【年数別で解説】ピアノは何年でどれくらい弾ける?初心者が曲を弾けるまでの目安と上達のコツ

こんにちは🎵

このブログ「ゆるピアノはじめました♬」では、趣味としてピアノを楽しんでいる私とピアノ教室歴1年と少しの娘の日常、そして音楽の楽しさを子育て目線でお届けしています。

「ピアノを始めたら、どれくらいで曲が弾けるようになるんだろう?」

自分で始める方も、子どもに習わせようか考えている保護者の方も、気になるのが“上達までの目安”ですよね。

実は、ピアノは1年目から簡単な曲を楽しめる楽器

そして続けることで、クラシック・J-pop・アニメソングなど、どんどん弾ける世界が広がっていきます🎵

このページでは、ピアノは何年でどんな曲が弾けるようになるのかを【年数別】に解説!

我が家(母と娘)の体験談も交えて、上達までの道のりと練習のコツをお伝えします。

目次

ピアノは何年でどこまで弾ける?【ざっくり目安を解説】

1年目:音符が読めて、片手でメロディが弾ける

  • ドレミファソの位置が分かるようになり、簡単な楽譜が読めます。
  • 簡単な童謡やアニメソングのメロディを、片手で弾けるようになります。

両手の演奏にチャレンジし始め、タイミングを合わせたり音の高さを理解したり…。

1年目は「基礎づくりの年」です。

📖わが家の体験談:娘の場合

3歳でピアノを始め、1年後の発表会では「ロンドン橋落ちた」など3曲を演奏。

連弾ではディズニーの曲にも挑戦しました。

教材は「こどものバイエル上巻」をちょうど終えたくらいです。

関連記事▶3歳年少のピアノレッスン完全ガイド!1年間の成長記録と娘が実際に使用したおすすめ教本

保護者のサポートポイント

  • 「音符が読めたね!」
  • 「片手でここまで弾けたね!」

と、“できたこと”に目を向けてたくさん褒めてあげましょう。

2〜3年目:両手でスムーズに!簡単な曲は弾けるように

  • 両手でリズムよく演奏できるようになります。
  • ピアノの楽しさが分かり始める時期でもあります。

だんだん両手の演奏に慣れ、リズムのある曲も弾けるようになってきます。

このあたりから、「ピアノを弾くのが楽しい!」という気持ちが芽生えてくる子も多いです。

この時期に弾けるようになる曲の例

  • 『エリーゼのために』の一部(簡易アレンジ)
  • 『となりのトトロ』や『パプリカ』などのポップス
  • 発表会用の少し長めのクラシック曲

📖筆者の体験談:子ども時代(小学生)

私は小学生のころ3年間ピアノを習い、発表会で「エリーゼのために」を原曲で弾きました。

「少し難しいかもよ?」と先生に言われましたが、発表会のために一生懸命練習し、なんとか弾くことができました。

この時期の注意点

成長が見えやすい時期でもありますが、「他の子と比べないこと」がとても大切。

一人ひとりペースは違って当たり前です♪

関連記事はこちら▶子供のピアノ練習中につい親が口出ししてない?穏やかに見守るメリットと適切なサポート方法

4〜5年目:クラシックやポップスの有名曲にもチャレンジ

  • 指の動きがスムーズになり、強弱やテンポの表現もできるように。
  • 弾ける曲の例:ブルグミュラー後半、エリーゼのために、やさしめのショパンなど

基礎が安定してくると、ようやく「ピアノらしさ」が出てくる時期に。

音の強弱、テンポの変化など、“気持ちを込めた演奏”ができるようになってきます。

この時期の特徴

  • ソナチネやソナタにチャレンジできる
  • コンクールやグレードテストに挑戦する子も増える
  • 自分で「この曲弾いてみたい!」と意欲的になる子も

保護者のかかわり方のヒント

弾く技術だけでなく「聴く力」も育てましょう。

発表会後は「がんばったね!どんな気持ちで弾いたの?」と感想を聞いてみるのも◎

📖筆者の体験談:大人になって再開後

趣味で再開して1年。

今では「千本桜」など中級アレンジのJ-popを30分×1ヶ月くらいの練習で弾けるようになりました。

6年以上:難易度高めの曲・コンクールも視野に!

  • 高度なクラシックやポップスにも挑戦できるレベルになります。
  • 表現力やアレンジの幅も広がり、コンクール参加や作曲に挑戦する人も。

ここまで来ると、もう立派な“ピアノ経験者”

譜読みも早くなり、難しい曲でも自分のペースで仕上げられるようになってきます。

この時期に弾けるようになる曲の例

  • ソナタ(ベートーヴェン、モーツァルトなど)
  • 映画音楽やジブリの原曲に近い難易度のアレンジ
  • ショパンなどの有名なクラシック小品

この時期の特徴

  • 感情表現が豊かになる
  • 自分で曲を選び、練習を組み立てる子も
  • 「将来ピアノを続けたい」と言い出す子も!

