上げる日もあります。

最初は「続けないといけない」と思っていましたが、体調に合わせてメリハリをつける方が、結果的に翌日の練習がスムーズになると感じています。

関連記事▶大人になってピアノを再開!今だからこそ分かる趣味としてのピアノの楽しさ

なぜ?ピアノ練習で目が疲れる原因とは?

原因1:楽譜と手元を行き来する視線の負担

ピアノは「楽譜を見る → 鍵盤を見る →また楽譜に戻る」を繰り返す楽器です。

特に初心者や暗譜がまだの曲では、この視線の切り替えが頻繁に起こります。

目のピント調整の繰り返しが、目の疲れにつながります。

原因2:暗譜不足による負担

楽譜をしっかり覚えていないと「次の音はどこ?」と常に探す状態になります。

この「探す」作業が続くと、脳にも目にも余計な負担がかかり、結果として目が疲れやすくなります。

原因3:跳躍や広い音域を行き来する曲

手元をしっかり確認しないと弾けない曲、例えばオクターブ以上の跳躍が多い曲では、どうしても鍵盤を凝視する時間が増えます。

右手確認して、左手確認して…と、視線を右に左に大きく動かすこと自体が、目にとってストレスとなります。

関連記事▶「楽譜を見る?鍵盤を見る?」ピアノ初心者がつまずく“視線の使い方”を解説!

原因4:姿勢や環境の影響

照明が暗い、ピアノと楽譜の距離が合っていない、姿勢が悪いなども目の疲れの一因になります。

楽譜を斜めに見上げたり、首を傾けながら弾いていると、目や首の負担は大きくなります。

ちなみに「目の疲れ」はピアノに限ったことではなく、デスクワークやスマホの見すぎによる眼精疲労と似ています。

ブルーライトや照明が強すぎる環境でも目に負担がかかるので、練習する部屋の明るさや楽譜の位置も工夫すると良いですよ。

ピアノ練習中に目が疲れたときの対策

対策1:こまめに休憩を入れる

「25分練習したら5分休憩」など、目を休ませる時間を意識的に作りましょう。

疲れを感じる前に休むことが、疲労の蓄積を防ぎます。

対策2:楽譜を拡大する

市販の楽譜は文字が小さめなことも多いです。

コピーして拡大したり、タブレットに取り込んで拡大表示したりすると、目の負担が軽くなります。

対策3:暗譜を少しずつ進める

最初から完全暗譜は難しくても、少しずつ楽譜や手元を見ずに弾ける小節を増やしていくと、視線の移動が減り、目の疲れが和らぎます。

対策4:照明と姿勢を整える

ピアノの譜面台に専用のライトを取り付けたり、部屋を明るくすることも大切です。

楽譜と目の距離は40〜50センチを目安にすると疲れにくいといわれています。

↓譜面台専用のライトも市販されているので、明るさが気になる方はぜひ取り入れてみてくださいね。

対策5:目のリフレッシュ習慣

練習の合間に遠くを見る、目を閉じて深呼吸する、蒸しタオルで目を温めるなど、リラックスできる習慣を取り入れると効果的です。

ピアノ練習中の「目の疲れ」を防ぐためにできる工夫

練習時間を短く区切る

長時間弾き続けるとどうしても目が疲れます。

10分ごとに区切りをつけるなど、無理のない練習方法を取り入れましょう。

難しい曲は少しずつ

特に跳躍の多い曲や速い曲は、最初から通しで弾こうとせず、部分練習を重ねると負担が少なくなります。

体全体のリラックスも大事

肩や首がガチガチだと、血流が悪くなり目の疲れも悪化します。

ストレッチや姿勢の見直しも意識してみてください。

「ピアノで目が疲れる」は珍しいことじゃない

「ピアノを弾いて目が疲れるなんて、自分の弾き方がおかしいのでは?」

と思う方もいるかもしれません。

私自身も最初はそう感じていました。

でも実際には、ピアノ学習者にとってよくある現象です。

特に楽譜を見ながら練習する時期には避けられない部分もあります。

大切なのは「疲れたら休む」「少しずつ工夫して負担を減らす」ことです。

よくある質問(FAQ)

Q1. ピアノを弾いて目が疲れるのは病気のサインですか?

多くの場合は練習環境や視線の移動による一時的な疲れです。

ただし、強い頭痛やめまい、視力の低下を伴う場合は眼科の受診をおすすめします。

無理せず「いつもと違う」と感じたら専門医に相談してください。

Q2. 子どももピアノで目が疲れることはありますか?

あります。

特に楽譜を読み始めたばかりの時期は、文字を追うだけでも大きな負担になります。

  • 楽譜を拡大する
  • 練習時間を短めに区切る
  • 姿勢を整える

など、大人以上にサポートが大切です。

関連記事▶ピアノの宿題が多いと感じたら|子どもが嫌がるときの4つの家庭の工夫

Q3. 目の疲れを感じにくくするおすすめの練習方法は?

暗譜を少しずつ進めること、部分練習で負担を減らすこと、そして「ながら練習」を避けることがポイントです。

集中して短時間だけ弾き、合間に目を休める方が結果的に効率も上がります。

まとめ

ピアノの練習で目が疲れるのは、楽譜と鍵盤を何度も行き来することや、集中しすぎて目を酷使してしまうことが大きな原因です。

でも少しの工夫で、驚くほど楽に続けられるようになります。

私自身も「今日はもう無理」と思ったら潔く休む日もありますし、それでいいんだと思えるようになってから気持ちが楽になりました。

まずは次の練習から「楽譜を少し大きめにコピーしてみる」など、できることを一つだけ取り入れてみませんか?

小さな工夫を積み重ねることで、無理なく長くピアノを楽しめるはずです。

タブレット派の人にはヤマハぷりんと楽譜の見放題サービスがおすすめ

紙のコピー以外に「タブレットで拡大して見る派」の方も増えています。

特に、ぷりんと楽譜の定額プラン「アプリで楽譜見放題」サービスなら、必要な楽譜をタブレットでそのまま表示できるので、拡大・縮小も簡単。

目の疲れ対策としても便利ですし、持ち運びの手間もなくなるのでおすすめです。

↓初月無料なので、ぜひこの機会に試してみてくださいね🎵(クリックでヤマハ楽譜ページに遷移します。)

最新情報はインスタで🎵

ピアノ練習のことや子育てと音楽の日常について、これからも「楽しくゆるっと」発信していきます。

質問や不安があれば、お問い合わせフォームやInstagramのDMからお気軽にどうぞ。

ブログ更新のお知らせもInstagramで配信していますので、よかったらフォローしていただけると嬉しいです☺ → @pianokids.jp