子どものピアノ発表会が近づくと、リハーサルの案内が届くことがありますよね。
正直、「発表会のリハーサルって必要なのかな?本番だけでいいんじゃない?」と思ったこと、ありませんか?
私も最初はそう感じていました。
でも、実際に子どもと一緒にリハーサルに参加してみたら、その大切さをすごく実感しました!
今回は、ピアノ発表会のリハーサルに参加するメリットや、親子で気をつけたい心構えについて、私と娘の体験談を交えながらご紹介します。
目次
ピアノ発表会のリハーサルが開催!参加は必要?

我が家の娘は4歳(年中)の時に初めてのピアノの発表会に参加したのですが、本番の1週間前にリハーサルがありました。
娘の通うピアノ教室の生徒数は約20人。
リハーサルの時間はおよそ2時間で、参加は任意とのことでした。
単純に計算しても、子ども1人あたりの持ち時間は約6分。
実際にピアノを弾ける時間は、もっと少ないでしょう。
たった6分の練習のために大きなホールに出向くのも…。
発表会プログラムに親子連弾があったので、私自身のためにグランドピアノで弾いておきたい気持ちはあるものの、
- 4歳の娘が2時間も飽きずに耐えられるかな…
- 他の人の演奏を聴いてしまうと本番がつまらなく感じてしまうんじゃ…?
- 他の人の演奏が上手すぎて娘が怖気づいたらどうしよう
と、娘のことを考えると、参加することに消極的。
しかし、ちょうどその日に6歳息子がパパとお出かけすることになり、特に他の予定もなかったので4歳娘と2人でリハーサルに参加してみることにしました。
ピアノ発表会のリハーサルに参加するメリット

会場の雰囲気に慣れることができる
子どもにとって、ピアノ発表会の会場は普段のレッスン室とはまったく違う場所。
広いステージ、大きなピアノ、たくさんの客席…。
発表会が初めてだと、その雰囲気に圧倒されてしまうこともあります。
うちの子もリハーサルで初めてステージに立ったとき、ちょっと固まっていました。
でも実際にピアノに触れてみたり、歩き方を練習したりするうちに、だんだんリラックスしてきたんです。
本番前に「場慣れ」ができたことは、本当に大きかったと思います。
発表会本番の流れを知ることで安心できる
リハーサルでは、ステージへの出入りの仕方やおじぎのタイミングなど、当日の細かい流れも確認できます。
娘は4歳の時の発表会では短いソロ曲が3曲だったのですが、
- 「最初にステージ中央でお辞儀をしてピアノを弾き、弾き終わったらお辞儀はせずに降段」
- 「1曲弾き終わったら手を膝に置いて3秒数えて次の曲を弾く」
- 「降段した後は客席の保護者が居る場所に向かう」
など、発表会ならではのルールも確認。
特に小さい子にとって、「本番で何からすればいいかわからない」というのは大きな不安。
リハーサルで一度経験しておくことで、子どもも安心して本番に臨めます。
親の私も「こういう流れなんだ」とわかって、当日のサポートがしやすくなりました。
大きなホールでの音の響き方を体験できる
家のピアノやレッスン室と、発表会場のピアノでは、音の響き方が全然違います。
リハーサルで実際に弾いてみると、
- 「思ったより音が広がる」
- 「ペダルの感覚が違う」
など、気づくことがたくさん。
うちの子も、最初はタッチが強すぎたり、譜面台がいつもより高かったりと色々と戸惑ったりしていましたが、リハーサルを通して少し調整できました。
ピアノ発表会のリハーサルに参加する際の心構え

本番のつもりで参加する
リハーサルとはいえ、できるだけ本番に近い気持ちで臨むのがポイントです。
服装もできれば本番に近いものを着て、靴の歩きやすさなどもチェックしておくと安心です。
我が家の娘は発表会当日にカチューシャを付ける予定でしたが、リハーサルの際に想像以上に嫌がってしまったので、本番はヘアスタイルを変更しました。
また、ドレスのパニエがふわふわしすぎて座りにくかったようで、本番までの1週間でドレスの裾を綺麗にあしらって椅子に座る練習もしました。
リハーサルで事前に試しておいて本当に良かったです。
失敗してもOK!と思っておく
リハーサルで失敗しても全然大丈夫。
むしろ、ここで失敗しておいた方が、本番への対策ができます。
うちの子もリハーサルでは間違えました。
それどころか暗譜が飛んだようで、パニックになっていました。
そのおかげで「本番はここ気をつけようね」と具体的にアドバイスできました。
親もリラックスすること
子どもは親の緊張を敏感に感じ取ります。
リハーサルのときは親もなるべく笑顔で、どーんと構えておきたいですね。
リハーサル後にやっておきたいこと

リハーサルが終わったらそのままにせず、ぜひ子どもと感想を話し合ってみてください。
「ステージどうだった?」
「ピアノの感じはどうだった?」
など、まずは子どもの気持ちをたくさん聞いてあげるのがおすすめです。
うちの子も、最初は
「ちょっと緊張した〜」
と言っていましたが、よくよく話を聞くと、
「思ったよりピアノの音が大きくてびっくりした」
など、細かい気づきがたくさんありました。
こうした気持ちを共有するだけでも、子どもは気持ちが整理されて、本番に向けて前向きになれるんですよね。
もしリハーサルでうまくいかなかった部分があっても、あまり否定せず、
「ここで気づけてよかったね!」
とポジティブに声かけしてあげるのがポイントです。
「次はこうしてみようか」と一緒に作戦を立てると、子ども自身も本番への自信につながります。
リハーサルはあくまで本番へのステップ。
失敗も成功もすべてを力に変えて、親子で楽しい発表会を迎えられるといいですね♪
まとめ

ピアノ発表会のリハーサルは、ただの練習ではなく、子どもにとって大事な「本番への準備」の時間だと実感しました。
会場の雰囲気に慣れたり、流れを確認したりすることで、子どもも親も安心して発表会当日を迎えられます。
リハーサルではうまくいかないこともあるかもしれませんが、それもまた大切な経験。
「失敗しても大丈夫!」という気持ちで、あたたかく見守ってあげたいですね。
親子で楽しく発表会を迎えられるよう、リハーサルを上手に活用していきましょう!