「右手は弾けるのに左手を加えた途端にバラバラ…」
「両手になると指がこんがらがってしまう」
と感じたこと、ありませんか?
ピアノを両手で弾くのは初心者さんにとって大きなハードル。
でも、正しいステップを踏めば、誰でも少しずつ弾けるようになります。
この記事では、ピアノを両手で弾けるようになるための基本的な考え方と、初心者さんにおすすめの練習ステップ&声かけのコツを、親子でも楽しく取り組めるよう丁寧に解説します♪
※記事内に広告が含まれています。
目次
なぜピアノを両手で弾くのは難しいの?

ピアノの演奏では、右手と左手で違うリズム・メロディを同時に弾くことが求められます。
これはまるで、脳で「同時通訳」しているようなもの!
たとえば、右手は4分音符で「ドドドド」と一定のリズムを刻みながら、左手は「ドー ドー」と2分音符で弾く…というような場合、脳が混乱しやすいのです。
最初はできなくて当然!
「弾けない」ではなく「まだ慣れていないだけ」と考えるのが大切です。
ピアノを両手で弾けるようになるための基本ステップ

ここでは、ピアノ初心者さんが無理なく両手演奏をマスターするためのステップを紹介します。
ステップ1:片手ずつしっかり練習する
両手練習にいく前に、それぞれの手がスムーズに弾けるようになることが第一ステップ。
右手・左手どちらも単独で弾けているかを確認しましょう。
練習のポイント
弾く音を口ずさみながら練習すると覚えやすい
左手は苦手になりがちなので、あえて多めに練習するのも◎
ステップ2:片手を歌いながらもう片方を弾く
両手演奏に近づける前段階として、片方のパートを「口で歌う」+もう片方を弾く練習がおすすめです。
例:右手を歌いながら左手を弾く → 逆もやってみる
これにより、脳内で両方の音を同時に処理する準備ができます。
動かすのは片手だけとは言え、最初はけっこう難しいので頑張ってください!
ステップ3:両手を超スローテンポで合わせてみる
両手で合わせるときは、とにかくゆっくり!
最初は「信じられないほどゆっくり」でOK。
テンポを落とすことで、左右の動きを確認しながら丁寧に進められます。
練習のポイント
- メトロノームを使って「テンポ=50」くらいの速さに設定(もっと遅くても♪)
- 1小節ずつ、できたら次へ進む
ステップ4:リズムを言葉で表現してみる
「ドン・ドン・ドン」とか「タン・ターン・タン」など、リズムに言葉を当てはめると体に入りやすくなります。
特にお子さんなら、「ケーキ・ケーキ・ホットケーキ♪」みたいに楽しげなフレーズにしてみるのもおすすめ!
ステップ5:同じパターンを繰り返して慣れる
最初は1曲を丸ごとではなく、同じリズムや指使いの部分を何度も反復する練習をしましょう。
慣れてくると「脳内で考えずに手が動く」感覚が育ってきます。
ピアノ初心者向け・練習に役立つおすすめ教材
初心者さん向けに、両手練習の導入として取り入れやすい教材はこちら♪
『ぴあのどりーむ(初級シリーズ)』
- 両手の導入ステップが丁寧。
- リズムもシンプルでとりかかりやすい。
『バーナム ピアノテクニック』
音の動きに対する体の使い方を楽しく学べる。
『こどものハノン』
指の独立性を高めたいときに◎(短時間ずつの取り入れがおすすめ)
子どもが両手練習でつまずいたときの声かけのコツ

子どもが両手奏でつまずいたときに、
「なんでできないの!?」
ではなく、前向きな声かけでサポートしましょう♪
子どもへの声掛け例
- 「ゆっくりで大丈夫。1回できたらすごいね!」
- 「今の右手すっごく上手だったね♪左手もきっとできるよ」
- 「手がケンカしてるかもね(笑)じゃあ片方ずつ仲直りしてみようか!」
子どもにとっては、「できるようになるまでの過程」そのものが成長です。
焦らず、少しずつでOK!
関連記事はこちら▶3歳のピアノの練習方法は?楽しく続けるコツとおすすめの練習方法
まとめ:両手で弾ける日は、意外と近い♪

両手で弾くのは、最初は「できる気がしない」と感じがち。
でも、
片手練習 → 片手+歌 → ゆっくり両手 → 繰り返し練習
このステップを踏めば、初心者でも必ず弾けるようになります。
ピアノの練習は、「できた!」の積み重ねがモチベーションに繋がるもの。
ぜひ、今日の練習に“両手の一歩”を取り入れてみてくださいね♪