「うちの子、どれくらいピアノを続ければ上手になるのかな?」
ピアノを習い始めてしばらくすると、そんな疑問が出てきますよね。
結論から言うと、上達のスピードには個人差があるものの、「3年」をひとつの目安にするのがおすすめです。
この記事では、ピアノ初心者から上級者になるまでの道のりを「年数別」に解説しながら、続けるコツや親の関わり方のヒントもお伝えします!
目次
【ピアノ1年目】音符を読む・指を動かす「基礎づくりの年」

ピアノを始めて最初の1年は、いわば“準備運動”の時期。
この時期は、まだ「音楽を楽しむ」というより、「音符を読む」「指を動かす」ことで精いっぱいです。
この時期にできるようになること
- ドレミファソの位置が分かるようになる
- 簡単な童謡が片手で弾けるようになる
- 両手の演奏にチャレンジし始める
保護者のサポートポイント
「音符が読めたね!」
「片手でここまで弾けたね!」
と、“できたこと”に目を向けてたくさん褒めてあげましょう。
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【ピアノ2〜3年目】音楽の楽しさが分かり始める時期

だんだん両手の演奏に慣れ、リズムのある曲も弾けるようになってきます。
このあたりから、「ピアノを弾くのが楽しい!」という気持ちが芽生えてくる子も多いです。
この時期に弾けるようになる曲の例
- 『エリーゼのために』の一部(簡易アレンジ)
- 『となりのトトロ』や『パプリカ』などのポップス
- 発表会用の少し長めのクラシック曲
この時期の注意点
成長が見えやすい時期でもありますが、「他の子と比べないこと」がとても大切。
一人ひとりペースは違って当たり前です♪
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【ピアノ4〜5年目】表現力と音楽性が育ち始める

基礎が安定してくると、ようやく「ピアノらしさ」が出てくる時期に。
音の強弱、テンポの変化など、“気持ちを込めた演奏”ができるようになってきます。
この時期に弾けるようになる曲の例
- ソナチネやソナタにチャレンジできる
- コンクールやグレードテストに挑戦する子も増える
- 自分で「この曲弾いてみたい!」と意欲的になる子も
保護者のかかわり方のヒント
弾く技術だけでなく「聴く力」も育てましょう。
発表会後は「がんばったね!どんな気持ちで弾いたの?」と感想を聞いてみるのも◎
【ピアノ6年以上】“音楽で表現する”楽しさを知る

ここまで来ると、もう立派な“ピアノ経験者”。
譜読みも早くなり、難しい曲でも自分のペースで仕上げられるようになってきます。
この時期に弾けるようになる曲の例
- ソナタ(ベートーヴェン、モーツァルトなど)
- 映画音楽やジブリの原曲に近い難易度のアレンジ
- ショパンなどの有名なクラシック小品
この時期の特徴
- 感情表現が豊かになる
- 自分で曲を選び、練習を組み立てる子も
- 「将来ピアノを続けたい」と言い出す子も!
ピアノを続けるコツ
小学校高学年〜中学生になると、部活や塾で忙しくなり、やめてしまう子も多くなります。
無理に練習時間を取るよりも、「週2〜3回だけでもピアノ練習を続ける」スタイルでOK。
細く長く続けることが、ピアノの魅力を深める近道です♪
「効果が出る」とは?ピアノの上達の目安

ピアノを習う“効果”とは、なにも「難しい曲が弾けるようになる」だけではありません。
ピアノを続けることで得られる力
- 集中力や継続力
- 感性や表現力
- 自分の気持ちを音で表現する力
- 努力したことが形になる達成感
こうした“人生に役立つ力”が身につくのが、ピアノの素敵なところです。
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まとめ|3年続けると、子どもの音楽人生が変わる

ピアノの効果が実感できるのは、だいたい3年目ごろから。
でも、無理なく“細く長く”続けることが何より大切です。
- 最初の1年:ピアノに慣れる基礎づくり
- 2〜3年目:楽しさを感じる
- 4年以降:表現力と自信が育つ
そして、なによりも重要なのは、「ピアノって楽しい!」という気持ちを育てること。
お子さんが「弾きたい」「続けたい」と思えるように、そっと応援する…
それこそが、親にできる最高のサポートかもしれませんね♪