ピアノ発表会での親子連弾は、子どもと一緒に音楽を楽しむ貴重な機会です。
しかし、
「子どもは習い始めたばかり、親は初心者だけど大丈夫?」
「本番で失敗しないためにはどうしたらいい?」
と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、初心者同士の親子でも安心して発表会に臨めるように、おすすめの選曲方法や練習のコツ、本番でのポイントを詳しく解説します。
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ピアノの親子連弾は初心者同士でもできる?

ピアノ発表会での親子連弾とは?
親子連弾とは、親と子が一緒にピアノを演奏するスタイルのことです。
1台のピアノを2人で弾くので、おうちにピアノが1台しかなくても全然問題ありません。
発表会では親がサポートしながら演奏することで、子どもも安心して舞台に立つことができます。
曲選びによっては、子どもの成長に合わせて難易度を調整できるのも魅力です。
一緒に練習することで親子のコミュニケーションが深まり、思い出にもなります。
発表会での親子連弾は、子どもにとっても親にとっても特別な経験になりますよ♪
親子連弾は初心者同士でもできる?
結論から言うと、初心者同士でもピアノ発表会の親子連弾は可能です。
むしろ子どもが数年ピアノを習った状態だと、いくら大人とは言え初心者の方では連弾するのが難しくなります。
発表会で弾く曲の難易度が難しくなってしまうからですね。
子どもがピアノ1年目・2年目こそが、初心者の親が連弾できるチャンスです♪
ピアノの先生に親子連弾を勧められた場合は、ぜひチャレンジしてみてください!
初心者同士の親子連弾を成功させる3つのポイント

初心者同士の親子連弾を成功させるポイント
初心者同士の親子連弾のポイントは、
- アレンジがシンプルな楽譜を選ぶ
- 無理して両手で弾かなくてもOK!
- リズムを合わせることを最優先にする
です。
詳しく解説しますね♪
アレンジがシンプルな楽譜を選ぶ
たとえ同じ曲でも、アレンジの仕方によって難易度は大きく変わります。
ピアノの先生に選曲をお任せする場合は、親が初心者だと伝えれば先生が無理のない難易度の曲を選んでくれるはず。
親子で選ぶ場合は、簡単なアレンジの楽譜を選べば難易度を調整しながら無理なく演奏できます。
弾いてみたい曲があれば、ぜひ簡単なアレンジの曲を選んでピアノ教室の先生に提案してみてくださいね。
アレンジがシンプルな楽譜を選ぶコツ
私自身が4歳の娘と発表会で連弾した際は、ヤマハぷりんと楽譜から「ピアノ」「連弾」「入門」のキーワードで探した楽譜を使いました。
※ちなみに難易度に「入門」「入門~初級」「初級」と初心者向けっぽいカテゴリが3つあるのですが、未経験の場合はたとえ大人でも「入門」がおすすめです。
楽譜のサンプルを見ることが出来るのはもちろん、1曲500円前後でプリントできるので、とってもおすすめです♪
子どもに人気の曲目だと、
- 「星に願いを」「レット・イット・ゴー」などのディズニー系
- 「崖の上のポニョ」「となりのトトロ」などのジブリ系
- 「メリーさんのひつじ」「きらきら星」などの童謡系
など、「ピアノ」「連弾」「入門」のキーワードでざっと検索したところ80曲以上ありました。
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無理して両手で弾かなくてもOK!
ここからのポイントは楽譜を決定した後の話なのですが、連弾は親と子どもそれぞれが片手ずつでも大丈夫です♪
通常のピアノソロ曲は右手でメロディ・左手で伴奏を弾くことが多いのですが、連弾の場合は1人(子ども)がメロディ担当、1人(親)が伴奏担当になることが多いです。
連弾は2人で弾くので、たとえそれぞれが片手ずつしか弾けなくても、しっかりと伴奏つきのメロディとして仕上げることができるのです。
もちろんそれぞれが両手で弾くことで音の厚みがまして、演奏はより良いものに。
2人の息を合わせることができれば、ソロより難易度の高いものに挑戦することも可能なのが連弾の良いところです。
関連記事はこちら▶ピアノの連弾はどっちが難しい?プリモとセコンドの役割と難易度を解説
リズムを合わせることを最優先にする
楽譜にはテンポが設定されています。
しかし連弾で大事なことはテンポよりも2人のリズムが合っているかどうかです。
楽譜に設定されているテンポが早くて難しいと感じたら、無理して早いテンポで弾く必要はありません。
2人が同じテンポでリズムを合わせて弾くことを1番に考えることで、親子連弾は成功します♪
ピアノ発表会親子連弾の練習のコツ

初心者同士の親子連弾では、以下のポイントを意識するとスムーズに進みます。
まずは片手ずつ練習する
どんなに簡単な楽譜を選んだとしても、いきなり両手で弾こうとすると難しく感じることが多いです。
まずは親子それぞれが片手ずつ確実に弾けるようにしましょう。
2人で合わせて演奏するのは1人で自分のパートを弾けるようになってからです。
ゆっくりのテンポで合わせる
最初から速いテンポで弾くのではなく、ゆっくり確実にリズムを合わせる練習をしましょう。
「1、2、3、4」と声に出しながら弾くと、リズム感がつかみやすくなります。
ゆっくりめに設定したメトロノームを練習に使うのもおすすめです。
お互いの音をよく聴く
片方が先走ったり遅れたりすると、曲全体のバランスが崩れてしまいます。
相手の音(お子様の音)をしっかり聴くことが大切です。
関連記事はこちら▶ピアノ初心者の親必見!親子連弾を楽しむための基礎練習法
本番で親子連弾を成功させるためのポイント

たくさん家で練習を積んでも、本番では緊張するもの。
ピアノ発表会では普段弾きなれない大きなグランドピアノを使うので、鍵盤を押した瞬間に音量や響きにびっくりしてテンパってしまうこともあります(経験談)。
以下のポイントを意識して、本番で落ち着いて演奏できるようにしましょう。
リハーサルを本番と同じように行う
本番の服装や会場の雰囲気に慣れておくと、当日も落ち着いて演奏できます。
ピアノ発表会の会場でリハーサルできない場合は、ピアノの先生のグランドピアノで練習させてもらうだけでも本番の落ち着き方が全然違います。
親子で本番の衣装を着て家族の前で演奏してみるのも良いリハーサル方法です。
途中で止まらない練習をする
たとえ少しミスがあったとしても、観客はあまり気付きません(たとえ気付いても温かかい目で見守ってくれます)。
ピアノ発表会で避けたいのはミスよりも途中で演奏が止まること。
本番で多少間違えても、気にしなくて大丈夫!
家庭での練習の際にも止まらずに最後まで弾く習慣をつけると、本番でのトラブルに強くなります。
簡単な合図を決めておく
連弾で演奏のスタートを合わせる際の子どもの「せーの!」の掛け声も、見ていてとっても微笑ましいのですが、簡単なアイコンタクトや合図を決めておくのがおすすめです。
弾き始めを2人でぴったり合わせることで、その後の演奏がスムーズに進みます♪
まとめ

初心者同士の親子連弾でも、選曲や練習方法を工夫すれば十分に発表会で演奏できます。
特にリズムを意識し、お互いの音を聴きながら練習することが成功のカギ。
発表会当日は楽しむ気持ちを忘れずに、お子さんと一緒に素敵な思い出を作りましょう!
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