「子どもにピアノを習わせたいけれど、どのくらいお金がかかるの?」
ピアノの習い事を始める前に気になるのが費用ですよね。
ピアノの習い事は月謝だけでなく教材費や楽器の購入費や発表会費用など、意外とお金がかかることも。
この記事では、ピアノの習い事にかかる具体的な費用の内訳と、無理なく続けるための節約ポイント、我が家の3歳娘がピアノを始めた最初の1年間にかかったリアル総額を記載します!
目次
【習い事費用】ピアノの習い事にかかる主な費用

ピアノの習い事にかかる費用は、毎月の月謝代だけではありません。
ここでは、ピアノ教室の先生に支払う費用(ピアノの先生を通して支払う費用含む)を解説します。
月謝(ピアノ教室のレッスン費用)
ピアノのレッスンには、個人レッスンとグループレッスンの2種類があります。
それぞれの月謝の相場は以下の通りです。
- 個人レッスン:月5,000円〜15,000円(30分×月3〜4回など)
- グループレッスン:月3,000円〜1,000円(45分〜60分×月3〜4回など)
個人レッスンのほうが講師の指導をしっかり受けられますが、その分費用も高めになります。
ピアノ教室の入会金・設備費
ピアノ教室によっては、入会時に入会金がかかることもあります。
- 入会金の相場:0円〜10,000円(入会時のみ)
- 設備費の相場:月0円〜3,000円
大手の音楽教室では設備費がかかることが多いですが、個人のピアノ教室では不要な場合もあります。
教材費(楽譜・ワークブック・ノートなど)
レッスンで使用する教材は、お子様のレベルによって変わります。
- 楽譜・ワークブックの費用:1冊1,000円〜3,000円
- 年間の教材費の目安:3,000円〜10,000円
幼児向けのレッスンでは、ワークブックやリトミック用の教材も必要になることがあります。
一般的に、ピアノのレベルがあがるほど1冊あたりの教材費はあがりますが、1冊をすべて弾き終えるのに時間がかかるので、1年間に何冊も何冊も購入する必要はありません。
逆に幼児さんの方が難易度が易しい分だけさくさく進んでいくので、次々と新しい教材を買う必要があったりします。
関連記事はこちら▶3歳年少のピアノレッスン完全ガイド!1年間の成長記録と娘が実際に使用したおすすめ教本
発表会費
ピアノを習っていると、年に1回程度発表会が開催されることが多いです。
発表会に参加する場合、以下のような費用がかかります。
- 発表会の参加費:5,000円〜20,000円
- 衣装代:5,000円〜10,000円(ドレス・スーツ・靴・アクセサリーなど)
- 写真・ビデオ代:3,000円〜10,000円
発表会は自由参加の教室もありますが、ピアノのモチベーションアップにつながるので、できれば参加したいイベントです。
関連記事はこちら▶ピアノの発表会費用を抑える方法!節約アイデアまとめ
検定・コンクール参加費(希望者のみ)
ピアノの実力を試したい場合、検定やコンクールに挑戦することもできます。
- グレード試験(検定)の受験料:3,000円〜10,000円
- コンクールの参加費:5,000円〜20,000円
本格的にピアノを続ける場合は、このような追加費用も考えておくとよいでしょう。
【初期費用】ピアノを始めるために必要な初期費用

ピアノを習うには、自宅での練習用に楽器を準備する必要があります。
キーボード・電子ピアノ・ピアノの購入費
自宅練習用のピアノとして、キーボードや電子ピアノ、アコースティックピアノのどれかを購入する必要があります。
それぞれの価格相場と特徴は、
- キーボード:5,000円~20,000円(安い・静音・コンパクト・調律不要)
- 電子ピアノ:30,000円〜200,000円(静音・コンパクト・調律不要)
- アップライトピアノ:200,000円〜1,000,000円(本格的なタッチ・生音の美しさ)
- グランドピアノ:1,000,000円〜 (プロ向けの高級ピアノ)
です。
初心者の場合はキーボードや電子ピアノでも問題なく学べますが、本格的に習うならアップライトピアノやグランドピアノなどアコースティックピアノのほうが理想的です。
関連記事はこちら▶ピアノ教室に通うのに電子ピアノはダメ?生ピアノとの違い&先生の本音とは
周辺アイテムの費用
そのほかにもピアノ周辺アイテムとしては、
- ピアノ椅子:5,000円〜20,000円
- ペダル(電子ピアノ用):3,000円〜10,000円
- メトロノーム:3,000円〜5,000円
など、選んだピアノによって周辺アイテムが必要だったりします。
【その他】追加でかかる費用

