【保存版】ピアノ教本の順番は?子どものレベルに合わせた選び方と進め方ガイド

「子どもにピアノを習わせたいけど、どの教本を選べばいいの?」
「いろんな教本があるけど、順番って決まってるの?」

そんな疑問を持つパパママ、多いのではないでしょうか。

実は、ピアノ教本は順番と選び方がとても大事。

ここを間違えると、子どもが「つまらない」「むずかしい」と感じて、ピアノ嫌いになってしまうことも…。

この記事では、ピアノ初心者の子ども向けに教本をどんな順番で進めたらいいのか、実際の教本の特徴や選び方、注意点も含めて丁寧に解説します。

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子どものピアノ教本には「王道の流れ」がある

子ども向けのピアノ教本は多種多様ですが、基本的な流れは以下のように段階的になっています。

【ステップ1】音符・リズム・鍵盤配置を学ぶ

→《導入期》:ピアノを楽しく知るための時期

使用例:

  • 「ピアノひけるよ!ジュニア」シリーズ
  • 「バーナム ピアノテクニック ミニブック」
  • 「うたとピアノの絵本」シリーズ

【ステップ2】簡単な両手奏へステップアップ

→《初級前半》:リズム、ドレミ、指番号を意識しながら弾く練習

使用例:

  • 「ぴあのどりーむ①〜③」
  • 「オルガン・ピアノの本①〜②」
  • 「バスティン ピアノベーシックス」シリーズ
  • 「子どものバイエル上巻」

【ステップ3】音域を広げて両手をしっかり使う

→《初級後半〜中級》:強弱、表現、音楽的な演奏にチャレンジ

使用例:

  • 「ぴあのどりーむ④〜⑥」
  • 「オルガン・ピアノの本③〜④」
  • 「ブルグミュラー25の練習曲」
  • 「こどものハノン」
  • 「こどものバイエル下巻」

子どもに合ったピアノ教本を選ぶ3つのポイント

【1】年齢・発達段階に合っているか

同じ「初心者向け」と書いてあっても、年齢によって理解できる内容は異なります。

  • 3〜5歳:絵やお話つきで楽しく弾けるものが◎
  • 6歳以上:少しずつ文字や楽譜の理解も進むので、本格的な譜読みも可能に

📌おすすめ:

「うたとピアノの絵本」→未就学児にぴったり
「ぴあのどりーむ」→年長〜小学生に人気

【2】子どもの性格に合っているか

  • 細かい練習が好き → バーナムやハノン系
  • 弾いて楽しみたい → 童謡や知っている曲が載っている教本

📌おすすめ:

「バスティン」→カラフルな楽譜と楽しい絵でモチベUP
「ピアノひけるよ!ジュニア」→知っている曲が多く、弾くのが楽しくなる

【3】先生(指導者)と相談して選ぶ

もしピアノ教室に通っている場合は、先生の方針と教本の選び方が一致しているかどうかを確認しましょう。

「家ではこの本、教室では別の本」というスタイルもアリですが、混乱しないよう進行度や内容に一貫性を持たせることが大切です。

代表的な子ども向けピアノ教本の特徴とおすすめ順

【導入期〜初級】

教本名特徴おすすめポイント
ピアノひけるよ!ジュニアひらがな多め、知ってるメロディはじめてのピアノにぴったり
バスティン(プリマーA,B)色が豊富、CD音源ありリズム感・読譜力が自然に育つ
ぴあのどりーむ①〜クラシック寄りの構成正統派の教本。発表会にも◎
オルガン・ピアノの本地味だが基礎力がつく指の形、読譜力が鍛えられる

【初級後半〜中級】

教本名特徴おすすめポイント
ぴあのどりーむ④〜⑥両手奏が本格的に曲に表情をつける力が育つ
ブルグミュラー25初めての“練習曲”として人気表現力・音楽性を育てる名曲揃い
こどものハノンテクニック重視手指の訓練に効果的(短時間でOK)

教本は「1冊だけ」より「複数併用」が効果的

ピアノ学習では、以下のように目的別に教本を分けて併用するのが一般的です。

  • 🎵 メイン教材:曲を弾く楽しさを感じる本(例:ぴあのどりーむ)
  • テクニック教材:指の動きや音のコントロール力をつける本(例:バーナム)
  • 📖 ワークブック系:楽典(音符・リズム・記号など)を学ぶ本

📌組み合わせ例:

「ぴあのどりーむ①」+「バーナム導入」+「ピアノのワークブック①」

このように偏りなく学べる構成にしておくと、子どもの成長に合わせたサポートができます。

よくある質問(Q&A)

Q. 教本はどのくらいのペースで進めればいい?

A. 子どもによって違いますが、1冊を3か月〜半年くらいで終了するペースが理想的。
ただし「弾ける=終わり」ではなく、「理解しているか」「楽しんでいるか」も大切に。

Q. 市販の楽譜(ジブリやディズニー)はいつから?

A. 基本的な読譜ができるようになったらOKですが、
無理に早く取り組むと「耳コピ弾き」に頼りがちになるので注意。
教本での基礎固めをしながら、1曲ご褒美的に取り入れるのがおすすめです。

まとめ|教本選びは「子どもが楽しく続けられるか」がカギ!

ピアノ教本は、ただ順番通りにやればいいわけではありません。

お子さんの年齢・性格・発達に合った教本を選び、「無理なく・楽しく」続けることが最大のポイントです。

最初の一冊選びでつまずかないよう、迷ったら「楽しく弾けそうか?」「絵がわかりやすいか?」と、子どもの反応を見てあげてくださいね。

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