「ピアノ教室の宿題が多すぎて、子どもが嫌がる…」
そんなお悩みは、ピアノを始めたばかりのご家庭でよくあるもの。
宿題が終わらない、練習を渋る、泣いてしまう…。
- 「全部やらせるべき?」
- 「でもピアノ嫌いにならないか心配…」
と、親としては悩みますよね。
この記事では、そんな悩みを感じていた我が家が見つけた「ピアノの宿題と“ほどよく付き合う方法”」をご紹介します。
✔ ピアノの宿題が多すぎるときの対処法
✔ 子どもが嫌がるときの声かけの工夫
✔ 「やらない日」があっても大丈夫と思える考え方
ピアノ育児初心者のママへ、ちょっと心がラクになるヒントをお届けします。
目次
ピアノ教室から出される宿題の量が多い…!

「えっ、これ全部今週の宿題!?」
ピアノを習い始めたばかりの娘がレッスンを終えて、カバンから取り出した楽譜とワークシートの量に、思わず私が口にした言葉です。
1回のレッスンで出された宿題は、
- 練習曲が4〜5曲
- ワーク1〜2ページ
- リズム打ちの課題
これを次回レッスンまでに家でこなす必要があるのです。
当時の娘はまだ3歳。
「宿題」なんて言葉も知らない子どもが持って帰った宿題を見て、
「ピアノ教室ってこんなに宿題出るんだ…」
と、正直驚きました。
始めたばかりの頃は娘もやる気満々で、
「先生に褒めてもらいたい!」
と練習に励んでいたのですが、数週間たつと少しずつ変化が…。
ピアノの前に座るのを渋るようになり、
「今日はやらなくていい?」
と聞いてくることも増えてきたのです。
しかもこの宿題たち、習い始めの頃はまだ教本も簡単なので数回弾くだけでクリアできるのですが、教本の難易度が上がるにつれて、必要な練習時間も延びてきます。
無理やりやらせると泣いたり怒ったりしてしまうし、親子ともに疲れてしまう毎日。
「これじゃピアノを嫌いになっちゃうかも…」
と心配になった私は、宿題と“ほどよく”付き合う道を選ぶことにしました。
ピアノ教室からの宿題が「ほどよい」と思えるバランスとは?

ピアノ教室の先生はもちろん、子どもの成長や理解に合わせて宿題を出してくれています。
きっと先生のペースに合わせてすべてしっかり宿題をこなすような子は、将来コンクールで活躍するのかもしれません。
でも、それを「家庭でどう取り組むか」はまた別の話ですよね。
我が家の場合、毎日すべての宿題を完璧にこなすのは現実的ではありませんでした。
ピアノを楽しめることが大切
小さな子どもにとって、習い事は“楽しい”が基本。
なのに、宿題が多すぎて義務になってしまったら本末転倒です。
関連記事はこちら▶ピアノ練習中の親子バトルを防ぐ方法!楽しく続けるためのコツとは?
そこで私が意識するようになったのが、「全部やること=偉い」ではなく、「今日もピアノと仲良くできたね」と思えるかどうか。
たとえ1曲しか弾けなかった日があっても、それでいい。
ピアノを好きな気持ちを守ることのほうが、よっぽど大切だと感じたのです。
我が家で実践している“ほどよい”宿題のこなし方

1日10分だけ時間を決める
「宿題を全部終わらせよう!」
とするのではなく、
「今日は10分だけやってみようか?」
と提案するようにしました。
時間を区切ることで、娘も「それならできそう」と気軽に取り組めるように。
関連記事▶1日10分でOK!子どものイヤイヤが減る“短時間集中ピアノ練習”のコツ
不思議なことに、始めてしまえば15分、20分と自分から延長する日もあるんです。
「やらなきゃいけない」ではなく、「今日はこのくらいやってみよう」というスタンスのほうが、長く続けやすいんだと実感しました。
“1曲だけ”でもOKルール
毎日すべての曲を練習するのは難しい日もあります。
そんな日は「今日はこの曲だけ弾いておしまいにしようか」と、親のほうから提案するように。
1曲だけでも「できた!」という達成感が得られますし、何より「宿題やらなかった」という罪悪感を抱かせずに済むのがポイントです。
練習したらシールでごほうび
娘はシールやスタンプが大好き。

▲家にはピアノ練習用にたくさんのシールが常備されています。
そこで、練習した日はカレンダーに好きなシールを貼れるシステムにしました。
「今日はこれ貼ろう〜」
と練習後に楽しみがあることで、モチベーションもアップ。
内容の出来不出来ではなく、「ピアノに向き合ったこと」そのものを褒めるようにしています。
“宿題やらない日”もあるのが普通!
気分が乗らない日や、疲れている日だってあります。
そんなときは「今日はピアノお休みでいいよ」と迷わず言えるようにしました。
毎日続けるのが理想かもしれませんが、現実はそうもいきませんよね。
“やらない日があってもいい”と親が思えることが、子どもにとっても安心感につながると思います。
ピアノ教室の宿題を全部終わらせないと先生に怒られる?

「ちゃんと宿題を終わらせないと先生に失礼かな」と思ってたけど…
ピアノ教室の宿題を全部終わらせないと、
- 「先生に怒られるんじゃないか」
- 「失望されてちゃんと娘を見てもらえないかも」
そんな不安、ありませんか?
私自身も最初は「毎週きちんとやらせなきゃ」とプレッシャーを感じていました。
子どもが練習したがらない日は、「先生に怒られたらどうするの!?」と強く言ってしまったことも…。
でもあるとき、思い切って先生に相談してみたんです。
すると返ってきたのは、意外にも温かい言葉でした。
「大丈夫ですよ。進み方はそれぞれですから、できる範囲でOKです」
先生としては、「ピアノを楽しんで続けてほしい」という思いが一番。
完璧にこなすことよりも、子どもの気持ちやペースを大事にしてくれていたんですよね。
「全部やる=えらい」じゃない。子どもに合ったペースがいちばん

ピアノの上達には確かに練習が欠かせませんが、“やらされ感”がある練習は逆効果になることもあります。
毎週100%やりきれなくても、ちょっとずつでも前に進めばOK。
むしろ、子どもがピアノを好きでい続けられる方が、長い目で見てぐんと伸びていきます。
「できることだけでも見てください」と先生に伝えるのは、決して失礼なことではありません。
親として無理なく、笑顔でサポートできる環境を整えていくことが、いちばん大切だと感じています🎵
宿題との付き合い方は家庭ごとに違ってOK
SNSなどを見ると、毎日1時間以上練習している子や、全部の宿題をきっちりこなすご家庭もたくさん見かけます。
でも、それと比べてしまって焦る必要はないと思っています。
子どもによって成長のペースも、性格も違いますし、家庭のスケジュールや環境もそれぞれ。
「うちの子にとって、心地よいペースはどこだろう?」
と考えることが何より大事。
焦らず、比べず、わが家のやり方で。
そして何より、“ピアノって楽しい!”という気持ちを育ててあげたいなと思っています。
まとめ:無理なく楽しく、ゆるっと続けよう🎵

ピアノの宿題が多くて戸惑ったり、不安になったりするのは、どの家庭でもきっと一度は通る道。
でも、無理に全部を完璧にこなそうとしなくても大丈夫です。
その子に合ったペースで、気持ちに寄り添って、“ほどよく”続けていければそれでOK。
楽しく笑顔でピアノに向かえる時間が、何よりも大切だと私は思っています。
これからも、わが家は「完璧」よりも「楽しい」を大事に。
ゆるっと、でも確実に、ピアノライフを楽しんでいこうと思います🎵
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