ピアノの調律費用(アコースティックピアノの場合)
- 調律費:1回10,000円〜20,000円(年1回推奨)
電子ピアノなら調律は不要ですが、アップライトピアノやグランドピアノなどを使う場合は定期的なメンテナンスが必要です。
レベルアップによるレッスン費の変化
ピアノのレベルが上がるとレッスン時間や回数が増え、月謝も高くなる傾向があります。
ピアノの習い事にかかる費用を抑えるための節約ポイント

「ピアノの習い事、意外とお金がかかる」と思った方も多いのではないでしょうか?
我が家の子どもたちはピアノの他にスポーツ系の習い事をしているのですが、圧倒的にピアノ教室の方が費用がかかっています。
ここからは、ピアノの習い事費用を少しでも抑えるための節約ポイントを紹介します。
個人教室と大手教室を比較検討する
ピアノ教室は個人の先生が運営しているところもあれば、ヤマハやカワイといった大手教室が運営しているところもあります。
- 個人教室:比較的月謝が安く、自由度が高い
- 大手教室:設備が充実しているが、費用が高め
それぞれにメリット・デメリットがありますので、自宅近くの教室が複数ある場合は比較してみることで費用をうまく抑えることができるかもしれません。
関連記事はこちら▶子どものピアノ教室は個人と大手のどちらがおすすめ?両方体験して個人教室に決めた理由
ピアノの中古購入を活用する
また、ピアノは新品購入以外にも中古購入という選択肢があります。
たとえばグランドピアノはきちんとメンテナンスすることで、100年以上使用可能です。
アップライトピアノも定期的な調律や修理をすれば50年以上使えることもありますので、本格的なピアノ購入を考えている場合は、新品ではなく中古もおすすめです。
発表会やコンクールの参加を工夫する
ピアノの発表会やコンクールへの参加は必須ではありません。
家庭の予算に合わせて参加を調整するとよいでしょう。
最初の1年間にかかったリアル総額は?

では、3歳からピアノを始めた娘が1年間にかかった費用の総額を計算してみます!
- 月謝:月8,000円×12か月=96,000円
- 入会金・設備費:0円
- 教材費:約10,000円
- 発表会費:0円
- 検定・コンクール参加費:0円
- 電子ピアノ購入費:約50,000円
- 周辺アイテム費:0円
- 追加費用:0円
- その他(シール費用):約1,000円
合計:157,000円
合計すると、最初の1年間で約15万程度かかっていました。
年間総額約15万円の内訳
個人ピアノ教室の個人レッスンで月謝が比較的安いところに入会し、かつ入会費や設備費などは無料でした。
また、入会したすぐ翌月に発表会が設定されていたので、まだ参加することが出来ませんでした。
娘のピアノ教室では2年目からは発表会費として1万円かかるそうですが、ドレスはピアノ教室で無料レンタル可能のようです。
まだピアノ初心者のため、検定やコンクールなども先の話です。
ピアノを始めた年齢が早かったためピアノを続けるか分からなかったので、楽天市場でお安めの電子ピアノを購入し、椅子は購入者プレゼントになっていたので追加費用はかかりませんでした。
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娘の場合、練習のモチベーションアップのためにシールを定期的に購入しているので、家庭での追加費用といえばそれくらいでしょうか。
ピアノ購入費用は2年目以降はかかりませんし、抑えるべき節約ポイントをしっかり押さえ、意外と安く済んでいます♪
まとめ

ピアノの習い事には、月謝・楽器代・発表会費など、さまざまな費用がかかります。
個人レッスンとグループレッスンでは費用に差もありますし、ピアノの種類によって初期費用や維持費も異なります。
費用を抑える工夫をすることで、無理なくピアノを続けられます♪
ピアノの習い事は決して安くはありませんが、工夫次第で負担を軽くすることが可能です。
お子さんが楽しく続けられる環境を整えて、素敵な音楽ライフを楽しみましょう!