ピアノ発表会に向けて練習していると、「本番で楽譜を見てもいいの?」と疑問に思うことがあるかもしれません。
発表会では暗譜で演奏する子が多いですが、楽譜を見ながら弾くことが許される場合もあります。
本記事では、ピアノ発表会で楽譜を見ながら演奏することのメリット・デメリットや、楽譜を使用して発表会に臨む際の注意点について解説します。
目次
ピアノ発表会で楽譜を見てもいいの?

ピアノ発表会で楽譜を見ながら弾くことができるかどうかは、発表会の主催者や先生の方針によって異なります。
一般的には暗譜が推奨されることが多いですが、小さな発表会や初心者向けの発表会では楽譜を見ながら演奏することが許可されている場合もあります。
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ちなみにうちの娘が通っている個人ピアノ教室では、ソロ曲は暗譜必須、連弾曲は楽譜OKです。
事前に先生や主催者に確認しておくことが大切です。
楽譜を見ながら弾くメリット

ミスを減らすことができる
暗譜に自信がない場合、楽譜を見ながら弾くことで間違いを防ぎやすくなります。
特に、長い曲や難易度の高い曲では、楽譜があると安心感があります。
本番の緊張を和らげる
暗譜のプレッシャーがなくなるため、リラックスして演奏に集中しやすくなります。
発表会の本番で緊張しやすい人には、楽譜を見ながら弾くことが安心材料になるかもしれません。
曲の完成度を高めやすい
暗譜に時間をかけるよりも、楽譜を見ながら正確に弾くことを優先することで、演奏の仕上がりを高めやすくなります。
楽譜を見ながら弾くデメリット

演奏に集中しづらい
楽譜を見ながら弾くと視線が鍵盤と楽譜を行き来するため、演奏に集中しにくくなることがあります。
また、譜めくりが必要な場合は演奏の流れが途切れる可能性もあります。
表現力が制限される
暗譜をしていれば演奏に没頭しやすく、より豊かな表現ができるようになります。
楽譜を見ながらだと、どうしても楽譜を追うことに意識が向き、ダイナミクスや感情表現が疎かになりがちです。
譜面台の設置が必要
ピアノによっては譜面台が小さく、楽譜をしっかり固定できないことがあります。
また、ステージによっては譜面台の使用が認められていない場合もあるため、事前に確認が必要です。
ピアノ発表会で楽譜を見ながら弾く場合の注意点

楽譜をしっかり固定する
本番で楽譜がめくれてしまったり落ちてしまったりすると、演奏が止まってしまう原因になります。
クリップや楽譜台を使って、しっかり固定しておきましょう。
譜めくりのタイミングを決めておく
楽譜を見ながら演奏する場合、譜めくりのタイミングが重要になります。
演奏の流れを妨げないよう、事前にめくる位置を決めておくか、ページ数が多い場合はコピーを使って並べるのも一つの方法です。
視線の動きを練習しておく
楽譜を見ながら弾く場合、鍵盤と楽譜の両方に適度に目を配る必要があります。
本番で焦らないよう、練習の段階から視線の移動に慣れておくことが大切です。
まとめ

ピアノ発表会で楽譜を見ながら弾くことは、緊張を和らげたり、ミスを減らしたりするメリットがありますが、表現力が制限されたり、演奏に集中しづらくなったりするデメリットもあります。
発表会の方針や自分の演奏スタイルに合わせて、暗譜するか楽譜を見ながら弾くかを決めましょう。
どちらの方法を選ぶにせよ、しっかり準備して、本番で自信を持って演奏できるようにしましょう。