ピアノを続けるコツ

小学校高学年〜中学生になると、部活や塾で忙しくなり、やめてしまう子も多くなります。

無理に練習時間を取るよりも、「週2〜3回だけでもピアノ練習を続ける」スタイルでOK。

細く長く続けることが、ピアノの魅力を深める近道です♪

ピアノが弾けるようになるための練習習慣とは?

ピアノは“コツコツ型”の楽器。

たくさん練習した日があっても、継続しなければなかなか上達しません。

逆に言えば、短時間でも続けることで、確実に上達できるということ。

ここでは、弾けるようになるために大切な「練習の習慣づくり」について、ポイントを3つに分けてお伝えします。

“時間より頻度”を大事にする

ピアノの練習は、毎日5〜10分でもいいから続けることが大事です。

週末にまとめて1時間よりも、1日10分を毎日続けたほうが、指の動きや音感が定着しやすくなります。

たとえば幼児や小学生のうちは集中力もまだ短いため、「練習=短く楽しく」を意識することがポイント。

お風呂前や夕飯前など、“いつもここでピアノを弾く”という時間と習慣をセットにすると、ぐっと続けやすくなります。

関連記事▶親子で楽しむピアノ練習!効果的な練習法と練習時間の管理術

「やらせる」より「一緒にやる」のがコツ

「練習したの?」「まだなの?」と声をかけるよりも、親子で一緒に楽しむ姿勢がピアノ習慣のカギになります。

たとえば…

  • 子どもが練習している間に、そばで一緒に楽譜をのぞく
  • 「今日のここ、すごく上手だったね!」と具体的にほめる
  • 親子連弾や、弾いた曲を家族に聞かせる“プチ発表会”をする

…といった関わり方が、子どものモチベーションを大きく後押しします。

親が楽しんでいる姿を見せることこそ、最高のサポートです。

関連記事▶子どものピアノ練習が大変!親ができるサポート方法とは?

できたことをちゃんと「見える形」で認めよう

練習を習慣化させるうえで、「上達した!」を実感できる工夫も大切です。

例えば以下のような工夫が効果的です:

  • 練習シールやカレンダーで“毎日のがんばり”を見える化
  • 簡単でも動画を撮って、成長記録として残す
  • できた曲は、どんどん家族に披露してあげる

「上手に弾けたね!」と声をかけるだけでもいいですが、形に残すことで“自分はできてる”という自信がぐっと強くなります。

\練習習慣のゴールは「練習が日常になること」/

最初のうちは「練習しようね」と声かけする必要がありますが、だんだんピアノが日常の一部になってくると、自分からピアノに向かうようになります。

そのためにも、「弾かなきゃ…」ではなく「ピアノ、楽しい!」と思える工夫をしていきましょう。

年齢や個人差はピアノの上達にどれくらい影響する?

ピアノは“努力が実を結びやすい”楽器です。

でも実際に習い始めてみると、

「同じくらいの年齢なのに、うちの子と進み方が全然違う…」

と感じることも。

ここでは、年齢や個人差がどのように影響するかを、子どもと大人それぞれの視点から解説します。

子どもは「覚えが早い」けれど、集中力にムラがある

子ども、とくに未就学児や小学校低学年のうちは、耳も指もぐんぐん吸収できる時期です。

音感が自然に身につきやすく、リズム感も遊びの中で育っていきます。

関連記事▶ピアノは知育に効果あり?子どもの脳を育てるメリットと子どもが楽しく続けるコツ

ただしこの時期の特徴は、集中力にムラがあること

今日は10分弾けたけど、明日は2分で飽きちゃう…なんてこともしょっちゅうです。

でも、これはごく自然なこと。

「毎日ちょっとでもピアノに触れること」を目標にすれば、少しずつ“ピアノが日常の一部”になっていきます。

大人は「理解力」が強み。でも指の動きに時間がかかることも

一方で、大人からピアノを始める場合、理屈で理解する力や「こうなりたい!」という目標意識がはっきりしている点が強みです。

ただし、手指の柔軟性や独立性は、年齢とともに衰えやすいため、指がなかなか思い通りに動かない…と感じることもあります。

でも安心してください。

これは慣れと筋トレのようなもので、続けるうちにちゃんとついてきます

上達には“向き不向き”より“積み重ね”が効く

「うちの子、向いてないのかな…?」
「私はもう遅いのかな…?」

そんなふうに感じてしまうこともありますが、ピアノに関しては“積み重ねがものを言う”世界です。

1日10分でも毎日続けた人と、たまに1時間やる人では、半年・1年後の成長に大きな差が出ます。

年齢やスタート時期に関係なく、「続ければ弾けるようになる」のが、ピアノのいちばんの魅力です🎵

それでも伸び悩むときは?見直したい3つのポイント

どんなにコツコツ頑張っていても、「最近なんだか進んでないかも…」と感じる時期はあります。

そんな時は、以下のポイントをチェックしてみましょう。

練習メニューが単調になっていない?

