子供にピアノを親が教えることは可能?ピアノ教室に通わないメリット・デメリット

「ピアノを習わせてみたいけど、教室に通うのって大変そう…」

小さな子どもを育てながらの毎日は、とにかく時間との戦い。

送迎の手間や習い事の費用、スケジュール管理…

いろいろなことを考えると、なかなか一歩を踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。

そんな中、「まずは家で教えてみようかな」と思う親御さんも増えています。

実際、私自身も子どもが3歳のときに、いきなりピアノ教室に通わせるのではなく、自宅で一緒に始めてみました。

今回は、親が子どもにピアノを教えることの可能性と、ピアノ教室に通わないことのメリット・デメリットを、体験談も交えてお話していきます。

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親が我が子にピアノを教えることはできる?

結論から言うと、ある程度のピアノ経験がある親なら教えることは十分に可能です。

特に未就学児や小学校低学年くらいまでの時期は、「音楽を楽しむ」「ピアノに慣れる」ことが中心なので、難しい理論や技術を求められることはありません。

私自身もピアノ歴は子どもの頃に数年程度。

でも、ドレミの位置や簡単なリズム練習、指番号を覚えるといった基本的なことなら、無理なく教えることができました。

最近は、初心者向けの教材やYouTube、アプリなどのサポートも充実しているので、教える側としても心強いですよね。

ピアノを親が教えることのメリット

スケジュールの自由さ

ピアノ教室に通う場合、基本的に週1回の固定レッスンです。

でも小さな子どもは体調の変化も激しいし、兄弟の予定や急な用事でバタバタすることも。

自宅で教えれば、

「今日はちょっとお休み」

「明日は余裕があるからゆっくり練習」

など、スケジュールを自由に調整ができます。

月謝や交通費などのコストを抑えられる

ピアノ教室に通うとなると、月謝だけでも5,000円〜10,000円ほど。

それに加えて教材費、発表会費、交通費などもかかります。

関連記事はこちら▶ピアノの習い事にかかる総費用は?子どもが続けた場合のリアル総額と6つの節約方法

一方で、自宅レッスンなら初期の教材をそろえるだけでOK。

最近は無料で使える動画教材やアプリもたくさんあります。

ヤマハぷりんと楽譜を使うと、好きな曲だけ1曲から楽譜を購入することだって可能です。

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子どもの成長を間近で見られる

「初めて両手で弾けた!」

「リズムが合った!」

そんな小さな“できた!”の瞬間を、すぐ隣で見ることができるのも親が教えるからこその魅力。

子どもと一緒に音楽を楽しむ時間は、親子の絆を深める貴重なひとときです。

ピアノを親が教えることのデメリット・注意点

親子だからこその甘えがある

「ママなら別に怒られないし」

「パパ、今機嫌悪そうだからやらない」

子どもって、親の顔色や雰囲気にとても敏感ですよね。

教室の先生に対するような緊張感やけじめがない分、気が緩んでしまうこともよくあります。

教える側のストレス

実はこれ、私が一番感じたポイントです…。

「昨日も同じところ間違えたよね?」

「指番号、何回言ったら覚えるの!?」

なんて、つい強い口調になってしまったことも。

ピアノを教えるはずが、親子ゲンカに発展するなんてことも珍しくありません。

関連記事はこちら▶ピアノ練習中の親子バトルを防ぐ方法!楽しく続けるためのコツとは?

教えられる内容に限界がある

親にある程度の経験があっても、教えられるのは初歩の部分まで。

楽譜の読解や演奏の表現など、専門的な指導が必要になってくると、自宅だけでは物足りなくなってくることもあります。

ピアノを親が教えるときのコツ

短時間の練習をこまめに行う

集中力が長く続かない年齢なら、1日5分〜10分の短い練習を毎日続けるのが◎。

関連記事はこちら▶3歳のピアノの練習方法は?楽しく続けるコツとおすすめの練習方法

「楽しい!」気持ちを最優先する

できないことを責めるより、

「音が出た!」

「この曲知ってる!」

というポジティブな体験を積み重ねることが大切です。

ご褒美やステップアップ表でやる気UP

  • 練習したらシールを貼る
  • 5曲弾けたらおやつタイム

など、モチベーションを維持する工夫を取り入れてみてくださいね♪

わが家のピアノとの付き合い方

うちの娘は3歳で自宅レッスンをのんびりスタートし、その数か月後からピアノ教室に通い始めました。

関連記事はこちら▶子どものピアノ教室は個人と大手のどちらがおすすめ?両方体験して個人教室に決めた理由

最初は親子で「音を楽しむ」ことをメインに、童謡を弾いてみたり、ピアノに合わせて歌ったりりと、ピアノを身近に感じられるよう工夫しました。

いきなり教室に入って「はい、座って練習しましょう」では、きっとピアノが嫌いになっていたかも…。

自宅レッスンの期間があったからこそ、今は楽しく教室に通えています。

まとめ

親が子どもにピアノを教えることは、十分に可能です。

そして、自宅レッスンにはピアノ教室には無いたくさんの魅力があります。

もちろん、甘えやストレスといった壁もありますが、「音楽って楽しい!」という気持ちを大切にすれば、きっと親子にとって素敵な時間になります。

家庭のペースに合わせて、自宅でスタートするもよし、途中から教室に通うもよし。

大切なのは、子どもが無理なくピアノと仲良くなれること。

ぜひ、無理のない形で“わが家流の音楽時間”を楽しんでみてくださいね♪