「うちの子と同じ年の子なのに、どうしてあの子はあんなに弾けるの?」
ピアノ教室でふとそんな思いを抱いたことはありませんか?
もちろん、子ども本人の興味や個性も大きな要因ですが、実は「家での関わり方」がとても大きな差を生みます。
この記事では、ピアノが上手な子の親がしている日々のちょっとしたサポートや声かけの工夫を紹介します。
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目次
ピアノが上手な子に共通する「家庭での環境」

まず、ピアノの上達の早い子に共通しているのは、“練習をするのが当たり前”の雰囲気があること。
それは、ピアノ専用部屋や高級な楽器がある…という話ではなくて、
- リビングの一角にピアノがあり、生活の中に自然に音がある
- 毎日“歯磨きと同じくらい当たり前に”ピアノに向かう習慣がある
- お母さん(もしくは家族)がピアノを弾く様子を温かく見守っている
といった、「ピアノ練習=特別なことじゃない」という空気感なんです。
子どものピアノの上達を支える「親のかかわり方」5選

練習の“管理役”ではなく“応援団”になる
つい言ってしまいがちな、
- 「早くピアノを練習しなさい!」
- 「また間違えてる…」
こうした声かけは、子どもにとってプレッシャーになりがち。
上達している子の親は、“監督”というより“応援団長”のような存在です。
関連記事はこちら▶子供のピアノ練習中につい親が口出ししてない?穏やかに見守るメリットと適切なサポート方法
代わりにこんな声かけを
- 「今日のここ、きれいに弾けてたね!」
- 「昨日よりリズムがしっかりしてきたね!」
「ちゃんと見てるよ」という気持ちが、子どものやる気を育てます。
練習時間を“生活のルーティン”に組み込む
「気が向いたら練習する」ではなく、
- 「ごはんの前に10分」
- 「お風呂の前に10分」
といった毎日の練習の時間帯を固定すると、習慣になりやすくなります。
ポイント
最初から「毎日30分練習!」などと、決めすぎないこと。
「まずは5分」から始めるとハードルが下がります。
一緒に“聴く人”になる
ピアノは孤独な習いごと。
でも、お母さんが“観客”になってくれるだけで子どもは大喜び。
例えばこんな関わり方
- 毎日の練習後に「今日の発表会タイム」として1曲だけ披露してもらう
- 間違えても止めない。まずは聴くことに徹する
- 「好きなところだけ弾いていいよ」と自由な演奏もOK!
上達ではなく“努力”に注目する
テクニックや正確さばかりを褒めていると、子どもは「失敗=ダメ」と思ってしまいがち。
むしろ、努力や姿勢に注目する声かけが、子どもの自己肯定感を育てます。
声かけの例
- 「毎日練習続けてるの、すごいね!」
- 「自分で譜読みしようと頑張ってたね」
- 「わからないところを先生に質問できたの、かっこいいよ」
小さな“ごほうび”で気分を上げる
モチベーションアップのためには、目に見えるご褒美もときには効果的です。
ごほうびアイデア
- 練習カレンダーにシールを貼る
- 1週間続けたら好きな曲のリクエスト権ゲット!
- 「今日はYoutubeで動画見てもOK!」などのちょっとした楽しみも◎
▼我が家では娘の大好きなすみっコぐらしのシールを貼っています♪
ピアノが上手な子の親が「していないこと」

意外と大事なのが、“やらないこと”の選択。
無理やり練習させる
嫌々やっても、ピアノ嫌いの原因に。
やる気がない日は思い切ってお休みもアリ。
他の子と比べる
「あの子はもうこの曲弾いてるのに…」
はNGワード。
子どもは“自分なりのペース”で進めばOK。
ミスを細かく指摘しすぎる
細かく言いすぎると、自信をなくしてしまいます。
まずは“できたこと”を一緒に喜ぶスタンスで。
関連記事はこちら▶ピアノ練習中の親子バトルを防ぐ方法!楽しく続けるためのコツとは?
まとめ|ピアノ上達のカギは「親の関わり方」

子どものピアノ上達には、特別な知識や技術よりも日々の親のちょっとした声かけや、見守りの姿勢がカギになります。
- 練習の習慣づけ
- 努力への共感
- さりげない応援
- 比べない姿勢
これらを意識するだけで、子どもは「ピアノって楽しい!」「練習頑張ってみようかな」と思えるようになります。
ピアノを通して、親子の会話や成長の時間が増えていく。
それが、いちばん素敵な「上達の秘訣」なのかもしれませんね♪