ピアノの練習は子供にとって楽しい時間であるべきですが、時には親と子供の間で「親子バトル」が起きることもあります。
特に練習のペースや成果に関して、親がつい口を出しすぎたり、子供がやる気を失ったりすることが原因となることがよくあります。
そんな親子バトルですが、親の心がけ次第で防ぐことができますよ♪
今回は子どものピアノ練習中の親子バトルを防ぎ、楽しく続けられるピアノ練習のコツについてご紹介します。
目次
ピアノ練習中に勃発する親子バトルの原因とは?

まず、ピアノ練習中に親子間でバトルが起こる原因を理解することが大切です。
以下のような要素が親子バトルを引き起こしやすいです。
過度なプレッシャー
親が「もっと早く上手にならないと!」と急かしてしまうことがあります。
ピアノ教室の先生から出された課題曲がクリアできていない場合など、つい練習を急かしてしまいますよね。
子供にとってはプレッシャーとなり、やる気を失う原因になります。
関連記事はこちら▶子供のピアノ練習中につい親が口出ししてない?穏やかに見守るメリットと適切なサポート方法
練習時間の取り決めが不明確
目標が曖昧であったり練習時間が決まっていないと、子供は練習を後回しにしてしまうことがあります。
親は当然のようにピアノを練習してから遊ぶものだと考えがちですが、子どもからしてみれば「なぜ?」という状態です。
親の期待が過剰
親が自分の期待を子供に押しつけすぎることも、親子バトルを引き起こす原因です。
特に、親がピアノに関して高い技術を持っている場合、子供にそれを求めすぎてしまうことがあります。
ピアノ練習中の親子バトルを防ぐためのコツ

親子バトルを防ぐためには、いくつかの工夫と心構えが必要です。
以下のコツを参考にして、子どもが楽しくピアノを続けられる環境を作りましょう♪
親子バトル防止のコツ1:親の期待を適切に調整する
ピアノの上達には時間がかかります。
親の期待が高すぎると、子供にプレッシャーを与えてしまうことになります。
大切なのは、子供が楽しんで練習できる環境を作ることです。
上達を焦らず、少しずつ進んでいくことが最終的に成功につながります。
たとえ課題曲が完璧に弾けていなくても、
「今日はこの曲の一部分をきれいに弾けるようになったね!」
と、ポジティブなフィードバックをすることが効果的です。
親子バトル防止のコツ2:練習時間を楽しい時間にする
練習が「義務」にならないように、楽しい時間に変える工夫が必要です。
無理に長時間練習させるよりも、集中して短時間の練習をするほうが効果的です。
また、練習後には一緒に好きな曲を弾いたり、好きな曲を紹介したりすることで、子供がピアノを楽しむ気持ちを引き出します。
また、ピアノの練習時間が決まっていないと、ダラダラと進んでしまうことがあります。
1日の中で練習の時間を決めて、その時間は集中して練習するようにしましょう。
親子バトル防止のコツ3:子供に自分のペースで練習させる
ピアノの練習は子供が自分のペースで進めることが重要です。
早く教本を進めたいがために親が急かしてしまうと、子供は「ピアノが嫌いになった」と感じてしまうかもしれません。
自分で目標を立てて、それを達成する喜びを感じることが大切です。
「今日はこの部分を弾けるようになったらご褒美!」というように、小さな目標を設定するのも効果的です。
達成感を感じることで、モチベーションがアップします。
親子バトル防止のコツ4:ポジティブなフィードバックを意識する
親が指摘するべきポイントは、できていない部分ではありません。
できた部分を褒めることがとっても大切です!
ポジティブなフィードバックをすることで、子供はやる気を持ち続けやすくなります。
「上手に弾けたね!」
「昨日よりも良くなったね!」
といった言葉が、子供に自信を与えます。
また、練習がうまくいかないときでも「もう少し頑張ろう!」と励ますことで、子供の前向きな気持ちを引き出すことができます。
親子バトル防止のコツ5:親自身の感情をコントロールする
親も感情的になってしまうことがありますが、冷静に対応することが重要です。
子供がピアノの練習に対して無関心になったりイライラしたりするとき、親が焦って口出ししてしまうことがあります。
しかし、これが逆効果になることが多いです。
親自身が落ち着いて、子供のペースを尊重することが大切です。
まとめ

ピアノの練習中の親子バトルを防ぐためには親の期待を調整し、ポジティブなフィードバックを心がけ、子供が自分のペースで進めるようサポートすることが重要です。
また、練習時間を楽しい時間にする工夫をすることで、親子ともに楽しんで練習を続けることができます。
ピアノの練習は、親子のコミュニケーションや信頼関係を深める素晴らしい機会です。
親子バトルを避け、楽しい練習の時間を作りましょう!