こんにちは。「ゆるピアノはじめました♬」へようこそ。
今回はちょっと趣向を変えて、ゲーム音楽とクラシックの架け橋とも言える“ある有名曲”についてご紹介します。
それは…テトリスのBGM!
実はこの曲、ロシアの民謡が元になっているってご存じでしたか?
子どもの頃に聞いたことがある方も多いはず。
私も昔ゲームボーイで夢中になっていた1人です(笑)
本記事では、その原曲「コロベイニキ」とは何か、どうしてテトリスに使われたのか、著作権的にどうなっているのかまで、ピアノ好きな目線で楽しく解説していきます🎵
目次
テトリスのBGM=「コロベイニキ」ってどんな曲?

テトリスといえば、あの軽快なメロディが印象的ですよね。
その曲の原曲は、「コロベイニキ(Korobeiniki)」という19世紀のロシア民謡です。
↓原曲はこちら🎵
この曲、実はもともと「物売りの青年と農家の娘の恋模様」を描いた民謡。
ちょっと意外なテーマですよね。
メロディはどこか民族的で、テンポもリズミカル。
ピアノで弾いてもすごく楽しい曲なんです。
なぜこの曲がテトリスに?~起用の経緯と理由~
テトリスは、もともと1984年に旧ソ連(現在のロシア)で生まれたゲームです。
その後、1989年にゲームボーイ版テトリスが発売された際、BGMとして「コロベイニキ」が採用されました。
この選曲は、開発元の任天堂が「ロシア発のゲームにはロシア民謡がぴったりだよね」という理由で選んだそう。
このアレンジを手がけたのは、日本の作曲家・ヒロユキ・コダカ(古代祐三)氏。
「Type A」と呼ばれるあのBGMが、この民謡の現代風アレンジです。
ピアノで弾くと意外とテンポが速くて難しいですが、弾きごたえバッチリです🎹
著作権はどうなってる?~民謡・アレンジの扱い~

「コロベイニキ」は、もともとロシアの古い民謡なのでパブリックドメイン(著作権切れ)になっています。
つまり、原曲そのものは誰でも自由に使える状態です。
ただし、テトリスで使われているアレンジ版のBGMは別。
これは新たに作られた音楽作品なので、アレンジャーや制作会社に著作権があります。
たとえばYouTubeで「テトリス風BGM」を投稿するときなどは、この点に注意が必要。
ピアノ演奏も「アレンジをそのままコピー」すると著作権的にNGな場合もあるので、少しだけメロディや伴奏を変えると安心です。
「コロベイニキ」のアレンジ・カバー集
この曲はテトリス以外にも、さまざまな形で親しまれています。
たとえば…
- 任天堂の「スマブラ」シリーズでアレンジバージョンが登場
- ピアノアレンジ、クラシック風、ジャズ風、メタル風まで幅広い!
- 私も練習中の「中級者向けピアノアレンジ」もあって楽しいです♪(「ゆるっとピアノ日記」参照)
YouTubeには素敵な演奏がたくさんありますので、気になる方はぜひ検索してみてくださいね。
🎹「Korobeiniki Piano」などで調べると色々出てきます。
【番外編】「重音テト」とテトリス、名前が似てるけど関係あるの?

最近、「重音テト(かさねテト)」というキャラクターをSNSや動画サイトで見かけることが増えました。
ピンクの髪にツインドリル、明るい歌声…
一度聴いたらクセになる、ボーカロイド風の人気キャラです。
そんな「重音テト」、
名前がテトリスの“テト”と似てる!
と思った方もいるかもしれません。
結論からいうと、「重音テト」と名前の由来として「テトリス」は直接的な関係はありません。
でも、「ちょっとした繋がり」や「言葉遊び的な共通点」はいくつかあるんです🎵
「重音テト」って誰?
まずは簡単におさらい。
重音テトは、もともとエイプリルフールのネタとして2008年に登場したキャラクター。
初音ミクなどと同じように歌声を合成して楽曲を作れる「UTAU(ウタウ)」というソフトで人気になりました。
名前の由来は、「重ねた音を響かせる」という意味を込めて「重音(かさね)」+「テト(Teto)」。
ちなみに「テト」は、フランス語の「tête(頭)」や「テトリス」っぽい響きから取ったとも言われていますが、公式には明言されていません。
「テトリス」と名前が似てる理由は?
テトリスの名前の由来は「テトロミノ(4つの正方形でできたブロック)」+「テニス(開発者の好きなスポーツ)」の造語です。
つまり「テトリス(TETRIS)」の「テト」は数字の4(テトロ)に関係していて、重音テトの“テト”とは別ルートのネーミングなんですね。
でも、語感が似ていることで
「重音テト=テトリスから来てるの?」
「テトリスのキャラだった?」
と思われがちなことも確か。
実際には偶然似ているだけなのですが、音楽好き・ゲーム好きの人たちの間ではちょっとした「共通ネタ」として親しまれています♪
音楽的な“つながり”はあるかも?
興味深いのは、どちらも「音とリズム」に深く関わっているという点。
- テトリスは、ゲームのテンポに合わせてBGMが流れ、操作も音楽的。
- 重音テトは、歌声合成ソフトを通じて音楽そのものを作り出す存在。
しかも最近は、「テトリス風BGM」を重音テトでカバーした動画や、逆に「重音テトの曲をピアノアレンジしてみた」など、両者を融合させたファン作品も多数登場しています。
どちらも「遊び心のある音楽表現」という点で、親和性が高いのかもしれませんね🎹✨
ピアノで重音テトを楽しむには?
実は、重音テトが歌う楽曲にもピアノアレンジにぴったりな名曲がたくさんあります。
たとえば…
- 「吉原ラメント(重音テトVer.)」
- 「おちゃめ機能」
- 「もしも重音テトがオリジナル曲を歌ったらシリーズ」
など、切ない系・アップテンポ系どちらも魅力的。
YouTubeで「重音テト ピアノ」や「UTAU ピアノ」で検索してみると、ステキな演奏動画がたくさん出てきますよ🎵
おうち練習や趣味の1曲としてもおすすめです。
番外編まとめ
「重音テト」と「テトリス」には直接の関係はないけれど、音楽を通して不思議な共通点がたくさんありました。
どちらも世界中のファンに愛され、クリエイティブな音楽が次々と生まれているという意味では、同じ“音の世界の住人”と言えるかもしれませんね。
ピアノというフィルターを通して、ゲーム音楽やボーカロイドに触れるのも、また楽しいものです♬
テトリスBGMはゲーム音楽史に残る名アレンジ

「テトリスのBGMって、ロシア民謡だったんだ!」
と知ると、ちょっとした驚きがありますよね。
音楽って、思わぬところで文化と文化をつなぐ橋になっているんだなと改めて感じました。
私のように、ゲームをきっかけにピアノを好きになった人も多いかもしれません。
ピアノのレパートリーに「コロベイニキ」を加えてみるのも面白いですよ🎵
ちょっと難しいけど、テンポよく弾けたら達成感も大きいです!
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