毎日同じ曲ばかり、同じやり方だけで練習していると、脳が刺激に慣れてしまい成長が鈍化することも。

  • 少し背伸びした曲を1小節だけ挑戦してみる
  • リズム遊びや初見演奏を取り入れてみる

など「変化のある練習」が効果的です。

“できた!”の達成感を感じられている?

練習のゴールが見えないと、モチベーションが下がりがち。

発表会・動画撮影・家族の前でのお披露目など、「誰かに聴いてもらう」機会を設けるだけでも意欲がグンと上がります。

ちょっと休むのもアリ◎

頑張りすぎて疲れてしまったときは、思い切って数日ピアノから離れることも大切です。

少し休んでリフレッシュしたあと、ふとピアノを弾いてみたら「前より弾けてる!」と感じることもよくあります。

上達が止まったように感じるのは、成長の“手前”であることが多いです。

焦らず、自分のペースで続けていきましょう!

子どもがピアノを長く続けるための保護者の関わり方

ピアノを習い始めたお子さんが、3年・5年・10年と長く続けていけるかどうか

そのカギを握っているのは、実は「保護者のかかわり方」にあるかもしれません。

どんな声かけが子どものやる気を引き出し、練習を“楽しい時間”にできるのか?

我が家での実体験も交えながらご紹介します🎵

「練習した?」より、「一緒に聴いていい?」の声かけを

よかれと思って毎日「練習した?」と声をかけていたら、ある日ふいに「うるさい!」と返された…というのは、よくある話。

子どもにとって「やらされてる感」があると、ピアノ=面倒なものというイメージが定着しがちです。

そんなときは、

「今日の曲、ちょっとだけ聴かせて?」
「楽譜、一緒に見てもいい?」

といった“見守る・寄り添う”スタンスの声かけに変えるだけで、ピアノへの気持ちがグッと変わります。

関連記事▶ピアノが上手な子の母親は何をしている?練習サポート&声かけのコツ

一緒に連弾したり、拍をとってあげたり。関わり方はたくさん!

ピアノは、基本的に「ひとりで練習する楽器」。

でも、だからこそ誰かと“音”でつながる時間が、子どもにとっては大きな楽しみになります。

たとえば──

  • 保護者が左手を弾いて、子どもが右手を弾く“連弾ごっこ”
  • 手拍子でリズムをとってあげる
  • できた曲をスマホで録音して、あとで一緒に聴いてみる

こうした関わりを通して、ピアノの時間が「家族との楽しい思い出」になると、自然と続いていきます。

関連記事▶ピアノ発表会の親子連弾は初心者同士でも大丈夫?選曲・練習のコツと本番で失敗しないポイント

「発表会」や「録音」は、やる気がグンと伸びるチャンス!

人前で演奏することに抵抗があるお子さんもいますが、ちょっとした“目標”があると練習の意味が明確になります。

  • 教室の発表会やおさらい会
  • おうちでのミニコンサート
  • 家族に見せるための動画撮影

など、「弾いたら誰かに喜んでもらえる」という実感が、モチベーションにつながります。

終わったあとで「◯◯が上手だったね!」と具体的にほめてあげると、自信と達成感がどんどん積み重なっていきます。

“習い事としてのピアノ”を越えて、“人生の一部になるピアノ”へ。

その変化を見守る時間こそ、親にとっても特別な宝物になるはずです。

よくあるQ&A

Q. 両手で弾けるようになるのはいつごろ?

→ だいたい半年〜1年目くらいから。個人差がありますが、片手ずつの練習をしっかりやると早く両手がそろいます。

関連記事▶ピアノが両手で弾けない…初心者におすすめの練習ステップとコツを丁寧に解説

Q. 発表会には何年くらいで出られる?

→ 初心者向けの発表会なら、1年目でも出られます!我が家の娘も1年目で3曲演奏しました。

Q. 毎日練習しないとダメ?

→ 毎日が理想ですが、週3〜4日でもOK!とにかく“やめないこと”が一番大事。

関連記事▶ピアノ練習中の親子バトルを防ぐ方法!楽しく続けるためのコツとは?

まとめ|ピアノは“続けた年数”が力になる

ピアノは、1年目でも曲が弾けるようになる「楽しい楽器」。

でも、続けることで表現の幅がどんどん広がり、「音楽が好きになる」きっかけになります。

3年続けると、きっと音楽が人生の一部になります。

あなたやお子さんのペースで、ゆっくり、でも着実に楽しんでいきましょう🎵

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